機械式変速からDi2にアップグレード!

こんにちはつくばトベです。
今回、Di2へのアップグレード依頼を承ったので作業を簡単にまとめてみました。
電動シフトへのカスタムを検討されている方の参考になれば幸いです。
用品を揃えよう!
今回の実験台カスタムするのはエモンダSL5、機械式12段(シマノ105)で構成されています。
同じ105グレードなので、電動と機械式共用であるブレーキキャリパー、クランク、スプロケット(一部電動専用のものあり)は元々付いていたものをそのまま使います。

うん、いい色だ

電動化するにあたって必要な用品一式、写真にはありませんがバッテリーも必要になります。
新しい部品を組み付けるにあたって分解していきます。
配線の関係でBBも外します。

バッテリーがシートポストに入り、配線ケーブルを介して前後の変速機に給電されます。スラムならフルワイヤレスだから楽なんだけどなぁ・・・
ちょっとここで気になる重量測定(笑)してみました。
だって車体に付ける前にしかできないからやりたくもなるじゃないですか!ということでDi2と機械式で比べてみました!
①STIレバー

機械式、ブラケット上部が大きいのが特徴
機械式のSTIレバーは変速機構がブラケット上部に集中している関係で持った感じずっしりします。

Di2、ブラケット上部が小さく、握りやすい
Di2のレバーはラチェット機構がない分、機械式より細身で握りやすくなっているので、手の小さな方にオススメです。
上から見るとよくわかります。

左→Di2 右→機械式
前後ディレーラー

105機械式FD

105Di2FD
Di2はモーターが入っている関係でどうしても重くなってしまいます。
これはしょうがない。

機械式RD

Di2RD 持った瞬間ズシッときます。
重量が一番顕著なのはリアディレイラーだと感じます。
リアディレイラーに充電ポートや制御ユニットが詰め込まれています。
組付け開始
元の部品をすべて外し終わったので新しい部品を取り付けていきます。
肝心な作業中の写真取り忘れてもうた・・・(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵
・・・すみません、組付後の写真を御覧ください・・・

12速Di2になってからブラケットが内向きになり、エアロポジションが取りやすくなりました

機械式だとワイヤーが弧を描くように通っていましたが充電ケーブルは外にせり出ないので若干のエアロ効果も?
機械式だとレバーをグイッと押し込んで変速しますが、Di2はPCのマウスをクリックする感覚で変速します。
特に前の変速は力がいるので、電動にされると今までのは何だったんだろうという感覚になります(笑)
さらにさらに今回はホイールもアップグレードしています!
今回は漕ぎ出しが軽く、登坂性能に優れたミドルグレードホイール「Aeolus PRO37(アイオロスプロ)」を選択。
余談ですが私はこの名前を初めて聞いた時に聖◯士◯矢じゃん!と思いました笑(世代ではない)
軽さがウリのエモンダにはナイスチョイス!
タイヤはグリップに優れたIRCのASPITE PRO(アスピーテ プロ)
コーナーも果敢に攻められる!(はず)
そして気になる重量は!?
組み換え前の重量はメーカー公式だと56サイズで8.87KGですが(今回は50サイズなのでもう少し軽いと思われる)・・・
そこまで変わらない結果になりました。
おそらくバッテリーやディレーラー内部のモーター等の重量で大きな変化がないと思われます。
だ が し か しエモンダSL5は標準で付いてくる部品は基本アルミ製のものです。
つまりは・・・ハンドルバーやシートマストキャップ、サドルを変えればもっと行ける!ということになります笑
(電動変速に換装していればRSLハンドルバーも取り付け可能)
今回かかった費用はおおよそ45万円くらいです。(使う部品グレードによって金額が変わります。)
納期は物がすぐに用意できて作業も立て込んでいなければおおよそ1週間程度で作業ができます!(商品の在庫状況、各店各スタッフの作業量によって前後します。)
アップグレードのご相談お待ちしております!