エモンダSLからSLRへフレーム交換~後編~
こんにちは、守谷店西山です。
前編の続き、エモンダSLRへのパーツ移植作業を行っていきます。
開封
箱にフレームが入っているはずなのに、空箱のように軽い。
中身はフレーム・フォーク・ヘッドパーツ・フレームパーツ・スルーアクスル・保証書などの書類。
新型エモンダは従来の圧入するBB90からねじ切り式のBBT47へ
メンテナンス性の向上・音鳴り防止に貢献します。
フレーム重量は760g(サイズ52cm)
コラムカット
まずは今まで乗っていたバイクと同じヘッドの高さに合わせるためコラムを切っていきます。
ズパッと切っておりますが、切ったら元に戻せないのでコラムカットの際はしっかりポジションを煮詰めてから切りましょう。
油圧ホース・シフトワイヤーカット
ハンドルの高さが決まったのでホース類の長さを決めていきます。
見える位置のホースが傷つかないように下からホースを通していきます。。
ホースは決められた位置に通すようになっているため、間違って通さないようヘッドを決めます。
ハンドル・シフトレバーを取り付け、ホース類の長さを決めます。
長さが決まったら一旦ホース類を引き抜き、ヘッドのグリスアップを行います。
ホースカット&取り付け。
油圧オイル充填
ここまでの工程でハンドル周り、ホース類取り付けが完了しました。
ここからブレーキの油圧オイルを充填していきます。
1.油圧ホースカット
※端面が斜めにならないように注意。
2.オリーブ(ホースが抜けるのを防ぐパーツ)付けてシフトレバーと接続
※奥までしっかり差し込む。
3.キャリパー側からオイル充填
※エアを入れないようゆっくり慎重に
4.エア抜き
※キャリパーに残っているエア、シフターに溜まっているエアを抜いていく。
5.オイルを溢れさせながら蓋を閉め、オイルを脱脂
1~5の作業をもう片側分行い、一晩おいてから再度エア抜きの作業を行いブレーキ完了。
取り付け・調整
最後のパーツ取り付けはBB(ボトムブラケット)
今回導入するBBは「スギノ、セラミックBB(T47)」
回転・耐久性に信頼が有るスギノのBB。
シマノのパワーメーターを取り付け、
調整し、バーテープを巻けば…
完成
以上で作業完了になります。
2020年エモンダSLから2021年エモンダSLRへフレーム交換。
気になる重量は…
7.01kg→6.78g
-200gの軽量化と空力・剛性が格段とアップしているので乗り味は別物でしょう。
…メンテナンスしていると自分も欲しくなってきたなー(笑)