富士3ピークって知っていますか?

こんにちは、獲得標高を稼ぐのが好きな守谷店西山です。
タイトルにもありますが、「富士3ピーク」ってご存知ですか?
ヒルクライム好きの方なら知っていたり、もしかすると経験がある方もいらっしゃったり。

富士3ピークとは

富士山には車で5合目まで行けるルートが3箇所あります。

・静岡県側東部の「ふじあざみライン」
・南部の「富士山スカイライン」
・山梨県側北部の「富士スバルライン」

この3箇所を登りながら富士山を一周するのが「富士3ピーク」です!
走行距離200km以上、獲得標高5000mオーバー!
富士山の外周も平坦なところは少なく、どこを走っても登りか下りになっているので登坂区間以外も楽しめます!

7月上旬~9月上旬は富士登山シーズンでもあるため、登山ルートは一般車両通行禁止となっています。
登坂中にすれ違うのはバスかタクシーくらいなので、車を気にすることなくヒルクライムを楽しむことが出来ます。

2018年に初めて富士3ピークを行ない、かなり楽しかったので毎年の恒例行事にしようと今年も決行!!
スタッフ達に声をかけて所、柏店のスタッフ三浦が二つ返事で快諾。
実家帰省ライドに引き続き、チーム東北で面白ライドに行って参りました。

道の駅「すばしり」から出発

夜中の3時に柏店を出発し、あざみライン下の道の駅「すばしり」に5時半到着。

到着したときは曇り空で先行きが不安でしたが、スタートしようかとした頃に富士山が姿を現してくれました。
6時半、あざみライン登坂開始!
あざみラインは3本ある登山ルートの中でも一番勾配がきついルートになるので、足がフレッシュな内にクリアしていきます。

「富士山あざみライン」
距離11.4km、平均勾配10%、最大勾配22%、獲得標高1,200m

6月中旬にある「富士山国際ヒルクライム」のコースでもあり、トップ選手達は40~50分台で駆け上がります。

スタート地点から約3kmはずっと9%の直線で、開幕からなかなかきつい(笑)

中盤からは10%を下回らない区間が多いので、あざみラインを登る時はスプロケットに32Tが欲しくなります。

15~18%の勾配が暫く続くのでなかなか腰を下ろせないスタッフ三浦

1本目あざみラインゴール

距離11km、タイム1時間12分
勾配がきついですが、話しながら登るには楽しいルートです。ここをレースで走ると考えると…心が折れそうです(笑)

5合目に到着した時は曇っており、景色は微妙でしたが、

しばらくすると雲が晴れてきて素晴らしい雲海が目の前に!!

…この景色が見たかった!!

2本目のスカイラインへ

スタートから2時間50分が経過し、2本目の登り口「スカイライン」の料金所…へ向かう為の登り区間へ到着(笑)
自衛隊の演習場を横目に登坂開始です!!

「富士山スカイライン」
距離13km、平均勾配7%、最大勾配10%、獲得標高900m

この料金所に行くまでも結構長い登りが続きます。
そして、ここは2019年が第一回目となる「富士山ヒルクライム」
9月に開催する「キング・オブ・ヒルクライム富士山」(KOH富士山)のコースでもあります。

・富士山ヒルクライム
距離27km、平均勾配6%、獲得標高1,666m

・KOH富士山
距離26.5km、平均勾配7%、最大勾配10%、獲得標高1800m

距離も獲得標高もかなりハードなレースです。

話は戻り、料金所近くの水ヶ塚公園で休憩し、いざスカイラインへ。

あざみラインを終えた後なので10%前後の勾配もゆるく感じます(笑)

2本目スカイラインゴール

距離28km、タイム2時間16分

おや…天気の様子が??

スカイラインを登り終えた時点で既に4時間以上が経過。
ここから一気に26km下り、休憩地点のコンビニを目指します。

去年はリムブレーキのロードバイクだったので、下り区間で手がしびれて大変な思いをしましたが、今回はディスクブレーキ!!
下りが快適です。きっと三浦さんもディスクブレーキが欲しくなったに違いありません。

コンビニ休憩を挟み、スバルラインへ…?

休憩したコンビニからスバルラインに向かう同中は3~5%の登りが続き、獲得標高も500mは超えるので筑波山の不動峠2本分に相当します。
このスバルラインまでの道中、天候が一変し雷が轟く曇り空…からの雨!!

降ったり止んだりでスバルラインの登坂は危険だと判断し、登らず富士山の外周を回ってゴールしてきました。

「富士2ピーク」
距離174km、時間8時間40分、獲得標高3,824m

このあとホテルで一泊し、翌日ゆっくり帰ってきました。
なんとも残念な結果ですが、来年への楽しみができたと思えばそれも良し!!


最後に登れなかったスバルラインをご紹介。

「富士スバルライン」
距離25km、平均勾配5.2%、最大勾配7.8%、標高差1,270m

このスバルラインは自転車も有料ですので200円を支払ってから登り始めます。
6月上旬にある「Mt.富士ヒルクライム」のコースで、参加者が1万人近くなる日本で最大規模のヒルクライムレースです。

全体的に勾配が緩く、最大勾配も8%くらいしかないので多くの参加者がゴールでき、毎年完走率98%を記録しています。
完走するとスペーサーがもらえます。
このスペーサー、ゴールタイムによってもらえるスペーサーの色が変わり、
1時間5分以内でゴールド、1時間15分でシルバー、1時間30分以内でブロンズ、1時間30分01秒以降でブルー、そして、女子参加者にはピンクリングが贈呈されます。

長くなりましたが富士山でのレースや、サイクリングに興味を持って頂けたら幸いです。
富士山走りたくなったら是非お声掛けください!!