筑波の田舎道探訪 梅雨の晴れ間にのんびりと・・・【スタッフブログ】

こんにちは、つくば店 堀越です。


梅雨の一休みの貴重なハレの日が休日と重なり前日から心ワクワクです。
地図を眺め明日のルートを考えながらの晩酌、未だ走った事のないルートを地図上で想像しているだけでも楽しくてこれまたお酒ばかりが進んでしまいます。それも自転車ならではの楽しいひと時ですね!!

誰か一緒に走ってくれそうな相手がいないかと思い浮かべて、体力・時間を持て余していそうな、守谷店スタッフ西山に声をかけるとノリのいい二つ返事。
週末にレースが控えていた西山は「疲れない程度のに乗ります。」との事だったので、「頑張らないライド」にしようと紳士協定を結ぶと、ライドの準備もそこそこに休日前夜は羽をのばしてしまいます!!


守谷からの西山とつくばの堀越、小貝川の福岡堰で集合してみると・・・

示し合わせたかのように同じフレームに同じリムハイト、TREK Emonda ALR
レースからツーリングまでこなすマルチロール機。癖のないニュートラルなハンドリングはどんなん速度域で走っていてもストレスを感じません。

アルミフレームだからとあなどれない、ついつい乗りたくさせてくれる魅力が満載です!!

今日は頑張らないライド、「頑張らないこと」を忠実にがんばります。
見通しの良い小貝川のサイクリングロードではついついスピードが上昇してしまうので、河川敷を離脱して方角だけを頼りに田舎道を北に向かいます。

つくば、筑西、桜川と常に右手に筑波山を眺めながらのサイクリング。とぼとぼと2時間お喋りしながらの脂肪燃焼効率の高い閾値で脚を回せました。
最初の休憩はお馴染み、羽黒駅前のあじさいさんのざるうどん 頑張らなくてもしっかりお腹は減りました。

サイクリストにはご飯のサービス付き。このボリュームで680円は申し訳ないほどありがたいです!!


美味しい食事で満たされた後は、羽黒駅から水戸線沿いに東へ向かいます。
満腹中枢神経系が振り切れる程に食べ茹で汁を飲み干してしまいました、ただただ眠気しか覚えていない時間帯がしばし続きました。

次に目指すは東へ二駅の稲田駅前、線路沿いを走っていながら強烈な眠気のせいかその駅を見過ごしてしまいました。いつもならその時点でそのまま帰路についてしまうところですが、今回は私にとって大切なミッションが残されていたのです・・・

軌道を修正して水戸線稲田駅に辿り着きました。単線の水戸線には似つかわしくないくらいお洒落で立派な駅舎にビックリです。
きっとイメージしていた木造駅舎とあまりにもかけ離れすぎていて見落としたのでしょう、きっと・・・・

駅の敷地内には『石の百年館』という可愛らし博物館が併設されています。
せっかくなのでちょと覗いてみましょう!!

ここ笠間市稲田地区は日本有数の「花崗岩」の採掘地として明治中期から栄えたそうです、現存する数々の日本を代表する近代建築もこの稲田の御影石が使用されているんですね。
一番興味をもったのが、「石透水・せきとうすい」花崗岩には水をきれいにする力があり、日本最大の御影石の大地から湧き出る良質の地下水は・・・・・

入場無料で企画展や周辺の観光情報が上手にまとめられています。


良質の地下水は・・・・・

駅と線路を挟んで反対側の【磯蔵酒造】で、美味しい日本酒になるんですね!!
初めて頂く蔵のお酒なので悩んだ末に、まずは基本の純米酒を手にしました。

御影石にろ過される石透水の如く、次回は吟醸、三度めは大吟醸と研ぎ澄まされるお酒の違い楽しみを残して蔵をあとにします。

入場無料で企画展や周辺の観光情報が上手にまとめられています。

700グラムの増量にもかかわらす、足取りが軽いのは「御美酒」の秘めたるパワーのおかげでしょうか!?

笠間からの道祖神峠も先行する西山氏を追い抜き先着してしましました、最後の峠・裏不動も先行してしまい・・・「あっ・・」今日は頑張らないライドでした。

夏日の炎天下の最初の峠越えですっかり水を飲み干してしまったので、八郷のオアシスで休憩です。八郷ブルーベリーファームさん

ブルーベリーの収穫期間のみの営業なので、この夏是非ともご賞味あれ

地産地消的な田舎道ライドもいよいよ終盤です。背中に抱えたお酒を早く冷やさねば・・

ルート選択は最短最速一択。でも頑張りません。

頑張ることなく終始ユルユルのライドでしたが、体を使って得た酒で更に気持ちも躰もゆるゆるに緩ませましょう、オトナの休日ライドでした。

帳が降り始めた黄昏時、日焼けで火照る脚の間を心地よい南風が通り抜ける天然アイシングをしながらの一杯でした。