ヒルクライムを始めよう!【初挑戦の峠選び】

いつまでも続くような坂道も必ず頂上をむかえます。
登りきった道を振り返り、眼下に広がる景色を見れば、それまでの疲れもいつしか達成感に変えてくれるでしょう。苦労を掛けて登った分だけ達成感もひときわ大きくなります!!

まずは近くの峠に登ってみよう

茨城県近郊にお住まいの方ならまずは筑波山がオススメです。

筑波山を中心に前後に連なる筑波山塊には10数本の峠があり、距離や勾配そして景色もそれぞれ個性的で飽きることもありません。

初登りきった後疲れて帰りが心配なら、最初は車に自転車を積んで麓まで乗り付ける方がよいでしょう。気持ちと体力に余裕を持たせる事でより坂道に集中して登ることが出来ます。

峠の初挑戦 ~安心・安全な峠選び~

数ある峠からビギナーライダーが安全に挑戦しやすい峠とは・・・

一般的に名の知れた峠は、観光地へのアスセス路であったり国道の要所など道幅も広く傾斜も緩いので、一見初心者向きと思われがちですが、交通量も多く大型車との抜かれ際には細心の注意を払ったりと、大きなストレスを感じてしまう事もあります。

反対に交通の行き来の少ない峠は、堆積した落ち葉や苔、路面の陥没など路面のメンテナンスが施されず荒れていたり、途中で舗装路が無くなってしまったりなんて事もあります。

ストレスなく走行に集中するためにも安全性の高い峠を選びたいものです。“蛇の道は蛇”ではないですが地元のサイクリストが多く集う峠がオススメです。まずはお店のスタッフに相談してみて下さい!!

筑波山なら不動峠がオススメ

筑波山神社の門前町として栄えたつくば市北条地区。その北条の市街地外れ『平沢官衙遺跡』の裏手に不動峠の登り口があります。

近くには『筑波総合体育館』など公共の駐車場を利用することも可能で、街の外郭沿いにはりんりんロードが通っているので、車でも自転車でも峠へのアクセスは抜群です!!登り口は生活道路になっているので、交通マナーには気をつけてください。

距離3.8㌔ 平均勾配7%
途中には足休めにもなる緩斜面もあり、小学校高学年位のお子さんでも登り切れます。週末には多くのサイクリストが行き交うので、左側通行の徹底し、傾斜の辛く苦しい時こそ前方から目を逸らすことなく安全を意識しましょう。

無事登り終えたら、ほんの少し達成感に浸りながら息を整え休憩しましょう。意識する以上に発汗もしているので水分補給も忘れずに。あまり長時間の休憩は、汗冷えや一度高まった心拍を下げてしまうなど再スタート時にかえって大きな負担をかける事にもなるので禁物です。

休憩をしてまだまだ余力があるなら、そもままスカイラインに接続してさらに高みを目指すも良し、もと来た道を下って りんりんロードを散策しながらクールダウンするのもいいのではないでしょうか。

https://otr.jp/staff-blog/hillclimb-beginner-ibaraki/