DHバーにブレーキレバーを取り付けてみよう
先日お客様からこのような要望をいただきました。
「DHバーの先端に、ブレーキレバーを付けられませんか?」
こんにちは、守谷店西山です。
2021年エモンダSL6にお乗りのお客様から上記のようなご要望を頂きました。
普段からDHバーを使用しているお客様ですが、急なブレーキに対応できるようにと右手はDHバー・左手はリアブレーキに手を添えて走っていられるとのこと。
DHバーにブレーキレバーがついていれば心置きなくDHポジションをとれるというので、試行錯誤しながらご要望を叶えていきたいと思います。
GRX 油圧補助レバー
以前、シマノの展示会へ赴いた際に見かけた「GRX BL-RX812 ハイドローリック・ディスクサブブレーキレバー」
いわゆる油圧式の補助レバーになります。
補助レバーとはロードバイクのフラット部分に取り付けができるブレーキレバです。
こちらのパーツを使えば、DHバーにもブレーキレバーを取付できるのではないだろうか?と思い、早速パーツを準備。
しかしこの補助ブレーキ、本来ハンドルにつけるパーツなのでクランプ部分の径が太く、DHバーにそのまま取り付けができません。
DHバーの外形は22.2mm、補助ブレーキの径は31.8mm
隙間を埋める為にスペーサーを入れないといけません。
探してみると、ちょうど欲しいサイズのスペーサーがあるではありませんか!
必要なパーツもそろったので作業開始です。
仮組
どのような取り付けがいいのか、レバーの向きは、などなど考えながら試しに取り付けてみます。
続いてホースの通し方をどうするか、ホースを使いながら一番すっきりする通し方を模索します。
ホースが決まればオイルを充填して…
完成
なかなかすっきり収まったのではないでしょうか。
性能も申し分なし。
考えながらパーツを探し、試行錯誤を経て完成する。貴重な経験となりました。
こういう改造も楽しいですね。