「いつか見た、あの風景は・・・」奥日光ライド【スタッフライド】

今日はこのからの景色が見たくて日光にきた!!

たまたま駅で見かけた綺麗な風景のポスター、それがいつだったかも思い出せないくらい曖昧な記憶として残っていた。
最近になってふとしたきっかけでそれが日光・中禅寺湖のとある浜だと知りいても立ってもいられなくなりました。

https://otr.jp/staff-blog/staffride-2018-07/

https://otr.jp/staff-blog/nikko-touring2017/


こんにちは、堀越です。

今シーズン3度目の日光ライド、ここ10年来は毎年何度も脚を運んでいたのにまだまだ知らない景色があることに鼻を折られた気分になりました。
今回のライドは結果的には日光では過去最小規模(距離、獲得標高、乗車時間)になりました。

午後からは確実に雨雲が一帯に広がるのは前日からわかっていましたが、どうしても盛夏のうちにそこを訪れたっかたのです。
この日が今シーズン最後のチャンスかもしれない。そんな思いに押し出されてつくばを経ったのでした。

まずは定番のいろは坂。霧に包まれて先行きの天気が心配になります。

今回は守谷店スタッフ西山と柏店スタッフ三浦の私の3人で。
仙台出身の三浦は初めての日光ライド、いろは坂の知名度のたかさからかもっと「激坂」を想像していたようで、難なく登り終えると肩透かしを食ってような顔をしてました。
富士や乗鞍のような1,000㍍級の獲得標高を期待していたのでしょうか!?


程なくいろは坂をクリアし国道120号を中禅寺湖に沿いながら進むと戦場ヶ原へ押し上げられるよに小さな登りがあります。
そのちょうど登りきったところに、1本の小路があります。何十回も通過していながら今まで気づきませんでた。

【日光市道1002号】

環境保全の為、マイカーの侵入は禁止されていますが、徒歩とマイバイシクルは走行可能になっていました。
ここから先は未知のルートで冒険心が掻き立てられます。
このワクワク感って、同じ知らない路を走るにしても車と自転車では数倍にも膨らみますね!!

ゲートから中に入ると最高のサイクリングに適したロケーションが広がっていました。
ミズナラ、カラマツの広大な森の中を悠々と自分たちのペースで走り抜けてゆくのです。

対向車や追い越される車に神経を使わず、景色を楽しみます!!

そして綺麗だなと思う光景を目にしてはしばし脚を休めて、ただただその前に立っているだけで贅沢な時間を過ごせます。

10キロ弱の市道区間ですが、何度脚を止めたことでしょうか。
この一帯も冬は雪で埋もてしまという厳しい自然環境の中では、環境に適したものしか生き残れない世界。
朽ち果てて倒れた巨木の隣では、小さな新芽が真新しい葉を広げて成長しようとしている。森芽が循環し続けてこそこの景色があるんだなと。

ゆるい下りにところどころ傷んだ舗装に気を取られていると、木々の遮る木陰がなくなり一瞬で現れる入り江の浜のような景色。

【中禅寺湖・千手ヶ浜】

透き通る湖面は沖にむけて濃厚なエメラルドブルーへとグラデーションしていた。


浜にかかる観光船用の桟橋から。


と、ここで折り返し。

30キロの道程を3時間かけてゆっくり気のむくままに進行してきましたが、雨雲が着実に接近してくるのを肌で感じます。
(もちろんスマホでも確認してますが、尚更余裕のない状況と悟ります。)
その後は1時間で雨雲にストーカーされながら麓まで帰還しました。

ちょっと脚を止めただけなのに、またたく間に二人の姿が消えようとしています。
いとも簡単に置いてきぼりにされるところでした、自然の摂理で弱いものは生き残れない、か。


恒例を通り越して意地でやりたい行水

夏のライドの終わりは、綺麗な川でクールダウンすること心身ともリフレッシュすることが出来ます!!
一度その快感を味わってしまうと、それ自体が目的となってしまうのでしょうか。とても寒々しい光景ですがやっぱり入水したいのです。

期待はずれの寒さに、入水を躊躇する二人、早くしないと土砂降りにさらされます。

二人が躊躇しているので、先輩面してお手本を示します!!

この大谷川の水は、中禅寺湖から華厳の滝を経てきたもの。遙か上流の湖の浜の方が入るには適温でいた。

このライドが引き金になったのか、ひどい喉の痛みと咳で一週間体調不良が続いてますが、
「乗らずに後悔するなら、乗って後悔したほうが良い」という私なりの自転車哲学に照らしわせれば、乗って正解だと思うほかありません。


来年の夏は皆さんと一緒に、もっともっと登った後でクタクタになりながらこのベンチで湖面を吹き抜ける風に癒やされたいと思います!!