ロードバイクのサドルってどうして小さいの?

これからスポーツ自転車を始めようとご来店頂いたお客様からよく質問をいただく「スポーツ自転車のサドル(イス)は小さくてお尻が痛そう」という疑問にお答えしたいと思います。

サドルはなぜ小さい?

シティサイクル(いわゆるママチャリ)と比較して明らかに小さいサドルが付いている理由は走るスピードや乗車姿勢
が違うからです。

スポーツ自転車の中でもロードバイクで気持ちよく走れる時速25kmくらいのスピードを維持するにはペダルを漕ぐ回転を速めのテンポにすると脚が疲れにくく効率よく走れます。
その速めのテンポで脚を動かすとき、大きく柔らかいサドルだと内股がこすれたり、お尻がフワフワして上半身が安定しなくなってしまします。

お尻が痛くなる


ロードバイクに乗り出して間もない頃は、低いハンドルに慣れず姿勢を起こしがちになってしまいます。

姿勢を起こして乗ると体重がサドルに集中してしまいお尻が痛くなってしまいますので、痛くならないようにするには体重をペダルに乗せるように意識してみてください、そうすると前傾姿勢をとりたくなるはずです。

前傾姿勢がポイント


実は自転車は脚の筋力だけに頼ってペダルを漕ぐとすぐに疲れてしまいます。
さらに時速25km以上の速度になると身体が受ける空気抵抗が増えて速度を維持するのにより筋力をつかってしまい疲れてしまいます。

そこでロードバイクはハンドルが低く前傾姿勢をとれるようになっています。
前傾姿勢にすることで上半身の体重をペダルに乗せやすくなります。
すると「脚の筋力+上半身の体重」でペダルを漕げるようになるのでより楽に走る事ができるようになるうえに空気抵抗も減らせます。

まとめ


ロードバイクの小さいサドルは前傾姿勢で乗ることでペダルが漕ぎやすく効率よく走れ、お尻の痛みも抑えられるようになっています。
理想的な乗り方ができるようになると写真のようなクッション材の付いていないサドルでもお尻が痛くならないんです!
レッツトライ!!