サドルの高さのセッティング!【スタッフブログ】

サドルの高さが適正でないと・・・ペダルを漕ぐ力がうまく伝わらなかったり、膝やおしりの筋肉を痛めたりします。

自分自身のサドルの高さが適正であるかは簡単に確認できますので、知ってる人はおさらい、知らない人はどんなもんか的な感じで読んでみて下さいね。

まずは初心者の方にもわかりやすいように、つくば店・稲見によるサドルの高さの決め方講座をどうぞ。

サドルの高さを決めよう!

サドル高とは・・・ボトムブラケット(クランクの中心部)からサドルシート上部の高さです。↑写真参照。

スポーツバイクを快適に乗る為にバイクフィッティングが正確であることがとても重要です。

極端にサドルが高すぎ、低すぎでバイクに乗っている人ほどめずらしいです。ただ、たまにいます。『それ明らか低いだろ』って人。タマニ

では具体的なサドルの高の決め方を3つご紹介します。

自分でできるサドル高の決め方

①乗車してサドル高を決める
自転車を倒れないように固定してサドルにどっしりと乗っかります。
簡単サドル高さの決め方

片側のペダルを下端にし、かかとを乗っけます。

かかとを基準に

この時両足をピンとまっすぐに。ペダルが地面と並行くらいがいいですね。
写真は気持ちペダルが斜めになっていますので、サドルの高さはもう少しい低めが良いと分かります。

②計測してサドル高を決める
厚めの本を股に挟み、メジャーで採寸。本の上部から地面までの高さを測ります。こちらは基本二人作業となります。

本を使って採寸

採寸した数字に0.86 ~ 0.88を掛けた数字がサドル高になります。

お店で採寸してもらおう

採寸

正確な数字でピタッと決めたい人にはおすすめです。
【採寸した股下の寸法×0.86~0.88】にてサドル高を決めることができます。

私の場合だと
80.5Cm(股下寸法)×0.86=69.23Cm

80.5cm(股下寸法)×0.88=70.84cm

69.23cm ~ 70.84cm
だいぶ開きがありますね。

サドルの高さを変えてみよう

☆高さの変え方☆

シートポストを固定しているクランプボルトを緩めて高さの調整をします。

①六角レンチ4mm,5mmを使ってクランプボルトを緩めます。クランプボルトによって使用する六角レンチが変わります。

六角レンチ

サドルのクランプボルト

②サドルをグリグリ左右に回しながら上げ下げ。

ぐりぐり下げる

③サドルをバイクに対して真っ直ぐにしたらクランプボルトを締める。

とっても簡単ですね。携帯工具をがあると出先の調整も出来ますよ~。
ではサドルの角度、前後位置の調整方法もついでに覚えちゃいましょう。ちなみにこれを覚えればサドル交換自分でできちゃいますよ。

☆サドルの角度、前後位置☆

やぐらのクランプ

①まずは↑写真の2本のボルトを均等に緩めていきます。【やぐら】という名前でサドルとシートポストクランプ部分です。

②ボルトが緩んだらサドルが動かせるようになりました!ここで前後位置を調整をします。

前だしサドル

後ろだしサドル

③緩めた二本のボルトを均等に締め込みます。このとき片方を締め込みすぎると…

超斜めなサドル

こんなに傾いちゃいます。
サドルが平行になるよう二本のボルトの締め込み調整を行いましょう。

平行なサドル

二本ともキュっと締まった状態で平行になると良いです。

まとめ

今回紹介したサドルの高さの出し方はあくまでも目安です。

計測したデータを元にサドル高を決定!実際バイクに乗車して体感した後にミリ単位で上げ下げの微調整をします。最終的には自分自身の「乗りやすい」、「乗りにくい」が判断基準になってくるのかと思います。

以上サドル高のお話でした。