いざ自転車を選ぼうとすると種類の多さに目移りしてしまいますよね?そもそもスポーツ用の自転車ってどういったものなのか疑問に思っている方もいるのでは・・・。種類が多いということは、それだけ用途や使い方が豊富ということの裏返しでもあります。このページではそんなあなたの疑問を解消し、適切なスポーツサイクルの選び方をご説明させていただきます。

自転車をどう楽しむかイメージしてみましょう

自転車選びは「どのようなフィールド」「どれくらいの距離」「どれくらいのペース」で走るかで決まってきます。ただ、自転車を買う前から乗り方が完璧に決まっている人はそれほど多くないと思います。車種やグレードに悩まれているのでしたら、自分自身が何を優先するかで決めてみるのも良いかもしれません。
用途や使い方が決まっていたら自転車選びは簡単です!試乗車をたくさんご用意していますので、ぜひスタッフまでお尋ねください。その際、「○○に使うバイクがほしいです!」といって頂ければOK!

どれくらいの距離を走るのか

まず1つの目安となるのが距離です。目的が通勤であっても、片道が5kmなのか20kmなのかでオススメする自転車の種類がわずかに変わってきます。ほんのすこしの距離しか走らないと思っていても、案外自転車の上で過ごす時間は長いものです。できれば快適に過ごしたいと思うのは皆さん同じですよね。

菜の花畑と自転車

乗り出し始めた頃はそんなに長い距離は走らないだろうと思っていても、効率のよい乗り方を覚えたり、走りやすい道を見つけたりすると、最初想定していたよりもずっとずっと長い距離を走れるようになってきたりします。

どのようなフィールドを走るのか

次に重要になるのが、どのようなフィールド(場所)で自転車に乗るかです。スポーツサイクルには多種多様な形状をしたものがありますが、それらの多くは走る場所によって変わってきます。舗装されていない砂利道を走るために設計されたクロスバイクやロードバイクもありますし、もっと路面状態の悪い泥だらけのオフロードを走るために生まれたフルサスペンションのマウンテンバイクもあります。

Checkpoint

また同じ舗装された道を走る場合であっても、都市部だと歩道(自転車歩行者道)などを走らなければならないと思います。歩行者の往来に配慮しながら走るのであれば、上体が起きて視界を広く保てるクロスバイクが、自然と候補に上がってくるのもこうした理由です。

どれくらいのペースで走るのか

最後は走るペースについてです。ここでいうペースとは、速度だけでなく、休憩の頻度なども含まれています。上体が起きてポジションが1ヶ所に固定されているクロスバイクなどは、ロードに比べてこまめに休憩をとったほうがいいです。
自転車を楽しむ方の中には「自転車 + 〇〇」といったように、自転車以外の楽しみ方をプラスして遊ぶ方も多くいます。例えば写真を撮ったり、食事を取ったりです。こういった他のアクティビティも一緒に楽しむ場合は、停車している頻度が増えるので、自転車を選ぶ上で考慮したほうがいいでしょう。

もてぎ 小さな集団

「どのようなフィールドを走るのか」と同じような話になりますが、車道を走るのであれば、車のペースに合わせてある程度の速度で走らなければいけないですし、歩道を走るのであれば、速度を緩めなければなりません。ペースの速さは結果的に距離につながってくるので、なにか一つ目的が確実に決まっていれば、自転車選びはそれほど難しくありません。逆に全部を満たそうとすると、自転車選びで迷ってしまうかもしれませんね。

どんな種類のスポーツバイクがあるの?

前の項目でも取り上げたように、スポーツサイクルには走り方の種類がたくさんある分その種類も多様です。ですが、スポーツサイクルは「クロスバイク」「ロードバイク」「マウンテンバイク」の大きく3つのカテゴリーに分けることができるので、まずは自分の遊び方に合いそうなカテゴリーを絞り込んでみましょう。ここでは3種類それぞれの特徴をご説明していきます。

クロスバイクの特徴

まっすぐに伸びたハンドルと少し太めのタイヤがついているので、普通のシティサイクルとそう変わりがないような見た目をしているのが「クロスバイク」です。カーボン製のフレームや油圧ディスクブレーキを搭載した、やや高額なクロスバイクもあるので侮れません!

TREK FX S4

FX S 4
週末に30km以上のツーリングに出かけるのなら特にオススメ!

TREK FX2

FX 2
片道5km~10kmの通勤・通学にピッタリ

スポーツ用の自転車でありながら、街中での利便性を失われないように設計しているので、「通学・通勤用に自転車がほしいけど休日のサイクリングにも使いたい!」「コスパ重視だけど速いのが良いな…。」そんな欲張りな方でも満足できます!32mm~35mmの幅が広めでエアボリュームが多めのタイヤを装着しているので、ちょっとしたオフロードなら難なく走れてしまいます。

ロードバイクの特徴

ドロップハンドルと呼ばれる湾曲したハンドルに、一見してすぐわかるほど細いタイヤを履いているのが「ロードバイク」です。
ロードバイクの中でも、更に細かくジャンルが別れるので一概には言えませんが、クロスバイクよりも長距離・長時間走ることに向いているスポーツサイクルです。「より遠くにより速く走っていきたい!」という方の望みをきっと叶えてくれます。スポーツサイクルの中で王道を行くのが、まさにロードバイクです。

TREK Madone 9.9

Madone 9.9
エアロ性能を追求した究極のロードバイク

TREK Emonda ALR 5

Emonda ALR 5
トレック史上最軽量のアルミロードバイク

ロードバイクのレースにも様々な種類があり、それに合わせて自転車も空力性能を優先したモデルであったり、軽量さに重きをおいたモデルなどがあります。横から見たシルエットがまるで異なっていることからも分かりますね。
フレームに使っている素材の違いや、ギヤやホイールのグレードで価格差が非常に大きいのもロードバイクの特徴です。

マウンテンバイクの特徴

クロスバイクよりさらに太く、ブロックが付いたタイヤを履いていて、サスペンションを装備しているのが「マウンテンバイク」です。名前の通り山道を走ることを想定して設計されています。上位のグレードは、本格的なトレイルを走るための専用装備が盛り込まれていますが、街乗りに適したエントリーグレードのモデルもあります。スピードよりも遊びの幅がほしい方にはオススメです!

Procaliber 9.9 RSL

Procaliber 9.9 RSL

Slash 9.7

Slash 9.7

マウンテンバイクは大まかに分けて、フロントホイール側のみにサスペンションが付いた「ハードテイル」とフロント・リアホイールの双方にサスペンションが付いた「フルサスペンション」の2種類があります。ハードテイルは、フルサスのバイクに比べ複雑な構造がないので、軽量で比較的安価なモデルが多いです。対してフルサスペンションのマウンテンバイクは、下りでの走行性能は大幅に上がりますが、後ろにもサスペンションがつくぶん重くなったり、それをカバーするために高価なエアサスペンションを用いてる車種もあります。

選び方に迷ったら

価格で選ぶ

安いに越したことはないが、買った後で損したくない!コスパ最強の自転車もご用意しています。上位グレードよりもギヤやホイールのグレードを調整しているので価格が抑えられています。自転車本体以外にも必要な用品類があるので、車体を安く手に入れてアクセサリーを充実させた賢いお買い物がおすすめです!

FX 1

FX 1

Domane AL 2

Domane Al 2

ライフスタイルで選ぶ

スポーツサイクルは、自転車競技に参加したり、運動をするためだけにあるわけではありません。汗をかかないぐらいのゆっくりとしたペースで、写真を撮ったり、景色を眺めたり、時にはキャンプ用品を積んで走りに行ってもいいのです!人とは違うこだわりの一台がほしい、そんなご希望にもお答えします。

520 Disc

520 Disc
トレック唯一のクロモリスチール製ツーリングバイク

Verve Plus

Verve +
新登場した電動アシストスポーツサイクル

例えばトレック唯一のクロモリスチールを使用した520 Discは、アルミやカーボン製のフレームとは異なり、線の細いクラシカルなシルエットをしています。ですがその見た目に反して、スチールフレームの強靭さを活かした高い積載性を持ち合わせていたり、ディスクブレーキやマウンテンバイク向けの3×9のギアを装備していたり、大変ユニークな自転車です。
またユニークさで言えば、電動アシストタイプのスポーツ用自転車も負けてはいません。これまで一般的にママチャリと呼ばれる軽快車に多かった電動アシストタイプの自転車ですが、「つらい」「キツイ」ところは電動モーターに頼り、これ以外のところは自分の力で走る、ある意味自転車の美味しいところだけを楽しめるスポーツバイクです。

2017年6月12日 現在

ロードバイク・クロスバイクに試乗してみよう!