走ってみっペ南会津! 後編
https://otr.jp/blog/2018-minamiaizu-long-ride-1
いよいよスタート
多数の参加者で賑わうスタート地点。スタート直後は長い下り坂が数キロに渡って続くので、混乱を避けるために20人単位のウエーブでスタートします。
宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンなどのサポートライダー達が、1ウエーブに1人ついてスピードをコントロールしてくれるので、レースのようにならず安全。アテンドとして参加しているスタッフ・大高的には、このままゴールまでサポートしてくれないだろうか・・・などと思ってしまいます。
1000人を超すような大型サイクリングイベントと違い、どことなくゆる~い雰囲気です。車の往来は少なく、こうした機会でなくてもロングライドに訪れたくなるようなコースですね。
昨日予習しておいた唐沢峠も難なくクリア。エイドステーションでキンキンに冷えたコーラで糖分を補給したら次へと向かいます。
10kmごとにエイドステーションがあって、その全てに冷えたコーラ・お茶・スポーツドリンク、そして氷水が大量に用意されています。南東北といえど日中は猛暑になる予報でしたので、このご配慮はありがたいですね。
30km地点では地元のお野菜を。よーく冷えたモロキューと味噌マヨネーズでアスパラガスをいただきました。
糖分→塩分→脂肪・炭水化物
次のエイドステーションでは、今大会の目玉の「マトン丼」が振る舞われるとか。心の中で「にーく!にーく!」と呟き自然とペースが上がってしまう。
「マ・ト・ン! マ・ト・ン!」の三拍子に切り替えてペースを取り戻します。
エイドステーションを折り返してくる他の参加者(マトン丼は食べれたのだろか?)
40km地点のエイドステーション「屏風岩」にやってきました。
自転車を止める前からわかる香ばしい匂い。マトン丼を目当てに多くのライダーが長蛇の列をなしています。
野菜の次は、お肉!炭水化物!!
目の前の鉄板で焼かれるマトン
ちょうどこのエイドステーションが60kmコースでの折り返し地点になるので、スタート地点で別れた60kmコースの方たちと合流できるかと思ったのですが・・・
イベントアテンドの面目躍如とならず、今は眼前のマトン丼に集中したいと思います。
道のりは続く
マトン丼ですっかりお腹を満たし、屏風岩を後にします。日本有数の豪雪地帯らしく、涼しいスノーシェッドを抜けながら先を急ぎます。
少しだけ引くスタッフ大高
60km地点のエイドステーション「蛇岩」では冷えた草餅で糖分摂取。
すっかり甘いものとしょっぱいもののスパイラルに身を落としたオンザロード一行。時刻は11時過ぎ。陽は完全に昇りきり、道路上の電光掲示板も30℃以上の数字を差し出すようになりました。
70km地点のエイドステーション「道の駅きらら289」では、地元の南郷トマトを使用したソフトクリームを堪能。(それにしても食べてばかりだな・・・)
イベントもそろそろ佳境で、この辺りから暑さが厳しくなってきました。エイドステーションで大量の氷水をもらい首筋に浴びながら走るようにしましたが、次のエイドに付く頃にはお湯へと変貌。気温の高さを感じられます。
ですが並行する伊南川のせせらぎを身近に感じながら走ると、不思議と暑さはかき消され、心地よい清涼感が疲れた体に染み渡ってきます。
道の駅きらら289からは、屏風岩よりご一緒していたブラウ・ブリッツエンのサポートライダーの方に引いていただき、個人的にはかなり楽をさせていただきながら走れました。おかげさまで一人の脱落者もなく100kmコースを完走できそうです。
最終エイドステーションの「舘岩物産館」に到着
ここからはスキー場まで長い上りが続くのでしっかりと休憩しました。用意されていた山菜そばでエネルギーを補給してヒルクライムに備えます。
こちらのエイドでは前日宿泊した民宿 山楽さんの若旦那さんがおり、最後に感謝の気持ちをお伝えして後にしました。地域の方に支えながら運営しているイベントなんだと身にしみて実感。
第2の名物はラスボス級
感傷に浸っている間もなくそいつはやってきました。最後の最後のラスボスにして、走ってみっペ南会津の最難関。唐沢峠とは何だったのか。
不動峠の半分程度の距離の斜面ですが、100km近くを走り終え、照りつける日差しの中木陰はなく、ゴールまで一直線に登る坂道は地獄そのもの。色々とこみ上げてくるものがあります。
(写真はありません。お察しください)
感動のゴール!
100kmコースのメンバー全員到着できました。お疲れ様です。
ロングライドイベントなので、表彰式や順位・タイムの発表はありませんが、走り終えたんだという清々しい達成感が何よりの報労です。
60kmの方たちとも合流できました。何のお役にも立てずにスミマセン。
最後の抽選会で商品を持ち帰るクラブ員さん達
皆様お疲れ様でした。久しぶりとなるロングライドイベントへの参加でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?(スタッフ大高が一番楽しんでいたという噂も・・・)
また次回機会がありましたら、ぜひご参加ください!