充実アップグレード!2025年「25mmをキーワードにロードバイクホイールに注目してみないか」その3

こんにちは。オンザロードつくば店の影山です。

2025年も3ヶ月が過ぎました。3弾構えの本ブログも最終回です。

(ほ、ほんとうかな・・・。気になる新作が出たら、また取り上げるかもしれません!)

↓前回までのブログはこちら

充実アップグレード!2025年「25mmをキーワードにロードバイクホイールに注目してみないか」その1

充実アップグレード!2025年「25mmをキーワードにロードバイクホイールに注目してみないか」その2

『店頭にあるオシのホイールを紹介しようじゃないか!』

Bontrager Aeolus Pro 37V Disc TLR ロードホイール

新素材「OCLV NEXT サーモプラスチックカーボン」

「ところでこれはボントレガーのトップモデルなの?」というご質問をいただきます。

トレック/ボントレガーには、完璧で究極な「RSLシリーズ」がありますからね・・・。

「Proシリーズ」は「RSLシリーズ」の弟分という存在。文字上はトップモデルではありません。

しかし野心的なコンセプト的は、新時代のトップモデルと言っても間違いないでしょう!

注目なのは軽くてタフなカーボンリム「OCLV NEXT サーモプラスチックカーボン」という新素材!

「OCLV NEXT サーモプラスチックカーボン」は、ざらっとした表面仕上げが特徴。(理由は後述)

空力の鬼ボントレガー、エアロ性能を発揮するハイト37mm・内幅25mmのオリジナルリム形状です。

従来のカーボンリムよりも振動を吸収してくれて、走りがよりスムーズに、より強くなっているそうです。

メーカーの資料を読み込んでみると・・・

・サーモプラスチックカーボンは、より柔軟な長鎖ポリマーを接着剤として用い、カーボンラミネートをつなぎ合わせます。

・従来のカーボンリムの製法で接着に用いられる、固くて脆いエポキシ樹脂は使いません。

・OCLV NEXTは、ホイールの強度を高めて衝撃から守り、振動減衰特性を向上させて、よりスムーズで速い走りを実現します。

・製造工程は従来のサーモセットカーボンより環境に優しく、消費エネルギーも少なくて済みます。

・独自の製造工程とレーザー加工された金型により、リムの完成品は金型通りの形状となります。見た目が美しいだけでなく、ペイントやデカールを使わずに軽量化されます。

・従来のカーボンリムの仕上げ工程で研磨の際に発生する有害なカーボンダストを大幅に削減できます。

・従来のカーボンリムの仕上げ工程に関連する揮発性有機化合物(VOC)とカーボンダストの排出を最大95%削減するのに役立ちます。

目立たないところですが、なんだか革命的なことだらけです(汗)。

究極のエアロ

内幅25mmのフルカーボンリムで、太めのロードバイクタイヤ、ハイボリュームなグラベルタイヤに最適。

ワイドリムということで、記載される推奨空気圧はだいぶ低めですね。

低めでも全然軽く走ってくれるのが、ワイドリムのいいところ♫

チューブレス対応&ハイスペックハブ

丁寧に貼られたチューブレスリムストラップ。

通常クリンチャータイヤはもちろん、チューブレスタイヤにも対応します。もちろん、チューブレスバルブも付属してきて安心(^^)

これまた、近年のお約束スペックである「Rapid Drive 108 ロードハブ」

瞬時に踏み込んだ動力を伝えて、なめらかに素早く加速してくれます。

コーナーの連続する場面やグラベルの難しい登り坂で、高い操作性です。

基本的な工作精度がよく、剛性が高い。ブレーキローターや後ろギア類がしっかり取り付けられます。(と書くのは、そうではないホイールが世の中に増えてきたからです。)

ベアリングの交換作業もやりやすく、大手ブランドならではのアフターパーツ供給も安心!

手厚い!手厚すぎる!ガッチリな保証とカーボンケア・ホイールプログラム

ボントレガーのカーボンホイールは、生涯保証とカーボンケア・ホイールプログラムで、がっちり安心です!

『生涯保証』
ボントレガーのどのカーボンホイールを購入しても、最初に所有された方は、素材や製造時の欠陥に対する生涯保証で守られている。この保証は、2019年8月1日以降に購入したホイールと、全てのモデルイヤー2020以降のバイクに適用される。

『カーボンケア・ホイールプログラム』
• 最初の購入から2年以内に、走行中にボントレガーのカーボンホイールを構造的に破損させてしまった場合、無償で交換または修理を受けられる。
• ボントレガーのカーボンホイールがバイクに標準装備される場合や、アフターマーケットでホイールを購入した場合、いずれも対象。
• 交換と修理の2つの選択肢が用意され、どちらを選ぶかはホイールのモデルや損傷の度合いによって決まる。
• 構造的に破損したホイール(スポーク、デカール、ニップル、モデルによってはワッシャーも含む)の修理と、ご利用のハブを用いた工場での組み替え
• ホイールを丸ごと交換
*カーボンケア・ホイールプログラムでの修理および交換は、トレック正規販売店を通した手続きでのみ行われます。料金は予告なく変更されることがございますので、ご了承ください。修理料金と無料交換には、ボントレガー ホイールサービスセンターと店舗間の送料は含まれません。

以上メーカー資料より抜粋でしたm(_ _)m

「Aeolus Pro 37V」いま一番使ってみたいと思わせてくれるホイールです!

フロント:¥149,900 650g
リア:¥179,900 815g
合計:¥329,800 1,465g

Reserve Turbulent Aero カーボンロードホイール

世界のよいものご紹介

オンザロードが取り扱っている「世界のよいもの」のひとつが「Reserve」リザーブホイール。

「2023年にロードレース三大グランツール全てで優勝したホイール」として一気に有名になった!

・・・と宣伝されていますが、まだまだ認知されていませんよね(汗)。

PONグループという巨大な工業グループをバックに、強力な資本力でよい商品を作っています。

ホイールブランドとしては世界屈指の実力者!

オンザロードはトレック/ボントレガー中心に販売しますが、明確な理由でスタッフが納得できる「世界のよいもの」をどんどん紹介しています。

ただいま店頭では「42/49」仕様を展示しています。

Reserve 42/49 TA (DT350仕様・シマノHG11)
前後セット合計:¥295,900 1,465g

し、しかし・・・シンプルなグラフィック。お世辞ぬきに地味です。

中身で勝負しすぎているきらいのある「リザーブホイール」を、もっともっと知っていただきたい!と願っています。

こだわりの前後異型リム仕様

リザーブの面白いところのひとつが、前後で異なるリムハイト/リム幅であること。たとえば・・・

フロントは42mmハイト、25mm内幅。

リアは49mmハイト、24mm内幅。

自転車が前に進むとき、前から横から後ろから、様々な乱流を受けます。それらをしっかり解析した結果なのですね。

シンプルな形状のリムですが、スポークを支える部分にカーボン内部補強が施されていて頑丈です。

バリエーションも豊富です。ヒルクライム向けの軽量仕様「34/37」、ロードライトに万能なバランスの取れた「42/49」、平地スペシャルなエアロ仕様「52/63」などなど。

DT180ハブ仕様で1,200g

Reserve 34/37 Turbulent Aero

DT180仕様で1,341g

Reserve 42/49 Turbulent Aero

DT180仕様で1,576g

Reserve 52/63

はたまたオフロードグラベル向けのワイドリム仕様や、最近では珍しくなったチューブラー仕様「36/39」もあります。

Reserve 36/39 Tubular


チューブラー仕様は、前後で1100g台という驚きの軽さ!

しっかりした保証体制

国内正規品にはバックアップ体制も整っています。
◯無過失でのクラッシュによる交換をサポートするライフタイムワランティ
◯セミフックデザインによるタイヤの制限なし
◯ライダーの体重制限なし

軽くて速くてキワモノという印象を持たれがちですが、保証はこの上なく手厚い!

え、えぇ・・・まじで生涯保証なんですか?と代理店さんに聞いてみましたが、本当だそうです。

また、リザーブホイールのこだわりとして・・・
◯メンテナンスや補修性に優れるエクスターナル(外装式)ニップル
◯世界中で手に入りやすいステンレスエアロスポーク
◯精度とサービス製に優れるDTハブ採用
・・・といった大真面目オンパレードです。

人気のある仕様は国内倉庫に準備されており、そこからすぐに購入することもできます。

また、リムハイトとハブ種類を選んでオーダーすることもできます。

隠れた世界のよいものを使ってみたい!という方は、ぜひお問い合わせください!

*「プロチーム仕様の白い派手なデカール、いいよね」という方は、特注で白デカール仕様もご購入いただけます。こちらもお問い合わせください!