モリタニも購入!Aeolus RSL TLRロードタイヤ
皆様、こんにちは。オンザロード柏店モリタニです。
TREK最速の称号Aeolusの名前を冠したタイヤ・Aeolus RSL TLRロードタイヤが入荷いたしましたー!
神がかり的な速さ・Aeolus RSL TLRロードタイヤ
Aeolus RSL TLRロードタイヤは、あらゆる状況下でのスピードとグリップを優先した、コットン構造のロードレース用タイヤです。

タイヤの側面がタン色(淡い茶色)なのが特徴。
特徴①しなやかな乗り心地
Aeolus RSL TLRロードタイヤの最大の特徴は何と言ってもそのしなやかな乗り心地です。
その理由は、1インチ(=2.54cm)あたり320本の糸を撚った高品質なコットンケーシングによるものです。
ケーシングとは、タイヤの一番内側の部分のある繊維のことです。
このケーシングが束ねられていてタイヤの形状を保っている、いわば骨格的存在です。

タイヤの断面。一番内側の部分がケーシングです。

因みにカットしたタイヤを店頭にて展示してあります。ご興味のある方はぜひ御覧ください。
よく、タイヤのパッケージやスペック表にTPIという表記がございます。
TPIとは、タイヤのケーシング(繊維)の数値のことで、1インチあたりにケーシングが何本あるか、というのを表す数値です。
この数値が高い(繊維の本数が多い)と一般的には質のいいタイヤということになり、非常にしなやかな乗り心地になります。

タイヤのパッケージ、よーく見ると…

このようにTPIの数値が記載されてます。
逆にTPIの数値が低いと、一般的にはタイヤのケーシングが太く、剛性が高いものになります。その結果、タイヤは硬くなり、乗り心地はやや硬めになり、パンク防止に強くなりますが、軽量化や転がり抵抗の低下は難しくなります。

AW3 オールウェザー ロードタイヤ。耐パンク性能に優れているタイヤ。

TPIは60。非常に丈夫なのがポイント。
特徴②レース用デュアルコンパウンドゴム
今ご紹介したケーシングを覆っているのがレース用に設計されたコンパウンドです。
コンパウンドとは、タイヤのトレッド部分(路面に接している部分)に使われているゴム素材のことです。

ケーシングがタイヤの内側だとすると、コンパウンドはタイヤの外側です。
このコンパウンドにもいくつか種類があるのですが、ざっくりいうと硬いゴムか柔らかいゴムかの2つに別れます。
特徴としては、
硬いゴム→変形が少なく転がり抵抗が少ない
柔らかいゴム→グリップ力に優れている
といった感じです。

コンパウンドもタイヤの用途によって種類は様々。
そしてその2つのコンパウンドを組み合わせたものをデュアルコンパウンドといいます。

デュアル=「二つの」「両方の」という意味。
Aeolus RSL TLRロードタイヤのセンタートレッドには硬めのゴムのコンパウンドで造られており、抜群の直進スピードと、高い耐久性を実現しています。
トレッドの浅いショルダー部分はコーナリング時の安定性とグリップ力を高めるために柔らかいゴムでできています。

実際触るとわかりますが、確かに真ん中のほうが少し硬く感じます。
コンパウンドとはまた違う話になりますが、コンパウンドの下にあるコットン部分は非常に薄く、かつ軽量で柔軟性のある素材となってます。
このコットン構造により、コーナリング時はもちろん、直進時も軽快に走れます。

側面の黄色いところがコットン部分。非常に薄い生地なので、サイドカットにはご注意を。
特徴③チューブレスレディ・フックレス対応
ここまではタイヤの構造の説明でしたが、ここからは性能についてお話していきます。

ブログ書きながらモリタニも欲しくなったので、つい買っちゃいました。
Aeolus RSL TLRロードタイヤはチューブレスレディタイヤになります。
モリタニも早速購入し、せっかくなのでチューブレスで装着してみました。

チューブレス化するにはチューブレス用のバルブが必要になります。

あとシーラントも。
いままで自分のオフロードバイクはチューブレス化にしてきましたが、ロードバイクでチューブレス化にするのは正直避けていました。
理由としては、タイヤがハマりにくい&外しにくいからです。
チューブレスタイヤ及びチューブレスレディタイヤは、空気圧が抜けないよう、気密性を高めるため、タイヤが硬いものが多いです。
それもタイヤ幅が細いもの程、タイヤをホイールにはめる時、伸びにくい傾向があります。
そのため、ロードバイクタイヤのチューブレスタイヤは脱着が非常に大変なんです…。

ご自身でチューブレスタイヤを交換された方は共感してくださると思います。。。
ですが、このAeolus RSL TLRロードタイヤは、先程ご説明した通り、非常にしなやかなタイヤになっているため、あっという間にホイールに取りつけることができました。
私モリタニ、普段チューブレスタイヤの取り付けは、物によってはかなりてこずるのですが、今回は簡単すぎて逆に怖いくらいでした。笑
いやーよかったよかった。

シーラントを入れて空気を入れたら完成です。ビートもすんなり上がってくれました。

そして自分のバイクに取り付けてみる。うーむ、コットンのイエローが輝いて見えるぜ。
そしてこのAeolus RSL TLRロードタイヤ、今トレンドにもなっているフックレスリムへの装着も可能です。
タイヤの側面にフック付きとフックレスのリムでそれぞれ空気圧が表記されているので、その数値に合わせて空気を入れましょう。

ひじょ~に見えづらくて申し訳ないのですが、こんな感じで記載されてます。見えるかな??
いかがでしたでしょうか?
モリタニはすでにAeolus RSL TLRロードタイヤを装着させて、1ヶ月ほど経っているのですが、めちゃくちゃいいです。
乗り心地はもちろん、軽快さ、グリップ力、直線での食いつきの良さ、すべてが一級品です。今のところ悪いところがありません。
心配していたチューブレス化特有の空気の抜けの早さも大丈夫そう。
後日また、改めてインプレッション的なブログを上げたいと思います。
ではまた!
ボントレガー Aeolus RSL TLRロードタイヤ
価格:¥13,900(税込)
サイズ:26C、28C、30C
タイプ:チューブレスレディ/クリンチャー