究極のグラベルバイク・DIVERGE STR【スペシャライズド松戸】
全国のグラベルバイクファンの皆さま、こんにちは。最近、鉄人・ムカイに千葉県内のグラベルへ引きずり回されている森谷です。
上の写真はイベントライドの下見の時に通った竹藪です。後ろから迫りくる向井さんのプレッシャーが半端じゃないです。(笑)
皆さまはオンロードバイクでこういったところを走るのはなるべく避けましょう。タイヤが大変なことになります。
こんな時はグラベルバイクが欲しくなるぅ~。というそんなあなた!(特に森谷)
今、松戸店にて話題沸騰中のグラベルバイク、DIVERGE STR (リバージ エスティーアール)のご紹介です。
意外と多いぞ!?未舗装路地帯!
事の発端は先の写真の時に行ったイベントライド下見でのこと。
私はいつも通りAETHOS(エートス)で参加しました。
イベント下見は、予めルートを引いていくのですが、パソコンでは確認できない箇所や本当に自転車で走れるのかを確かめに行くため、定休日に実際に走って下見をしに行きます。
この日は向井さんの山岳ライドのコースを作る為に印旛沼方面に行ったのですが、その道のりがなかなか大変でした。笑
行くとこ行くとこ砂利や泥、木の枝など、オンロードタイヤの天敵が路面に散乱してました。
仕方が無いので、そのまま突き進んでいったわけですが、タイヤがスリック(溝無しタイヤ)なのでめちゃめちゃ滑る(特に下り)、砂利などでのパンクが怖い、泥にタイヤが取られて落車 etc…。
こういったことが頭によぎりまっくったので、かな~り慎重に走りました。(実際は何事もなく無事に帰還できました。)
知らない道に行くと路面状況が読めない箇所が多々あります。そんな時にどこでも走れるグラベルバイクがあるといいな、と実感しました。
日本の道路は整備がしっかりしているので、グラベルバイクは流行らない、なんて聞いたことありますが、実際走って見ると案外多いグラベルな道。
オンロードバイクでは走るのをためらってしまうような道も、グラベルバイクに乗って走ればめちゃめちゃ楽しい。
今回はそんなバイクのご紹介です。
因みに、下見した山岳ライドのイベントレポートはこちら↓
路面振動を切り離す・DIVERGE STR
前置きが長くなってしまいましたが、ここからDIVERGE STRのご紹介です。
DIVERGE STR は2022年10月に発売されたグラベルバイクです。
DIVERGE STR の一番の特徴は、DIVERGE STR 独自に設計されたリアサスペンションです。
フロント20mm、リア30mmストロークを実現したフルサスグラベルバイクのDIVERGE STR。従来通り搭載されたフロントのFuture Shock(フューチャーショック)に加え、荷重が最もかかるシート側もしなるように設計されてます。
リアのFuture Shockは、しなるフレームポストをトップチューブ内蔵ダンパーで制御する役割をしています。
このフレームポストは、柔軟性の異なる2本が付属し、このポストを90度回転させることで更に異なる柔軟性が得られることから標準で4通りのセッティングが可能です。また、27.2mm規格の一般的なシートポスト径でドロッパーポストにも対応してます。
尚、マニュアルに体重やフレームサイズによる適正な硬さが記載されています。
また、リアFuture Shock本体にもダンパー調節が可能なレバーが装備され3ポジションで異なるコンプレッション調整が可能です。
この前後のFuture Shockとフレームポストのしなりにより、路面からの振動が大幅に緩和され、まるで地面から切り離されたような感覚で走行することができます。
振動吸収以外の機能は?
Future Shockの他にも多彩な機能を持つDIVERGE STR。そのいくつかをご紹介します。
SWATストレージ
DIVERGE STRにはダウンチューブにSWATストレージという小物を入れられるスペースがあります。
MTBなどにも搭載されているSWATストレージ。中には携帯工具や予備チューブなどはもちろん、補給食や貴重品も入れられます。
タイヤ・ホイール
タイヤは標準で42Cの物がついています。
DIVERGE STRのタイヤクリアランスは最大700×47mm、650Bなら52mm(2.1インチ)まで取り付けが可能です。
因みに写真のDIVERGE STRは、DIVERGE STR EXPERTというグレードで、グラベル系カーボンホイールのTERRA C(テラ シー)が標準で搭載されています。
このTERRA Cのおかげで、走行中も、太めのタイヤとFuture Shockが相まってより快適に走れます。
路面からの抵抗が多いグラベルバイクこそ軽量のホイールをオススメします。
ハンドル周り
ハンドルバーは両肩上がりのグラベルハンドルが搭載されています。
これにより、披露した時でも無理のない乗車姿勢で走行できます。
前述で紹介したフロントのFuture Shockには、ストロークを調節できるダイヤルがついています。
特にアスファルトなどの凹凸の少ない時にサスペンションをオフにすることで、パワーを逃がさずに走行できます。
フレーム
フレーム素材はTarmac SL7等と同等のFact Carbon11Rを採用しております。
実はS-WORKS DIVERGE STRのフレームは他のモデルと異なり、Fact Carbon11Rを採用しています。
つまり、DIVERGE STRに関しては、フレーム単体で見れば最上位グレードと変わらないスペックになっています。
グラベルバイクと言えば積載能力に長けているのが定石ですが、DIVERGE STRも例にもれず、フレームにアイレットがいくつもついてきます。
アイレットの数だけ荷物を積めるので、キャンプや遠出するときの輪行セットなど、自転車の可能性がどんどん広がります。
実際に乗ってみた
長々と説明しましたが、じゃあ実際どうなの?ってことでDIVERGE STRに乗ってきました。
印旛沼方面のグラベルを走ったのですが、まず感じたのが、リアのFuture Shockとフレームポストの快適性が予想以上に良かったことです。
サドル後方に腰かけると、フレームポストのしなりが顕著に感じて、振動を吸収してくれるのが分かります。
また、タイヤが太かったおかげで、私の苦手な下りもかなり安心して下れました。(ゆっくりですが。)
42Cは抵抗も大きい分、下りのスピードも軽減してくれるので、私にとってはありがたかったです。
欠点としては、これはグラベルバイク全般に言える事ですが、先にも述べた通りタイヤが太い分、路面抵抗が大きいので、平地と登りの巡行が結構辛かったです。
ただ、それはタイヤの種類や幅を変えれば改善されるのかなー、と思いました。山岳地帯や平地を飛ばすようなコースだったら、シクロクロスのような33Cや38Cのタイヤがオススメです。
DIVERGE STR、試乗できます!
2022年に発売したバイクをなぜ今更こんなに深堀して紹介したかったかというと、なんとこの度、スペシャライズド松戸にてDIVERGE STRが試乗が出来るようになりました。
店頭にてご試乗も出来ますので、まずは乗ってみて、そしてこの快適性を感じてください。
正直、機能が多彩過ぎて文章だけだと説明しきれません…。笑
※試乗にはアンケートの記入、公的機関の身分証明者が必要です。詳しくは店頭にてお問い合わせ下さい。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた!