ゆっくり走っても速い!?「TREK FX3」でつくばをしみじみ感じて来ました

つくば店の昭和系スタッフ2人が乗ってみました
こんにちは。オンザロードつくば店の影山と遠藤です。
「秋冬は空気がいいねェ~」
「いつ走っても気持ちよいねェ~」
*語尾の「ェ~」が昭和系です。
オンザロードつくば店のベストセラーバイクと言えば、スタッフ一同、全会一致で「TREK FX3」を推します。
実は私たち、新型FXを「ちょい乗り」したことはあったけど、「しみじみ乗り」したことはありませんでした。
爽やかな空気に誘われて?オンザロードつくば店のスタッフ2人が、つくばをしみじみ感じる「お散歩ライド」に出かけてきました。
目的地は、昭和48年開学、筑波大学です。
洞峰公園から筑波大学までって、近い?遠い?
結論、それは気持ちとバイク次第です(^^)
さあ出かけよう!ガタガタ道もなんのその!
私たちが日中に洞峰公園に来ることは稀です。それだけでウキウキ気分。

着ているパールイズミのジャージが真っ黒なので、銀杏とのコントラストが映える・・・だろう?(写真が難しい・・・。)
洞峰公園のタイル路面、ロードバイクで走るとガタガタと腕に来るスパルタンな路面ですが、クロスバイクの35mmタイヤだとあまりにシルキーすぎて、拍子抜けです。

「鴨カモ~」洞峰公園のカモを眺める。クロスバイクのタイヤは、まさに普段履き感覚。ちょっと気になるラフロードも躊躇せず進めます。

より自然に近づいて、季節を感じることができますね。
さてさて、洞峰公園を抜けたら、つくば市内を南北に走る遊歩道『ペデストリアン・デッキ』を一路北へ。

つくば市内の遊歩道は、ここに限らずそれなりにガタガタ。
かれこれ50年近く立つタイル路面です。シティサイクル(いわゆるママチャリ)やロードバイクで走ると、あごがガクガクするような路面もところどころあります。
しかしあら不思議、トレックのクロスバイクFXシリーズで走ると、タイヤがよいのか、フレームやカーボンフォークがよいのか、ガタガタ路面すら「♫ 大地のハーモニーさ ♫」と思えてしまうくらい、ほどよい乗り心地です。
ぐいぐい立ち漕ぎ、安定そのもの!
ペデストリアンデッキは、ときどき登り、そして下りがあります。
いわゆるシティサイクルでダンシング(立ち漕ぎ)すると、ハンドルやフレームがよじれて推進力にならないときがあります。
トレックFXシリーズは、フレームがしっかりしているので、ペダルを踏んだだけしっかり進む。
ハンドルとフロントフォークがしっかりしているので、立ち漕ぎで自転車を「ねじる」動きにもびくともしない。
ねじった分だけ、推進力が生まれる気すらします。

ロードバイクは立ち漕ぎでバイクがぐんぐん加速していくものですが、トレックFXシリーズはそこまで加速する感覚はありません。
ぐんぐん加速というよりは、挙動が暴れずに安定して進む感覚です。
この道中の途中で気がついたのですが、サドルの後ろにしっかり座って、ハンドルに手を添えてくるくるペダルを回すと、するする~っと坂道を登っていきます。
クロスバイクに課された使命「街中で安定して走る」に、徹底している感がありますね。
ガシガシペダルに力を加えるよりも、ちょっと力を抜いてくるくる回すほうが効率がよくて、速い。
「急ぐな、急がない方が楽に速いぞ」とバイクが訴えかけてくるようです。
段差超えもなんのその!
つくばのペデストリアンデッキは、ときどき車道と交差します。
交差点といえば、自転車にとって大敵なのが「歩道と車道の段差」。
段差には直角に進入すれば、はじかれることはありません。くれぐれも速度とバランスに気をつけて!
カーボンフロントフォークは、この「ドシン」という着地ショックをいなすのに効果絶大です。

道中何度も繰り返される衝撃は、ボディブローのように疲れを溜めていきます。
長く走るならカーボンフォークはやっぱりいいんだなあ、と実感させられます。
後輪が段差を通過するときは、サドルから腰を浮かせてショックを和らげます。
タイミングが合わずに座ったまま段差を超えても、サドル(椅子)の出来がよいのか、幅広のサドル形状がよいのか、体に衝撃が加わることを防いでくれます。

これまた、おおげさなアクションを取るよりも、サドルに身を委ねるくらいの方が快適ですらあります。
FXシリーズは、いわゆる日本のママチャリと同じくらいの太さである「35mm幅」の軽量タイヤを履いています。
落ち葉の多い秋冬のペデストリアンデッキでも、太めのタイヤのおかげで滑るようにスムーズに走ってくれます。

(横すべりするわけではありませんw)
日向でトレックFX3をチェックしてみよう
TREK FX3 カラー:Dark Carmine(ダークカーマイン)

アルミフレームとカーボンストレートフォーク。まっすぐなアルミパイプではなく、膨らみと曲線が印象的な、とても立体的な造形です。

幅広のグリップ「Trek Line Ergonomic Pro」は、街中でバツグンの安定感。一定ペースで舗装路を走るようなライドにはぴったりです。

「Bontrager H1 サドル」も、街中のライドに適したデザイン。サドルの後ろの方で特にショック吸収性がよく、しっかり座って淡々と漕ぐ、クロスバイクライドでそのよさが光ります。

このダークカーマインというカラー、陽が当たると本当にキラキラとキレイです。

TREK FX3 カラー:Magic Mint(マジックミント)

「マジックミント」一見するとホワイトですが、陽が当たると淡いミントグリーンのパール粒子が浮かび上がります。深みのあるブルーロゴもマッチしています。

「Bontrager H2 Comp」35mmタイヤ。転がりのよさと、乗り心地のよさに優れる、ザ・クロスバイクタイヤ。

1✕10段のギア比構成で、街中で無理と無駄のない走りです。

このシマノCUES(キュース)というギアパーツ、ロードやMTB専用のレーシンググレードと比べると、変速速度ではやや劣ります。
変速レバーの動きがとても軽く、変速時の足に伝わるショックが非常に少ない!
ゆったり街中を乗るときに、非常に快適な操作感覚です。
普段いろいろなパーツをメンテナンスする立場として、目からウロコの操作性でした。
油圧ブレーキホースとシフトケーブル類は、ハンドルの下からフレーム内部に導かれます。ライダー目線だとほとんどケーブル類が目に入らない、きわめてすっきりとしたシルエットです。

フロントホイールは5mm六角レンチを用いて、クイックに着脱ができます。ディスクブレーキの負荷に負けない、しっかりとしたフロントエンドです。

お気づきの方もいらっしゃるでしょうか、ここはつくば市立中央図書館の前、『つくば市中央公園』です。
つくばエキスポセンターのロケットがランドマークですね。
https://www.expocenter.or.jp/
写真を撮っていると、池の鯉ちゃんが続々と集まってきます。可愛らしさの中にも、エサをねだる仕草に勇ましさを感じます。

おやつ今日はないよ。ごめんね。
公園の脇道へ
一路、進路を北に進んで、これまたつくば市のランドマーク、高さ45メートルの展望塔「栓抜き塔」が目印の『松見公園』へ。
https://www.city.tsukuba.lg.jp/shisetsu/kouensports/kouen/1002834.html
撮影したのが11月中頃です。もみじ、いちょう、様々な色どりを楽しめます。

平日で園内が空いていたこともあり、ちょっと脇道(ぬけみち?)に挑戦。
トレックFXのタイヤ、固くしまった土の路面であればなんのその、です。

園内からは遠くに筑波山が見えます。都会と田園、ビルと公園、つくばにはいろんな表情がありますね。

ガタガタのタイル路面を駆け抜けて、さあ目的地の筑波大学まであと少しです。

日向で乗車姿勢をチェックしてみよう
「ロードバイクに比べてリラックスした乗車姿勢」といわれるトレックFXシリーズです。
公園の日向でチェックしてみましょう!
被写体は、身長175cm、適正サドル高さが70cm(クランク軸中心~サドル上面)のライダーです。
L(ラージ)サイズにまたがってみます。スポーツライドであれば、サドル高さは「つま先が地面に付くくらい」に合わせましょう。

親指の付け根でペダルの中心を踏むイメージで、ペダルを踏み降ろしたときに「膝が角度35度くらい」が適正なあんばいです(個人差はあります)。
Lサイズは、「ハンドルが高め・サドル~ハンドル間が遠め」になる印象です。ハンドルが高いので目線(というか首まわり)にゆとりが出ますね。大きめだから乗りにくいということは無さそう。

つづけて、M(ミディアム)サイズにまたがってみます。

サドル高さは先ほどと同じに合わせましたが、Lサイズに比べると「ハンドルが低め・サドル~ハンドル間が近め」なので、腕を下に伸ばす印象になりますね。

身長175cmの筆者の場合、個人の感想ですが、「Lサイズのほうがゆったり乗れるな」「Mのほうがきびきび曲がるな」という印象です。
どっちを選ぶ?と聞かれたら、「Lサイズを選びます」。
繰り返しますが、個人の感じ方の違いはあります。実際にご試乗されることをオススメします!
ゆったりカフェタイム
『サザコーヒー 筑波大学アリアンサ店』
https://www.saza.co.jp/index-d-2.php

大人のゆったりカフェタイム。のんびり時間を過ごすために、鍵をかけるのを忘れずに。
最近筆者お気に入りの「ABUS Combiflex Trip 125」https://www.cog.inc/archives/40783
しなやかで使いやすい長さの、ちょっとおやすみタイムにちょうどよいワイヤーロックです。

本日のケーキとコーヒーをセットをいただきまーす(^^)

洞峰公園から筑波大学サザコーヒーまで、ちょうど5km。写真を撮りながら走ったため時間はかかりましたが、運動したのでゼロカロリーでカウントします(^^)

帰り道が早かった
さて、カフェタイムのあとは、のんびり他のルートで帰路・・・と行きたかったのですが、洞峰公園まで(オンザロードつくば店まで)もと来た道を戻ることにしました。(意外と疲れたというのもあるw)
それなりに距離があるなあと思いましたが、急がず慌てず、淡々とペダルを漕いでみました。
予想よりも早く、15分くらいでルートをたどれてしまいました。
こんなに近かったっけ?
ガシガシペダルを漕がず、サドルに腰を落ち着けて、ひたすらくるくるペダルを回す。
ただそれだけで、カラダに負担がかからずスピーディに街中を移動することができました。
カフェタイムのときに2人で話したのが、クロスバイクは「急がず」「あわてず」「スムーズに」ゆっくり走ると実は速い、不思議な感覚だということ。
街中の通勤や移動のために、そして片意地はらずにスポーツライドを楽しむために、ばっちり適した性格の乗り物でした。
もちろん、ペダルに力を込めればそれなりに速いのですけどね(笑)。
これはつくばの街にばっちりな乗り物です!
試乗してみよう
オンザロード各店、FXシリーズの試乗車を取り揃えています。
ぜひ、皆さまのお住いの街で、FXシリーズの魅力を確かめてみて下さい。

