E-bikeの航続距離を検証!BOSCHユニット搭載のTREK・Marlin+6に乗って試してみた

こんにちは!オンザロード守谷店の大高です。
守谷店には電動アシストタイプのMTB(e-MTB)の「TREK Marlin+ 6」(トレック マーリンプラス6)の試乗車が用意してありまして、お客様より「このバイク何km走れるの?」という素朴なご質問をいただくことが度々あります。
実はこれ、ある意味で回答が非常に難しい質問でもあります。
というのもE-bikeの場合、航続距離は乗る方の脚力にだいぶ左右され、倍ほど航続距離が違っているなんてこともあるからなんです。
というわけで今日は、実際に「こんな使い方することが多いよな~」を想定して、この Marlin+ 6 がどれくらい航続できるかを検証してみようと思います。
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準備段階 ~ルートとペースを考える~
まず今回の検証に当たって、Marlin+などの電動アシスト車を乗られるユーザーさんが、どの様な場所をどれくらいのペース、距離を走るかを考えてコースを作成してみました。

Marlin+はマウンテンバイクではありますが、泥除けやキックスタンドなどの装備が付けられるので、実はシティコミューターとしても活躍してくれるバイクです。
なので今回は本格的なオフロードではなく、ほぼ平坦な市街地・河川敷沿いのサイクリングロード・田んぼの畦道を三分割して走ってみようと思います。

前日に100%になるよう、しっかりと充電しておきました。
アシストモードは常に「AUTO」モードにキープ。時速24kmを超えるとアシストが切れてしまいますので、それを超えない17~23km/hで、常にアシストがかかっている状態を維持して走るようにします。

紫の帯のAUTOモードで表示されている航続距離は58km
この段階での航続距離を確認すると58kmとなっています。(紫色の帯がかかっているのがAUTOモード、ちなみに緑色の帯の数字はECOモードの場合です)
これは守谷店の周りをぐるぐると試乗している状況下だと、あとこれぐらい走れるよと算出される距離で、乗る場所や乗り方が変わると、徐々に航続距離が増えたり減ったりしていきます。
埼玉県の市街地を東西に移動
今回のスタート地点、埼玉県川口市を出発。
私が普段自家用車の整備に預けている工場が川口にあり、代車を借りずに車検に出すついでにサイクリングをしようという魂胆です。
Marlin+を車に積み、整備工場に車を預け、メーターをリセットしたら出発です。
埼玉県と東京都の境にある毛長川を東に走り、草加市、八潮市、そして三郷市を目指します。

これは埼玉県あるあるでもあるんですが、実はこのエリアは鉄道で東西に横移動する路線がありません。そのため西日暮里や北千住などの東京都内のハブ駅を経由しないといけなく、案外自転車のほうが早く移動できたりもします。
といっているうちに三郷ジャンクション脇の広大なサッカーフィールドに来ました。
今回のライドでは、50分おきに10分の休憩を必ず取るようにしました。
E-bikeはペダルへの負担が少ない反面、サドルに掛かる負荷が大きめです。おしりが痛くなる前に、こまめに休憩を取るのが吉です。

肝心の航続距離とバッテリー残量はこんな感じです。
15km走ってバッテリーの約1/5を消費しました。平均時速は約18km/h。スタート時にリセットして、この15kmの間の走行状況をバイクが読み取り、学習した結果がこの航続距離となります。

50分で15kmほど走行しました。平均時速は18km/h。
チョットわかり難いですが、単純計算すると満充電状態でAUTOモードなら68km(58÷0.78)、仮にECOモードなら96km(75÷0.78)走れることになります。メーカー公称だとECOモードで100km以上走れることになていますので、やや下回る成績となっています。
流山橋を渡り江戸川サイクリングロードへ
ここまで埼玉県の市街地を走ってきましたが、一時停止や信号待ちでのストップ&ゴーや陸橋のわずかな上り道で、電動モーターによるアシストが遺憾無く発揮してくれるのが、かなり楽だなぁといった印象です。
三郷市の市街地を抜け、流山橋を渡って江戸川の左岸、千葉県側にやってきました。
ここからは江戸川と利根運河のサイクリングロードを走って茨城県を目指します。

車と同じで、市街地走行では燃費(電費)がやや悪くなてしまいました。ですがサイクリングロードは、言わば自転車における高速道路。加減速やゼロスタート時の電力消費が少ない分、航続距離が伸びていくはずです。
極論、モーターアシストがかからない24km/hを超える巡航速度で走り続ければ、システムに必要な電力以外は消費せず、航続距離を伸ばすことは可能です。
ここが冒頭でお話した、乗る方の脚力に依存し、航続距離を正確にお伝えするのが難しいという点です。
ですが今回は「一般的なサイクリストの方が使ったら」という前提でテストしていますので、20km/h前後を維持してサイクリングロードを走ろうと思います。

利根運河沿い、東京理科大学野田キャンパス南側の広場まで来ました。
時間的に2度目の休憩タイムです。ここまでの平均時速は18.8km/h。
ちなみにこの段階でのバッテリー消費はこんな感じです。
1度目の休憩時と同じ15kmの距離を走っている割には、バッテリーの消費量が少なめです。

さらに50分、15kmを走行後のリザルト。平均時速は18.8km/h。
100%充電換算でAUTOモードなら73km(46÷0.63)、ECOモードなら104km(66÷0.63)と、航続距離は確実に伸びています。やはり当初の予想通り、市街地では航続距離が短くなり、サイクリングロードでは航続距離が長くなります。
市街地とサイクリングロードを15kmずつ走った結果なので、サイクリングロード単体を走っているだけならもっと長くなりそうではあります。
利根運河より2号排水路へ、広大なオフロード区間を走る
運河を過ぎた後は、利根川のサイクリングロードには出ずに、オフロード区間を走行します。利根川のすぐ南側にある「2号排水路」沿いの畦道は、広大で長く未舗装路が続いています。
やはりマウンテンバイクはオフロードを走るのが最高ですね!(急なちゃぶ台返し)
夢中になって走っていたので水路沿いの写真を取り忘れていました。

少し前の写真になりますが、上の写真のような感じの砂利道がおよそ10kmに亘って続いています。
なぜかサイクリングロードを上回る平均速度で走りきり、3度目の休憩タイムです。

ここまでの平均速度は18.85km/h。少し短めの14kmを42分で走ってきました。
100%換算での航続距離がAUTOモードで68.7km(33÷0.48)、ECOモードで98km(47÷0.48)となっており、2回目より悪化しています。イッタイナゼナンダ
守谷店までは後少しなので、幹線道路を走って戻ります。
目的地のオンザロード守谷店に到着!リザルトを確認します

到着!お疲れ様でした。
最終的な走行距離は49km、バッテリー残量は47%を残す形でゴールです。
最後に充電して100%時の航続距離を確認してみます。

この様な結果となりました。
今回約50kmを走って総括しますと・・・
◎電動アシストの恩恵を受けやすい市街地走行では、電費が悪くなり航続距離が短くなる。
◎サイクリングロードを走る分には、20km/hの速度でアシストを受けながらでも電費は悪くなりにくい。
◎オフロード走行が楽しい!航続距離とか忘れて楽しく走りたい!
といった感じです。
実はいいますと、電動アシストユニットのメーカー、BOSCHのサイトでは、かなり高度なシミュレーションが出来ます。
今回は事前にどれくらい走るか予想を立てていたのですが、ほぼほぼその通りの結果となりました。
BOSCH航続距離シミュレーター

今回はほぼ平坦なコースでしたが、これが山を登ったりするようなシチュエーションだと、大きく航続距離が短くなてきます。
BOSCHのユニットを搭載のE-bikeをご検討の方は、一度ご自身の使用する状況を想定してシミュレーターを試してみては如何でしょうか。


