クロスバイクの組立紹介
オンザロードつくば店 永島です。
春になるにつれ、自転車に乗る方も多くなると思います。
そこで我々がどのように自転車を組立ているのか、興味がある方がいると思いますので紹介します。
今回組立るのは、TREKのクロスバイクの「FX3」です!
メーカーから送られてくる箱はこれくらいになります。
人が入れるような大きさですね。
自転車を出したら、傷がつかないように梱包材が巻いてあるので全部取ります。
取り終えたらまずは、ヘッドベアリングのグリスアップです。グリスアップをすることにより、ハンドルの動きが良くなります。
また水が入らないようになるので、ベアリングが錆びにくくなるという大切な役割があるのです!ただグリスを塗るというものですが、とても大切な作業と言えます。
グリスアップを終えたら、タイヤを外しホイールの振れ取りをしていきます。
どんな作業かと言いますと、ホイールがまっすぐ回るようにスポークの張りを調整する作業になります。
出荷されたほとんどのホイールはこの振れ取りが必要です。
振れ取りをせずにホイールを使用した場合、ホイールがまっすぐに回らないので走りにくくなってしまいます。
また、振れ取りをしながらセンター出し作業を行います。
これはハブ(ホイールの軸)からリムまで、左右とも同じ距離にする作業です。
そして、ホイールは乗っているとスポークの張りが緩み振れがどうしても出てしまうので、定期的に振れ取りを行わなければなりません。
振れ取りが終わったら、タイヤをはめてバイクにホイールをセットしハンドル、ブレーキレバー、グリップの位置を決めです。乗る方が快適に走れるようにポジションを決めていきます。
また手が小さい方はブレーキレバーに指がとどかない場合があるので、レバーの距離を近づけてしっかりブレーキが出来るようしています。
次にアウターワイヤーの長さを決め、インナーワイヤーを通していきます。
インナーワイヤーを通したら変速、ブレーキの調整です。
変速の調整は、ペダルを回しながらギアがスムーズに変わるよう確認と調整をします。
調整が出来ていない場合ギアが上手く変わりません。また一段飛ばしてギアが変わってしまうこともあり、安全に乗るためには調整を必ずやっておかなくてはなりません。
そして新しいワイヤーは1ヶ月くらい経つとなじみが生じ、ギアが前よりもスムーズに変速しなくなるので再度調整が必要になります。
調整が終わったら、余分なワイヤーを切ります。
最後にペダル、アクセサリー類を取り付ければ完成です!
オンザロードではお客様に安全に楽しく自転車にお乗りいただくために、一切手を抜かず自転車の組立作業を行っております。
これからの季節にいかがでしょうか?
店頭に試乗車もありますので、気になる方は是非お試しください!