1月の森谷・越年しても大掃除して良し

巳の絵馬の前から失礼いたします。
全国の自転車乗りの皆様、新年あけましておめでとうございます。
オンザロード柏店のモリタニです。
本年も宜しくお願い致します。
2025年は巳年ということでね、巳のように皆様に巻き付きながら接客させていただきます。(冗談ですよ)

前回のブログはコチラ↓

12月の森谷・年末は皆でカスイチライド

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年末年始の過ごし方

皆さん、年末年始はいかがでしたか?
モリタニは普段なかなか時間が合わなくてご一緒できないお客様とともにライドへいかせていただきました。
その様子はまた後日ブログにてご紹介させていただきます。

ライドにてアイス食べたりうどん食べたりしてました。

年末ライドはおかげさまでかなり充実したライドになりまして、めっっっちゃくちゃ楽しかったです。
が、乗ることばかり集中してしまい、年末にやろうと思っていた自分のバイクのメンテナンスが全くできず、気づけば年が明けてしまいました。
家と店舗の大掃除はできたのですが、肝心のバイクが汚いまま年を越してしまいました…。

Madoneよ、すまん。

ということで今回は、自分のバイクを洗車ついでにオーバーホールしていきたいと思います。
バイクのメンテナンスやパーツ交換を検討している方はぜひお読みくださいませ。

因みに今、こんなキャンペーンもやってます↓

新春メンテナンスキャンペーン

オーバーホールとは?

オーバーホールとは、簡単にいうとバイクの健康診断みたいなものです。
バイクを1度バラして、洗車、グリスアップ、調整、パーツ交換などをして、再び組み上げます。

車で言うところの車検に近いです。

このオーバーホール、やり方は色々あるのですが、大きく分けて2つございます。
ざっくり説明すると、すべてのパーツを分解して行うフルオーバーホール(オンザロードではRXXXLメンテナンス)。
部分的に分解して、一部のパーツをメンテナンスするセミオーバーホール(オンザロードではRXLメンテナンス)。
オンザロードではこの2つのやり方でおこなっております。

全部バラす、ってなるとなかなか大変です。

これ、どっちのオーバーホールをやるべきか悩みどころですが、使用頻度やバイクを購入した年数、そしてこまめにメンテナンスしているかどうかで別れてきます。
例えば、バイクの使用頻度が多くても、定期的に洗車&注油をしていたり、こまめに消耗品を交換している方は、セミオーバーホールで一部分だけのメンテナンスだけで済んじゃう方もいます。
ですが、週に1回20kmくらいしかバイクに乗らない方でも、保管状況が悪かったり、点検・メンテナンスをしていないバイクは、割とフルオーバーホール案件になりやすいです。

特に雨のなか乗った日は、何もせず放って置くと、チェーン等がすぐに錆びちゃいます。

御自身でバイクの手入れをされている方は、走行距離が長くても状態はキレイです。

店舗でメンテナンスをする重要性

ちょっと話は逸れますが、最近、御自身でバイクをイジってしまい、直せなくて店舗にバイクを持ち込んで来る方が増えております。
タイヤやチェーン交換などは、比較的簡単なのでいいんですが、変速関係(RD,FD,レバー)や油圧ブレーキ、ヘッド部分、ホイールのハブ、ボトムブラケットの駆動部分は、フレームから外したり、外すのに特殊な工具が必要になったりと、個人でやろうとするとなかなか難しいです。

駆動部分の消耗具合はバラしてみないとわからないので、最低でも2年に1回は店舗で見てもらうのをおすすめします。

近年、YouTubeやSNS等の影響で、昔に比べると自転車関係の情報が入りやすくなっております。
動画などを参考にして、御自身でバイクをメンテナンスしようとする方もいるかと思います。
ですが、初見でバラしたり調整するのはかなり危険ですので、決して自分でやろうとせず、必ず店舗のスタッフにご相談ください。

いや、バラすのはまだ良いんですよ。これをまた組み立てるのが大変なんです…。

モリタニバイクのメンテナンス

前置きがながぁ~くなってしまいましたが、モリタニのバイクをオーバーホールしていきたいと思います。
因みに今回は部分的にメンテナンスするセミオーバーホールをしていきます。

さて、どこから手を付けましょうかね。

「え?あんだけメンテナンスの重要性を語っといてセミオーバーホールなんですか?」
違うんですよ、ちゃんと理由がありまして…

①バイク購入してからまだ半年しか経ってない。
②週1または週2で洗車&注油している
③ほぼ毎日乗っているからちょっとした異変も気づいてすぐ直す。
④自転車屋だからいつでもメンテナンスが可能

…てな感じなんで、今回はセミオーバーホールで進めさせていただきます。
決して時間がないとか、手間だからってわけじゃなくて単純に直すところが少ないんです。
フルオーバーホールの内容はきっと他のスタッフがブログで書いてくれるはず!!!笑

とりあえずバラしますか。

バラして洗車

まずはバイクをバラして洗車をします。
バイクからホイールを外し、スプロケットを外します。

うん、キタナイ。

普段モリタニは車体にホイールをつけっぱなし(要はそのままの状態)で洗車してしまいます。
その方が早いですし、ホイールを外して洗車するよりも安全です。
ですが、細かい部分まではなかなか洗い流せないので、たまにバラして洗車してあげるのが良いです。

スプロケットはこの歯と歯の間に汚れが溜まりやすい。

ひとまず泡だらけにしておきましょう。

歯を1枚ずつバラせるスプロケットだと楽なんですが、バラせなければブラシでゴシゴシ洗います。

Before.

After.

違いが伝わりますかね?

スプロケットを外すには工具が必要なので、ホイールから外すのは大変ですが、ホイールに付けたままでも十分に洗えます。
後輪の外し方さえわかれば誰でもできますので、ぜひトライしてみてください。

もちろんホイールも洗います。

乾燥中。

続いて、リアディレーラーの洗浄です。

ここもまた汚れが溜まりやすい箇所。

因みにチェーンは交換するので外してあります。
リアディレーラーについているプーリーの歯車、ここに汚れが溜まりやすいです。
コチラも後輪さえ外せればチェーンがつながった状態でもキレイに洗浄できます。

チェーンがないとより洗浄しやすい。

チェーンリングも洗っておきましょう。

先程のスプロケット、リアディレーラーについているプーリーの歯車、そしてチェーンリング、この3箇所はすべてチェーンが歯にかかる箇所です。
チェーンが汚れる=この3箇所も汚れる、ということなので、チェーンだけ洗浄しても、この3箇所が汚れていると、またチェーンが汚れてしまいます。
なので、できればチェーンと一緒に洗浄してあげるのが理想です。

「洗浄したばっかりなのになんで汚れてるの~?」というのはそういうことです。

ドライブ周りを洗浄したらフレームも洗いましょう。

こことか。

こことか。

フレームはホイールを外したほうが細かいところまで洗いやすいです。フォークの裏や、チェーンステー周り、ブレーキキャリパーなどなど。

ブレーキキャリパーは油分があると音鳴りがするので注意。

フレームの洗浄は一見簡単そうですが、細かなところに汚れがあるので意外と大変です。

以上で洗車は終了。普段なかなか洗浄できないところもできて大分スッキリしました。
ただ、洗車を頑張りすぎたせいで、このままだと昨年以上に長文ブログになりそうです。(自覚有り)
なので例の如くブログを分けます。笑
次回は消耗品の交換からスタートです。

ではまた!