6月の森谷・初めてのトライアスロン【レース編】

キツかった、本当にキツかった。でも、トライアスロンを楽しめた一日でした…。

全国のトライアスロン1年生の皆様、こんにちは、
先日トライアスロンデビューした柏店森谷です。
6月30日に開催された木更津トライアスロンに出場してまいりました。
去年の10月からトレーニングを初めて約8ヶ月、いよいよその成果が試されます。
レースレポートは鮮度が命!ということで、レースが終わってから3週間以上経ってしまいましたが笑
今更ながらレースレポートを綴らせていただきます。
超絶長文ブログですが、ハリー・◯ッターほどではないので、最後まで読んでいただけると幸いです。

練習パートブログ↓

6月の森谷・初めてのトライアスロン【スイム編】

6月の森谷・初めてのトライアスロン【バイク編】

6月の森谷・初めてのトライアスロン【ラン編】

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6月の森谷・木更津トライアスロン

勝負は準備段階から始まっている。
まずは忘れ物がないかチェック。特に身につけるものは忘れた時点でオシマイです。
なんでもそうですが、物事には段取りというものがあって、それはスポーツ、とりわけタイムを争うものでしたら尚更です。
トランジットのあるトライアスロンはまさにそれ。

事前にゼッケンとスイム用キャップが送付されます。

シューズ、ヘルメット、ウェットスーツ etc…。一つでも忘れたらレースに出られません。

今回はオリンピックディスタンスに参戦、(スイム1.5km→バイク40km→ラン10km=51.5km)ということで、補給食もこだわってみました。

今回の補給食達。

レース経験豊富なつくば店・ワタナベ氏の意見を参考に購入。
朝、レース前、バイク中、ラン中にそれぞれ補給するもの、補給するタイミングなどを事細かにアドバイスを頂きました。
因みに森谷はこの写真に載っている補給食はすべて食したことがありません。笑
それぐらい私はオンザロードスタッフを信頼しております。

身体を動かすためのカフェインや、足攣りを防止するマグネシウムなどが入ってます。

陸上部時代は投擲種目が主だったため、あまり食事や試合中に口にいれるものは気にしてませんでした。
しかし、自転車に携わるようになってから、競技時間にあわせて接種するものも考える様になりました。
自己管理ができていないとできないスポーツですねぇ…。

いざ、木更津へ

レース当日、無事に木更津のレース会場である陸上自衛隊木更津駐屯地に到着。
実は緊張してなかなか眠れず、夜中の1時に起きてそのまま会場入りしてしまいました。笑
まぁ、寝坊してDNSするよりかはマシです。

ここでゴールした人は写真を撮るようです。

会場入りしたら、まずはコースの確認、そしてトランジットエリアへバイク等を置きにいきます。

総勢800名以上が参加する木更津。

ぎゅうぎゅうです。

バイクとトランジットの準備ができたらウェットスーツに着替え、スタートの準備です。
スタート地点のポンツーンへ向かいます。

東京湾に向かっていざダイブ。

ポンツーンエリア。スイムのスタート地点まで行ける浮かぶ陸地。

通常は浜辺などから入水してスタートする場合が多いらしいのですが、木更津のスイムスタートはフローティングスタートと言って、海に浮いた状態でのスタートとなります。
初心者向けのレースという割にはのっけから難易度が高めです。笑
ただ、海に浮くことに集中したおかげで、スタート前の緊張はどこかへ消え去りました。
あとはスタートの号砲を待つだけです。

ただ浮いているだけのように見えますが、浮くために水の中ではめちゃめちゃ頑張ってます。笑

フローティングが不安な方は浮き輪やポンツーンで待機するのも可能です。

ドキドキのスイムパート

スタートの号砲がなり、いよいよ森谷の初トライアスロンレースが始まりました。

多分、どこかにいます。笑

コースは1周750mのコースを2周、周回間に陸に上がることはなく、そのまま1.5km泳ぎっぱなしです。
泳ぎながら意識したのはとにかく真っ直ぐ泳ぐことです。
以前のスイムブログにも上げたように、海では潮の流れや波があるので、自分ではまっすぐ泳いでいるつもりでも、ぜんぜん違う方向に行ってしまうことがあります。
なので、タイムより確実に泳ぎ切ることを意識して泳ぎました。
ブイが各コーナーごとにあるので、ブイの位置をヘッドアップで確認しながら泳いでいきます。

みんな、ブイ向かって泳ぐのだ。

しかし、レースはそう理想通りに行くものではありません。
まず泳ぎ出してすぐに他の選手ともみくちゃになりました。笑
バイク、ランと違い、前の向けない種目なので、そうなるのはある程度予想はしていましたが、想像以上でした。
また、場所によって波がかなり高い部分があり、練習同様波酔いをしてしまいました。
しかもこの時まだ600m地点くらいだったので、この先泳ぎ続けられるのかかなり不安でした。

まわりにはライフセーバーの方がいるので、最悪助けを呼ぶことはできます。

それでもなんとか波のタイミングなどを読みながら泳ぎ続け2周目へ突入。
周りを見る余裕もで始めましたが、私より後ろにいる方はほとんどいませんでした。
が、私の目標はあくまでタイムではなく完泳だったので、気にすることなくとにかく前へ前へと泳ぎました。
そして40分かけてどうにか1.5kmを泳ぎ切ることに成功。
生きて陸に戻ってこれたことに安堵しました。

スイム:41:58(624/832位)

爆風のバイクパート

「よし、トランジットエリアへいこう」と、思い、陸に上がって走り出した瞬間、左のハムストリングスが攣りました。笑
練習では一度も攣ったことがないのになぜ!?と、動揺しましたが、すぐさまその場でストレッチ。
しばらくしてどうにか動けるようになったので、ひょこひょこ歩いてトランジットエリアへ。
あとで分かったのですが、慣れない海水&ウェットスーツによる体温の上昇で気づかないうちに脱水症状になったのではないか、と向井さんが推測。
トライアスロンではよくある現象のようです。
水に入っていると喉乾いてるのがわからないですからねー。皆さんもこれからの時期気をつけてください。

トランジットエリアまでの道がまた長い長い。

予定では颯爽と走ってバイクに行こうと思ったのですが、左足引き釣りながらの激ダサな状態でトランジットエリアへ。
(やべー、俺ダセー…)と思いながらパッと周りを見渡したら、他の選手の方も同じように歩いていました。
この苦しみは言葉をかわさずとも共有できる。これがトライアスロン。笑

バイクは滑走路のコースを走ります。

バイクコースはなんと陸上自衛隊基地内の滑走路を走ることができます。
コースがめちゃくちゃ広く、普段まず走ることのできない場所にテンションが上ります。
しかもこの日は風速7mとかなりの爆風が吹いており、追い風区間は軽く踏んで50km/h、向かい風区間は25km/hほどしかでない、という超極端なコンデションでした。
これは普段バイクに乗らない人には大分辛いですねー。(にんまり)

向かい風区間の様子。皆さん、大変そうです。

私はというと、追い風区間はなるべく踏まず、逆に向かい風区間では一定のパワーで踏み続けました。
その結果、追い風区間、向かい風区間共に前方の選手たちを快調に追い抜き、スイムの遅れを取り戻すことができました。
オンザロードの練習会のお陰で、かなり余裕をもって走ることができました。いやー楽しかった。

バイク:1:14:18 (83/832位)

あまりの風の強さに止まって休む人が出るほどの強風。

ところで、お気づきの方もいると思いますが、レースが始まってから私が走っている写真が1枚もでてきておりません…!笑
このレースレポートがこの時期になってしまった理由としては、主催者側が写真を無料で提供してくださるのですが、写真のチェックなどで時間がかかってしまったらしく、しかもランダムに写真を撮っているため、写っていない選手もいるとのこと。
まぁ無料なので文句は言えませんが、とはいえ1枚くらいはバイクの写真はあるだろうと思い、いざ写真が公開されたらなかったと、いうことですねー!
誰か森谷の写真を撮っている方がいたらご連絡ください…泣

柏店のお客様スガヤさん、私と同様、今レースがデビュー戦です。

元アルバイトのキムさん。やっぱりトライアスロンバイクは絵になります。

地獄のランパート

バイクパートを爆速で走り意気揚々とランパートへ。
…と、走り出した途端にまたしても足攣り。しかも今度は両足の内転筋をいっぺんに攣ってしまいました。
こ、これは走れるのか…?

ランはバイクと同じく滑走路を使用したスーパーフラットなコース。

苦労してここまで来てリタイヤするわけには行きません。足で地面を蹴るのではなく、骨盤を回して足を前に運ぶ意識で走りました。
エイドステーションもうまく活用しながら、今走れるペースで走りました。

ここでやっと森谷初登場。エイドで思いっきり水をぶっかけられてます。

エイドでの給水と冷水ぶっかけ祭り(アレは楽しかった)のお陰で暑さは全然平気でしたが、風が相変わらずの強風で、かなりペースが乱れました。
特に追い風区間で、自分の体力以上にスピードが出てしまうので、足が使い物にならない森谷にとってはかなり苦痛でした。
普段は1km/5分ほどで走りますが、足の痛みと単純にスイムとバイクの疲労で、身体が全く言うことを聞きませんでした。
この辺はまだまだ修行不足ですね…。

途中何回も止まりそうになりましたが…。

あまりにも足が痛かったので、何回も止まろうと思いましたが、そこはプライドが許さず、ゆっくりでもいいから走り切ろうと思い、最後の力を振り絞り走りました。
今思えばこの判断が後ほどの結果につながったと思います。

ゴール

どうにかこうにか10kmを走りきり、無事オリンピックディスタンスを完走しました。
ラン:58:33 (418/832位)

FINISHの瞬間。もう顔がヤバいです。笑

ゴールした瞬間、なんとも言えない気持ちになりました。
疲労感とも達成感とも言えない、今までに味わったことのない感覚でした。

さて、気になるタイムは…

~木更津トライアスロン・リザルト~
総合タイム:2:59:56 298/832位
スイム:41:58 624/832位
バイク:1:14:18 83/832位
ラン:58:33 418/832位

タイムを聞いてびっくりしました。
完走はするだろうとは思っていましたが、まさか3時間を切れるとは。これは嬉しい。
思わぬ結果にテンション爆上がりです。笑
やはり最後のランで止まらなかったのが大きかったかもしれません。

例の場所でパシャリ

いやーみなさんお疲れ様でした。
今回トライアスロンに出場してみて感じたことは、周りの方の応援がすごい力になったことでした。
私は色々なスポーツをしてきましたが、トライアスロンほど応援の声が力になるスポーツはありません。
しかも選手同士でも励まし合ったり助け合ったりする様子は、ライバルというより、共に完走を目指す仲間のような感覚がありました。
これはハマる理由がわかります。

次戦、森谷は8月25日の手賀沼トライアスロンに出場予定です。
皆さん、お店から近いので、ぜひ一度観戦に訪れてみてくださいー。

長文。駄文、失礼しました。
ではまた!