クロスバイクにロードのホイールを取り付け!
ホイール交換といえばスポーツバイクユーザーが憧れの最上級アップグレード。しかしクロスバイクユーザーの多くがホイールのアップグレードの中断を余儀なくされてきました。
通称【リアエンド幅問題】
しかし、このリアエンド幅問題に終止符が打たれ、アップグレードがぽんぽんできる時代が来ましたよ。
今回はつくば店稲見がお伝えしたいエンド幅問題の解消方法についてご案内します。
https://otr.jp/staff-blog/crossbike-custom-2019-09/
まずはおさらい。エンド幅ってなに?
↑ホイールをバイクの取り付ける際の規格のひとつ。
リアホイールでの話ですが、この取り付け長さがロードバイクとクロスバイクとで違うため、ロードバイクのホイールをクロスバイクに取り付けできないのです。
◎リムブレーキの場合
ロードバイクのエンド幅 : フロント100mm リア130mm
クロスバイクのエンド幅 : フロント100mm リア135mm
「フロントは同じ規格なんだ。ん?リアもたったの5mmなんだから気合で取り付けできるんじゃないの?」
『気合じゃ無理。』
なお、気合や工夫でつけると以下のような症状が発生するかも。
・走行中ホイールが外れる。
・変速がうまくいかない。
・ブレーキの位置がうまく決まらない。
などなど。
リアエンド幅問題の解決策とは?
ディスクブレーキタイプのクロスバイクを買おう!
↑これ。
◎ディスクブレーキ・クイックレバー(QR)の場合
ロードバイクのエンド幅 : フロント100mm リア135mm
クロスバイクのエンド幅 : フロント100mm リア135mm
◎ディスクブレーキ・スルーアクスルの場合
ロードバイクのエンド幅 : フロント100mm リア142mm
クロスバイクのエンド幅 : フロント100mm リア142mm
(リアはスルーアクスルの経が12mm、フロントは12mmと15mmの2種類がある)
ホイールに付属または別売りの変換アダプタを使えば、ディスクブレーキ仕様のクロスバイクにはロード用ホイールが装着可能なのです。
TREK2020年モデルのクロスバイクだと…
FX1~3 : 前後クイックレバーなので変換。
FX4 : 前は12mmスルーアクスルなのでポン付け。後はクイックレバーなので変換。
FX5~6 : 前後12mmスルーアクスルなのでポン付け。 ←超簡単
変換キットでQRアダプタを取り付けるとリアホイールのエンド幅は135mmになりました。
クロスバイクにおすすめのホイール
今回カスタムに使用したホイールの詳細。
メーカー:FULCRUM(フルクラム)
モデル:Racing 5 DB 2WAY-R(レーシングファイブ)
リム:アルミ製、ハイト26mm、内幅17mm
適合タイヤ幅:25~50mm
ブレーキ規格:センターロックディスクブレーキ
フロントアクスル:QR、12mmスルーアクスル、15mmスルーアクスル
リアアクスル:QR、12mmスルーアクスル
重量:1,610g
価格:¥46,000-(税抜)
重量1,600g台前半にしてこの価格。コストパフォーマンス最強ホイールかと思います。
TREK FX2に試しに装着。
重量は11kg台でしたが…
約1kgも軽くなりました!!
ホイールやタイヤの交換は費用対効果が非常に高く、走行した時の違いがよくわかるカスタムです。
以上つくば店稲見がお伝えしたいクロスバイクにロードホイールの装着のススメでした。
どのホイールが良いのかなど分からないことがあればぜひスタッフご相談下さい。