不動峠に春がきました。

雪が解けて川になって 流れてゆきます
つくしの子がはずかしげに顔を出します

もうすぐ春ですね
ちょっと気取ってみませんか  
                  By キャンディーズ  春一番

おじさん達がウォーマー脱いで 生脚だします
すね毛たちが恥ずかしげにチクチクします

もうすぐ剃りますね
ちょっと気遣ってみませんか  
                 By 詠み人知らせず 


そんな気分を朗らかす、啓蟄の最初の水曜日。

果たしてこんな呼びかけに釣られて何人が集まるのでしょうか!?

「ブラボー!」な休日。

”FUDO Pass 10 round trips in spring ”

ズバリ、春の不動峠 10往復 です!!

啓蟄 ⇒ 虫が冬眠から目覚めて活動をし始める時期。
その意のごとく、黒字に青帯のジャージを纏った紳士淑女が不動峠に羽ばたいてゆきました!!

10本もあるので、まずは焦らずゆっく登りましょ!! 全部ゆっくりかもしれませんが・・・

しかし、三月初旬ににも関わらず、ゴールデンウィークのような陽気でペダル漕ぐだけで気分も揚々してきます!!


ご覧下さい!!この笑顔!!


と、その奥にそびえる季節性アレルギー鼻炎の元凶を生み出す、元気な杉たち!!
陽気に誘われて、バンバン花粉ばら撒いてました~、これも都会のお洒落な人の好むオーガニックです。

花粉症に関してはキャリア35年のベテランかつエリートな私ですが、花粉センサーのキャパを遥かに超えて、拒絶反応が停止しました。 ショック療法です。   


さてさて、今何本!?

3本、4本も過ぎると、もう何本なんだか??
石ころ重ねて、カウターにします。”不動の重ね石”もしくわスイートスウェットメモリーストーン”
とここでは呼んでおきましょう。
この後に特別にいい事起きたら、”Sweat Memory Stone”がパワースポットとして後世に残る名所に発展してくれたら不動峠愛好家として幸いです!!


ちょっと緊張感がなくなった時間帯には、気持ち速めのペースアップラウンドに切り替えて、ピリッと刺激を入れたり。

どんなにゆっくり登っていても、サドルの上に5時間もいれば、脚だけでなく肩も凝ります↓↓
ちょっと周りと距離を置いて、前後の安全を確認しつつ上半身のストレッチです!!

車上ストレッチでは基礎のポーズ「タイタニック」です。ゆっくり手のひらを返してキメです!!


気づけば,我々の汗の滲んだ”Sweat Memory Stone”のツインタワーも残り1段となりました。

ここで賽の河原のように鬼が出てきて、重ねた石をこん棒でぶちまけられたら振り出しに戻って一から出直しです。
今後この石塔をお見かけしたら誰かの小さなチャレンジをそっと見守って下さい、そしてチャレンジが成就した方は最後は元に戻して下山しましょう。



ついに最終ラウンドです!!

周りを見渡せばみんな今日一番の笑顔をしてます!!
いゃ~疲れてないのか全く悲壮感がないです、きっと春のせいです!!

締めの一石は、実行委員長の独断により敢闘賞を受賞した、Mr.Gさんにお願いしました。

Mr.Gさんはクラブイベントに参加されるゆになって一年未満ほど、体力のみならず仕事・家庭をやり繰りしながら自転車を楽しむ姿は、私自身改めて初心を見直すきっかけにさせていただいております。いつまでもこうありたいものです。



濃密な6時間が終わろうとしております。

後ろ髪惹かれるような名残惜しさには、夕日が沈みかける夕暮れ時の哀愁感が似合います。が、そうはならず、

まだバリバリ明るい午後三時。計画通り順調に事が運びました、これも皆さんの協調性の賜物です。

「でままた週末」っと霧が晴れるかのように峠で解散となりました。
こうして「いつでも(平日でも!?)集える仲間がそばにいる」ことはとてもありがたいものです。


こんなに運動して明るいうちにお家に戻ってこれたなら、もう我慢できませんねぇ!!
お家に帰るまでが遠足です、とはいい言葉ですね。

冒頭の詠み人知らせずの詩の如く、ビール片手にすね毛の処理に執りかかりました。

                                          柏店の堀越でした。