行くぜ茨城シクロクロス!涙の「第2戦 取手ステージ」
こんにちは、10月20日です、柏店より影山です。
あれから1週間が過ぎようとしています・・・台風19号による、日本全国未曽有の災害。
皆さまの身辺はご無事でしょうか?
なかなか復旧の見通しが立たないエリアもありますが、こんなときこそ前を向いて、自力でペダルを回していきましょう。
進み続ければきっといいことがあります。間違いなく。
取手ステージは中止になりました
10/14 に予定していた、私たちの「茨城シクロクロス第2戦 取手ステージ supported by TREK」。貴重な国際カレンダーレース、ナショナルランキング対象レースが失われました。
茨城第1戦から続くボルテージ、いったんお休みとなってしまいました・・・。
https://otr.jp/staff-blog/ibarakicx-uguisu-2019-09/
大会主催を始めて7年。いままでも数々の天災に見舞われ、時に直撃、時にかすめた年もありましたが・・・私たちにとって大会中止は初めての事態。
まさかここまでの被害が生じるとは!
続々と届く警報の数々。会場の被害予測のみならず、運営スタッフの移動安全、支援して下さる自治体の負荷も鑑み、大会前々日 10/12 夜に中止を決定しました。
ギリギリまで判断材料を与えてくれて、一緒に考えてくださった取手市役所の皆さん。助言をくれた国内コミッセール(審判団)の皆さん。そして遠いニュージーランドからアドバイスを送っていただいた、本大会国際審判長のジェレミーさん。
1年間にわたる準備を支えてくれた社内社外のスタッフの皆さまには感謝しかありません。
もちろん、選手観客の皆さん、大会スポンサー企業の皆さまにも多大な落胆となったと思います。
必ずまた来年、皆さんと楽しみと苦しみと喜びを分かち合いたい。今はそれしか言えません・・・。
野外準備を振り返る
OTRスタッフと地元協力スタッフ総出で2週間前に行った会場整備・・・。草刈りのほとんどは取手市役所さんが行ってくれているのですが、細かいところの追加手入れでかなり時間を要します。
刈る!
どかす!(筋肉痛!)
はこぶ!(食べません!)
ホームストレートとなる(はずだった)メインの草地エリアを重点的に整地しました。自然相手のスポーツフィールド、どうしても手間がかかります。
その翌週、今度はコースを描くための木杭を打ち込んでいきます。
この会場だと、打ち込む木杭の本数は500本を下らないはずです。自然の地形を生かすとはいえ、安全管理を考えると減らすわけにはいきません。
ピットエリア(機材交換エリア)となる区画にも杭を打ち込んでいきます。この区画はメジャーで測りながらきっちりと。
室内準備を振り返る
弱虫ペダルとのコラボイベントということで、10/10発売 週間少年チャンピオン 誌面にも掲載していただきました。
取手の地域情報誌「リボちら」にも表紙掲載していただきました。OTRクラブのカルベさんにご登場いただきました!
取手ステージは JCF 日本自転車競技連盟公認のナショナルランキング対象レース。賞状の印刷は全カテゴリーで約60枚。(印刷後の画像?来年にとっておきます!)
茨城シクロクロス史上最多510名分のゼッケンも印刷完了。
そして、インターネット越しに水位計を眺め、各所と電話とメールの半日間。ゼッケンと計測チップを袋に詰める夜半の作業中に中止を決定しました・・・。
http://ibarakicx.com/topics/20191012-2640
明けて日曜日
土曜の夜に中止を決めたあと、一気に河川増水。水位計からの予想通り・・・。雨風も強まります。
翌朝の関東地方は、台風一過の晴天。各地の被害を伝えるニュースが流れる中、出勤前に会場付近施設へ大会中止のご挨拶へ。
会場となる取手市小貝川リバーサイドパークは、小貝川サイクリングロードのある土手てっぺん寸前まで増水。会場は完全に水の中。
水面から見え隠れする木杭が物悲しい・・・。
僕が滞在した短い時間に、何人もの選手・関係者が様子を見にいらしました。ここの心配の前に自分の家の心配しなよっ!と冗談半分な会話をしながら。
OTRクラブのフクダさんも会場のお見舞いに。哀愁漂う、やらせ写真をパチリ。(哀愁はウソではありませんか・・・。)
1週間がたって、ようやく会場は水が引いたようです。茨城県南部や千葉県の河川も少しずつ水位が下がり、落ち着きを取り戻しつつあります。
取手市役所にも事後のご挨拶へ。住んでもいないのに何回も何回もお邪魔しています。ホント毎度お騒がせな団体ですみません・・・。
少しだけ、来年への企画の相談もさせていただきました。2020年はオリンピックイヤーなので祝日がずれるし、花火大会など各種イベントもスライドするだろうとのこと。
私たちの大会はまだ未定ですが、つい先日UCIから「来年の日程の仮申請をプリーズ」な英文メールが届いた・・・(滝汗)。
私たちはこの大会を通じて何を表現したいのだろう?
少しだけ考える時間がありましたが、思いは変わりそうにありません。
自転車で地域を元気に!世界へ繋がる階段を!どうせやるならホンモノを!
私たちのミッションは立ち止まりません。ペダルを回せば必ず前に進みます。その先にはきっといいことがある・・・間違いなく!
前進あるのみです!
前橋、幕張、茨城涸沼、冬の関東は大会も目白押し!続くシクロクロスシーズン、楽しんでいくぞう!よろしくお願いします!