9月の森谷・新型Madone SL &SLR乗り比べ

山の上からこんにちは。
どうも、筑波山はつつじヶ丘付近からお送りしております、柏店森谷です。
登りは嫌ですねー、登りが苦手な森谷には辛いのなんの。
でもしばらくしたらまた山を登りたくなるのはなぜでしょうか?
それは辛いライドほど思い出に残りやすいからです。
辛いライドは深く脳に刻まられ、「もう二度と行くか!!」と、思っていてもなぜかまた行きたくなる。そしてそれはやがて中毒になってしまう。
私はこれをラーメン◯郎現象と呼んでいます…?

前回のブログはコチラ↓

8月の森谷・灼熱!!手賀沼トライアスロン参戦

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前置き(長いです)

あるスタッフに言われました。
「新しいMadoneを買ったのなら、早くインプレ記事を書きなさい」と…。

インプレ記事…だと?

インプレ記事(インプレッション)、要はMadone Gen 8に乗った感想ということですが、7月のブログに軽く掲載した程度でちゃんとしたインプレ記事は書いていませんでした。

7月の森谷・ぼくの夏休み-2024年- ②

しかし、Madone Gen 8発売当初、オンザロード含めTREK取扱店の各スタッフの方々が山ほどインプレッション記事を掲載していたので、森谷は(まぁ、俺は書かなくてもいっか!)と、心のなかで勝手に思っていました。

オンザロードのインプレ記事(著者・かげやま)↓

『There’s only one. 究極のレースバイク』新型 Madone Gen 8 第8世代マドンに乗ってみた!

DE・SU・GA、ここで思わぬサプライズが…。
なんとこの度、TREK様のご厚意により9月よりオンザロード各店にてMadone Gen 8の試乗車をお借りすることができました!

Madone SLR 9 AXS Gen 8

うひょ~

お借りした台数はSLRグレードを含めた計4台。
森谷はSLグレードは以前から乗ってはいたのですが、SLRグレードは購入は愚か試乗すらしたことがありませんでした。
なのでせっかくのいい機会なので、お借りしたSLRグレードと現時点で乗っているSLグレードの比較を実際乗って確かめたいと思います。
生意気にも私森谷が独断と偏見と忖度(なるべく)無しで綴っていきます。

独断と偏見と言いつつ、しっかり他店スタッフの感想も取り入れてます。笑

「まぁそう意見もあるよね~」ぐらいの気持ちで読んでくださると幸いです。

個人的に良かったところ①フレームの剛性感

早速お借りしたSLRを乗ってみました。まず乗って感じたのはバイクの反応の良さです。
ペダルを踏み込んだときの反応の良さはSLグレードに比べるとかなり良いです。とにかくよく進みます。
よくハイエンドのフレームは硬いという表現を用いられますが、個人的にはそこまで硬さを感じなかったです。個人的にはね。

もっと身体にも負担がかかると思いましたが、そんなことなかったです。

平地での印象ですが、踏み込んだときの加速感、巡航時の速度維持、トルクを掛けたときの剛性感、どれをとっても一級品で、これぞMadone!といった感じでした。
速度が上がると自然と伸びるように加速し、とても気持ちよく進みます。これは確かに高速域で走りたくなるバイクですねー。

登りではどうか?

先代のMadone Gen 7よりも350g軽量になった今作のMadone Gen 8。
登りでは平地以上に推進力を感じました。

グイグイ登れる推進力、これは病みつきになります。

個人的に最も感動した登りでの推進力。
今までもEmondaや他社の軽量バイクを乗ってきましたが、このMadone Gen 8 が一番登れる感覚がありました。
SLグレードももちろん良いのですが、SLRグレードは軽量かつ剛性感がある分、登坂力が段違いでした。
恐らくですが、平地が得意な人が登れるバイクなんじゃないかと、勝手に考察しております。

登りが苦手な私や他のスタッフも口を揃えて「これは速い!!」と大絶賛。

個人的に良かったところ②空力性能

次に感じたのが走りの軽快さです。

この構図、どこかで見たような…?

「軽さは正義」
ロードバイクの世界ではまるで標語のようになっている車体の重量問題。
先の写真に載っていたMadone SLR 9 AXS Gen 8(XS)は重量を計測したところ約7.3kgでした。

ペダル含めると7.47kgでした。

ん?ちょいと重い…??
他社のハイエンドモデルに比べるとまあまあな重量差があります。
ですが、先程も述べたように登りはグイグイ登れるし、軽快に感じる。
不思議ですねー。

この穴に秘密がありそうです??

これはあくまで私の個人的な意見ですが、恐らく空力性能が関係していると思います。

Madoneといえば!のこのフォルム。

Madone特有のフレーム形状であるIsoFlow。SLグレードに乗って快適性ばかり実感しておりましたが、レーシーなSLRグレードに乗ると、空気の抜けの良さがより一層感じます。
単純にフレームの重量差もあると思いますが、ペダルを回しているときのスムーズさがSLグレードに比べると変わってきます。

色々と意見が分かれるRSL Aeroボトル&ケージ

空力といえば、今回色んな意味で話題となっているRSL Aeroボトル&ケージ

エアロ性能をさらに高め、ライダーシステム全体を高速にするとのことですが…

ある意味注目度はバイク以上だったRSL Aeroボトル&ケージ。
私が乗った感じでは、残念ながらこのボトル達が空力に関係しているかは実感はできませんでした。
が、試しにボトルを2本とも外して走行してみたところ、若干ではありますが、軽快さが薄れた気がします…。多分(笑)。

これは感じ方にかなり個人差が出ると思います。

そこまで長い距離を走ってワケではないので、比較はしづらいですが、数値上はRSL Aeroボトル&ケージをつけたほうが良いのでしょう。
ただ、正直な話、データよりも感覚派の森谷にはあまり違いは感じられませんでした。これはもう実際購入して自分で確認するしかなさそうですね…?

個人的に良かったところ③ハンドル

これはSLRというよりアイテムのインプレになってしまいますが、SLRグレードの完成車についてくるTrek Aero RSL一体式カーボンハンドルバー/ステム、これがめちゃめちゃ良かったです。

見た目からしてカッコいい一体式カーボンハンドル。

このAero RSL一体式カーボンハンドルバー/ステムは、ブラケットがドロップより3cm狭くできてます。これによりライダーの空気抵抗を減らして空力性能を向上させるように設計してあります。
また、ドロップ部がブラケット部よりも6度ほど広がっているので、ドロップ部を握った時、よりパワーを出しやすくなるよう設計してあります。

写真じゃ分かりにくいですが、ドロップ部が少し広がってます。

重量はサイズによって異なりますが、MadoneのMサイズに付属されるハンドル(390mm/420mm x 90mm)ですと315g。同じサイズのハンドル、ステムに比べると150g以上軽量です。
ダンシング時の振りの軽さ、空力、登坂時の快適さなど、あらゆる面で性能の高さを感じました。

特にダンシング時でのバイクコントロールは快適そのもの。

私が一体型を使ってなかったのもありますが、普段だったら重みを感じるヘッド部分が150g軽くなるだけでこんなにも快適になるのかと、痛感させられました。(DHバーもつけているので尚更。)
一体型特有のハンドルの硬さ、振動などは、私が乗った時はあまり感じなかったです。
ただ、長距離(100km以上)乗ったり、疲弊してきたらもしかしたら硬さを感じるかもしれません。

ブログ、長いでしょ?まだまだ続くぜぇ~?

ハンドルの剛性よりも私のブログの長さに疲弊したそこのあなた。
安心してください、2つに分けます。笑
次回のブログへつづく…。↓↓↓

9月の森谷・「それってあなたの感想ですよね?」