『 登峠人 』- のぼりびと –

筑波山の峠にも様々な人が集います。
職業柄ついついサイクリストに注目しがちですが、ハイカーもいますし、トレイルランナーからパラグライダー、バイク・車のツアラーから走り屋まで。
何に惹かれてかは人それぞれですが、峠には人を引き寄せる魅力があるのは確かです。

趣味の分野は違えど、この山の中で年がら年中たむろする連中は一般社会すれば似た者同士です。
一緒に交わる事がなくとも、峠が好きというだけで緩やかな連帯感を感じところです。
そこで、峠に集い遊ぶ趣味人間を全て包めてこう呼ぶことにしました。
【 登峠人 】- のぼりびと –
咄嗟に思いついた造語ですが、なんとなくそのニュアンス伝わりますかね!


さて、本日のオンザロード的登峠人たちは、毎月恒例の”月登り”と不動峠のランニング”FUDO30”で遊んで参りました。

トンネルの開通以来、交通量のめっきり減った朝日峠の八郷側を利用してチョッとしたドリルをしてみました。
片足ペダリング
見ての通り、片足でスムーズにペダルを漕ぐシンプルなトレーニングです。
峠の勾配がかかる事で惰性をおさえて、丁寧なペダルへの入力と体幹のバランスを意識することが出来ます。

低スピードながら負荷は高いので体の芯から温まります、寒いこの時期にはうってつけのメニューです。

やってる本人は至極真剣に取り組んでおりますが、傍から見たらチョッと変わった集団のようです。
すれ違うドライバーやサイクリストに好奇の目で見られます。

一通り遊び尽くした趣味人になると、普通に両足で速く登るだけでは物足りなかったり、更に違った刺激が欲しくなるんです。きっと。


自転車で峠を3本分、1000㍍超登っておりますので充分にフィットネス効果は得られたところで、またランニングで不動峠に引き返します。”FODO30”です。 ホントに皆さん不動峠が大好きなんです!!


ただただ登り走るだけでも辛い!?かもしれませんが・・・
そこは気の持ちようで、愉しく感ずるペースでランランでもいいですし、

極限まで追い込みたいなら、とことんドンドンいって下さい。
峠ランのメリットとして、どんなに全力で無茶な走りをしても時速15㌔が関の山、例え転んでも大怪我になるリスクは低く、短時間で高心拍の再現性が良いです。

下りでも、自重を受け支える動作が必要になる(しかも速いテンポ)で、登り以上に負荷をかける事も可能です。

また、登り下りで大きくフォームが異なるのに加え、姿勢の維持に体幹から末端の筋肉まで様々な部位を動員するので、日常生活では使用しない可動域まで刺激を入れられます。


峠を使って、面白おかしく活動しておりますが、根底には「健康」の維持・拡張が目的です。
そこからチョッと欲を出して、「実年齢より、15歳若い心身の維持」出来たらいいなと。
更に欲を出して、レースでのパフォーマンスアップを狙って活用して頂くのも大いに結構です。
参加された皆さんの、休日の半分が「刺激に濃縮された」非日常の唯一無二の時間になっていたら幸いです。

あっという間の趣味時間でした。


峠のお話をしておきながら、最後に「水辺の~」ご案内です。
こちらは低刺激ながら心地よいフィットネスです。

『水辺のサイクリングとワンコインランチ』

見通しの良い水辺のルートを繋いで、時速25~30㌔前後の脂肪燃焼効率の最も高いスピード域で走りつつ、途中のワンコインランチで小腹を満たすライドを開催します。 微炭酸のような小気味よい刺激を愉しむサイクリングです。

3月29日 土曜日 柏市布施下 あけぼの山農業公園(風車前)スタート8:30
(天候不順により中止の場合はFacebookにてお知らせします)

ご不明な点は柏店、堀越迄