【スペシャライズド松戸】フューチャーショック搭載車両のハンドル高さ調整方法
スペシャライズドのバイクでフューチャーショックを搭載した車種にて、いまいちわかりにくいハンドル高さの調整や、玉当たり調整の方法をご説明したいと思います。こんにちはスペシャライズド松戸の向井です。
ちなみにフューチャーショックとはどの様に動いているのか動画を張っておきます。
動画の様にステム下で20mm動くサスペンションであるフューチャーショックですが、ショックがついているとポジション調整できないの?や、一般的なヘッドのガタ調整いわゆる玉当たり調整はどの様にやっているの?そんな疑問に答えたいと思いブログを書きました。
ただし!メンテナンスに自信の無い方は、是非お店にお持ち込み下さい。そしてポジション調整をする際は、納車時にお渡ししている付属品の中にポジション調整用のスペーサーなどが入っています。こちらも忘れずにお持ち込み下さい。
ハンドルの高さを調整する前に・・・玉当たり調整
まずはヘッドカバーを外してみましょう。後部のカバーを手前に引く、前方のカバーを押すと・・・
進行方向側のカバーが外せます。
カバーを外すと、なんだか見慣れた光景が
そうです。シートクランプと同じ様な構造になっています。
順番が前後してしまいますが、先にクランプの説明をします。
こちらのクランプ、フューチャーショックを固定すると同時にヘッド玉当たり調整をする構造になっています。
「T73」と記載された部分から四角形のボルトが出ています。こちらのボルト名称を「プリロードスクリュー」といいます。
ヘッドベアリングの上にある金属製のプレートをスクリューが押す事でヘッドの玉当たり調整ができる様になっています。
その為、フューチャーショックを抜き取る際は、玉当たりの圧を抜いてあげる必要があります。
下の写真は、クランプからプリロードスクリューを抜き取っているところです。
その横の太いイモネジは玉当たり調整用のプリロードスクリューがずれない様にするためのイモネジでダブルナットと同じ構造になっています。
このイモネジは貫通ネジになっています。その為細いレンチを使用しスクリューを先に締め込むことができます。
スクリューを締め込んだ後は、専用の工具が必要になります。通常は完成車に付属していますが、別売りもしています。
専用レンチはイモネジを締め込む際、スクリューが共回りしない様にする為に使用します。
間がかなり長くなってしまいましたが、玉当たり調整用のプリロードスクリューを緩めた後、レンチでボルトを緩めれば
シートポストを引き抜く様に、フューチャーショックを外す事ができます。
ハンドルの高さを調整してみましょう
ハンドルの高さを上げたい場合、スペーサー追加する事で最大20mmハンドルの高さを上げる事ができます。
写真ではヘッドカバーの上に3個スペーサーを追加しています。
ハンドルの高さを下げたい場合は付属している、写真手前の薄型のヘッドカバーに変更する事で、15mmハンドルの高さを下げる事ができます。
カバーの入れ替えで15mmハンドルを下げる事ができます。
ステム交換
ルーベやディバージュなどフューチャーショック搭載の車種では専用のステムが使われていますが、ポジション変更などで汎用のステムを使用する際は、付属のシムを使用することで汎用のステムを使用する事ができます。
スプリング交換
フューチャーショックを搭載している車種には3種類のスプリングが付属してきます。
フューチャーショック3.3のスプリングを交換する際、まずは調整ダイヤルを固定しているイモネジを緩め
ステムを外し22mmの薄型ハブスパナでキャップを外せばスプリングが見えます。
ハブスパナをお持ちでない方は、上から順に、モンキーレンチなどでキャップを外していけばOKです。
元々入っているスプリングを引き上げるには
レンチなどでバネを引き上げ、バネを入れ替えます。
ここまで説明しましたが、文章ではいまいち良く分からない部分もあると思います。不安に思ったら販売店へお任せ下さい!