碓氷峠メイプルヒルクライム ~かつての最急勾配に思いを馳せながら~
66.7‰(パーミル、千分率の単位、1km進むと66.7mの高低差がある)それは電車ではとんでもない急勾配、自転車で例えるなら十三塚といったところでしょうか・・・
こんにちは、つくば戸辺です。上記の数字はかつて碓氷峠の横川~軽井沢を通っていた旧信越本線の最大斜度になります。
今回、碓氷峠メイプルヒルクライムに参加してきたのでスタッフ影山曰くレースレポートは鮮度が命!らしいので早急に書き上げたいと思います笑
碓氷峠とは
碓氷峠(うすいとうげ)は、群馬県安中市と長野県軽井沢町の境にあり、長さ日本一の信濃川水系と流域面積日本一の利根川水系を分ける中央分水嶺とされています。古くから交通の要衝でも在り、かつては東海道のバイパス、中山道(なかせんどう)として重用されてきました。
標高は956m、平均勾配は3.8%と、激坂の類ではなく、初めての方から玄人まで、ほどよいキツさで楽しめます。
ちなみに最高地点から長野県側に少し走ると軽井沢駅と軽井沢アウトレットがあるので、走り終わった後のリカバリー、交通アクセスも万全です。
現地へ
レンタカーを借りて自宅のある野田市から高速を使って2時間半、基本混んでいる圏央道もスイスイ進み、会場に前日入り、直ぐ側に温泉がある最高な会場でした。
ちなみに今回の会場はコテージも併設されていたみたいで、何人かのOTRメンバーはそちらに泊まって前日に宴をしていたそうです笑(二日酔いとは・・・)
到着したら着替えて試走に行きました。
国道18号の旧道は交通量も少なく、自転車もわりかし余裕を持って走れます。
また、ところどころに旧信越本線の廃線跡があるので景色も見飽きないです。
一つ難点を言うならば街灯が極端に少ないということです。それに加えて交通量も少ないので暗い時間に走ればさながら肝試し感覚になります。
ライトの明るさは500ルーメン以上がいいかもしれません
夜を迎えると、平地では見ることの出来ない満天の星空が見れました。
もうオリオン座が見える時期みたいです。四季って一体・・・
そして今回私は車中泊をしましたが、標高500メートル以上の高地ということもあり、寒さであまり寝れませんでした笑
車中泊をするなら、毛布はマストアイテムということを実感しました。
いざ勝負
会場に続々と選手が入ってきました。
OTRメンバーともここで遭遇
そして朝8時スタートですが、なんと直前でコース内に猿が入ってきたという珍事がありました笑
旧道で人がほぼいないというのもあってなかなかに山らしいアクシデントだと思います笑
さすがグンマー帝国
そんな珍事にざわつきながらスタートしました。
スタート直後は直線でゆるい坂を登ります。
ママチャリを改造して参加していた猛者を抜いたり抜かれたりしながら登っていきます。
スタートから2kmほどで碓氷峠のシンボル、碓氷第三橋梁を通過します。明治後半から昭和中期まではこの橋を電車が通っていました。
ちなみにこの橋の上に行くことも出来ます。
このあたりでクラブ員のムロイさんに追いつかれ、ついて行こうとするも千切られる・・・
その後も順調にペースを保ち、同じくクラブ員のカワカミさんに追いつく
ゴール&下山
ゴール地点は県境がゴールでした。
1000m近い標高だったので走り終わった後に豚汁が支給されました。
汗と冷気で冷えた体に豚汁の旨味が染み渡る素晴らしさたるや・・・
全員がゴールしたら集団で下山します。
仲間と喋りながらゆっくり下るのは結構楽しめます。(もちろんハンドサインや掛け声はします)
ちなみに気になるタイムは・・・
目標を大幅に上回る好記録!
試走の段階で40分切れるかもと思っていたので有言実行しました笑
下山後、キッチンカーや温泉で疲れを癒やし、下道をゆっくり走りながら帰ってきました。
泊まりのイベント・レースがあれば大勢で参加して前日の宴を楽しみましょう!(n回目)
ご参加の皆さまお疲れ様でした!