流れ豊かに坂東太郎 利根川遡上

末は銚子の海に入る 坂東太郎の名も高し
見よや白帆の絶え間なく 上れば下る賑を (鉄道唱歌 奥州、磐城編より)

こんにちは、三方を川に囲まれた野田市生まれ野田市育ちのつくば戸辺です。
利根川を下流側(銚子方面)に行く人の投稿は多いけど、上流側(渋川、水上方面)はそこまで見たことがない(主観です)ので、上流まで走ってみました!
特にこれと言って映えるようなものや美味しいグルメはありませんが、シンプルなコースながら関東平野を突っ走る様子を御覧ください。

利根川とは

栗橋付近 後ろの鉄橋は東武日光線

OTRの何らかのイベントで走っている利根川、地理の授業で必ずと言っていいほど習うと思いますがざっと復習です(笑)
起点は群馬県利根郡みなかみ町の大水上山(おおみなかみやま)を水源とし、千葉の銚子まで全長322km(日本2位)、流域面積は日本一の川です。
古くから坂東太郎(ばんどうたろう)の異名があります。(筑後次郎(ちくごじろう)[筑後川、九州]、四国三郎(しこくさぶろう)[吉野川、四国])日本三大暴れ川として上記の異名があります。

自宅を出ればすぐそこにエドサイ

自宅からものの数100mで江戸川サイクリングロード、関宿までの何も無い20kmです笑

親の顔より見てる(嘘)関宿城

関宿を出たらいよいよ利根川へ!前は工事をしていた関係で羽生くらいまでは下道を使わざるを得ませんでしたが、今はほとんど終わっているみたいなのでストレスフリーに走れます。迂回路もいくつかありますが、案内表示があるので道に迷うこともありません。

埼玉大橋(加須市)

何度橋を見たことか・・・(ちなみに私は利根川に架かる大体の橋の名前を記憶してます(知らんがな)笑)

だいたい50kmくらい走ったとこで道の駅はにゅうに到着!サイクリングロードの直ぐ側という好立地

ラーメンとスタミナ丼セット

大学時代の学食を思い出しました。そういや学食ってここの半分くらいの価格だったな~笑

道の駅はにゅうを出てすぐはまだ工事中だったので一度一般道を使います。

利根大堰(行田市)

利根大堰は横断歩道が無いので一度下道へ
途中利根川から分岐する川がありますが、案内表示あるのでご安心を

1万円札の渋沢栄一の故郷、深谷市を超え、本庄市へ、ここで一度群馬県側に渡ります。

坂東大橋

暫く走ると五料橋(ごりょうばし)という橋に差し掛かりますが、ここも横断できないので一度橋のふもとまで行って信号を渡り、再びサイクリングロードに入ります。
ちなみにこの五料橋を過ぎると
サイクリングロードの道幅が狭くなります。

伊勢崎を超え、北関東一の商都高崎へ

群馬県庁

県庁所在地前橋に来ると正面には水上の山と思われる山と群馬県庁が見えます。割と開けた場所から写真を撮れます。

そして再びペダルを回して・・・

渋川市までやってきました!奥に見えるのがJR上越線第一利根川橋梁です。
ちょうどこのあたりが関東平野に雪が降るか否かの境目だそうです。

サイクリングロードの終点はここからもう少し草津方面に行ったところにあるみたいです。

前方には魔の山と呼ばれる谷川岳が見えます。(撮り損ねた・・・)
あの谷川岳の中を関越道と上越新幹線、上越線が長大なトンネルで上越国境を結んでいます。
ちなみに、川端康成の小説「雪国」の一節、トンネルを抜けるとそこは雪国だったのモデルとなった場所(上越線土合~土樽間、清水トンネル)とされています。
私も何度か乗ったことがありますが上越線の景色は本当に素晴らしいので皆さんも一度観光がてら乗ってみて下さい(何の告知だ)

帰りはもちろん

輪行です(笑)
お前最近Stravaのログ更新低いんだからちゃんと走れ!と言いたくなる気持ちを抑えて下さい笑

渋川駅から輪行します。特急電車を使えば大宮、上野まで1本なのですが時間が合わず高崎乗り換えの普通電車に・・・

上越線は蒸気機関車も走ります

渋川から高崎まではそんなに離れていないので20分くらいで着きます。たまに新前橋止まりの電車があるので注意(乗り換え回数が増えます・・・)

かつての最強ヒルクライム路線 信越本線

東京方面の電車の発車を待っていると向かいの線路には秋にヒルクライムが行われた碓氷峠の最寄りである横川へ向かう信越線の電車を見てまたあの峠を走りたい、次は峠の釜めしも忘れずに食べたいなと思いを馳せながら上州を後にしたのでした。