外れたチェーンの直し方【ロードバイク・クロスバイク向け】
こんにちは、オンザロードつくば店永島です。今回はロードバイクのチェーンが外れてしまった時の対処法をご紹介します。
チェーンが外れる(落ちる)原因として挙げられるのは、「段差を乗り越えたり、転倒したはずみで外れた」ときと、「変速機の調整がしっかり出来ていない・チェーン等が消耗している」ときです。チェーンの外れを直しても度々外れるような場合は、原因が整備不良の可能性があるので、きちんと自転車店で整備してもらったほうがよいでしょう。
無理やり直そうとすると、フレームに傷が付いたり、パーツを壊してしまうことがあるので注意が必要です。出先でも簡単に直すことが出来るので、この機会にやり方を覚えておきましょう!
チェーンが内側に落ちてしまった場合
チェーンがクランクの内側(インナーのチェーンリングより内側)に落ちてしまった時の直し方です。
1:リアディレイラーのプーリーケージを進行方向に押す
後ろの変速機のプーリーケージ(2つ並んだ小さな歯車の部分)を進行方向に押し込みます。これでチェーンがたるむので、ギアに引っ掛けやすくなります。この時、シフトレバーはインナー側にしておきましましょう!
2:チェーンをインナーギアに引っ掛ける
チェーンを掴みインナーギアの上側から引っ掛けていきます。
ギア全体にチェーンを引っ掛けなくても、上側にある程度引っ掛け、後輪を浮かしペダルを進行方向に回せば、ギアの回転を利用して全体に引っ掛けることができます。
チェーンが外側に落ちてしまった場合
1:リアディレイラーのプーリーケージを進行方向に押す。
内側にチェーンが落ちてしまった場合と同じく、まずはプーリーケージを押してチェーンをたるませます。この時はシフトがアウターに入っているか、確認して下さい。
2:チェーンをアウターギアに引っ掛ける。
チェーンがクランクの外側(アウターチェーンリングの外側)に落ちてしまった場合も、直し方は内側に落ちたときとほとんど同じです。
チェーンを掴みアウターギアの上側から引っ掛けていきます。インナーギアに比べてギアが大きいので、少し引っ掛けるのが大変かもしれません。
インナーギアに引っ掛ける時と同様で、上側にある程度チェーン引っ掛けることが出来たら、後輪を浮かしペダルを進行方向に回せば、全体に引っ掛けることができます。
チェーン落ちは、誰でも一回は経験する事なので、直し方を覚えていれば落ち着いて直すことが出来ます。
また、乗っている自転車がしっかり整備されているか心配な方もいらっしゃると思うので気軽に点検を受けに来て下さい!