「泥にまみれてみないか」TREK Crockett クロケット 魅力のシクロクロスバイクに迫る

シクロクロスを楽しもう

季節は秋。シクロクロスシーズン真っ盛りです。

10月5日、茨城シクロクロス土浦ステージ・・・
https://www.cyclowired.jp/news/node/390993

10月26日、東北シクロクロス亘理ラウンド・・・
https://www.cyclowired.jp/news/node/391131

11月もどんどんレースが続きます。

ドライコンディションからマッドコンディションまで、日本全国いろんなフィールド(とお天気)で、レースイベントが開かれています。

地元でおなじみの「りんりんポート土浦」が、一年に一回だけ大レース会場になります。

シクロクロスは100年近い歴史がある「自転車競技」です。

30分から60分、オフロードの1周5~8分くらいの短め周回コースで争われる、オフロード自転車競走です。

『安・近・短』=参加費が割とお安い、都市圏から近くて行きやすい、競技時間が短いのでいろいろ時間が有効に使える。

・・・などの特徴が現代にマッチして、ここ日本では一定の人気を築いています。

見た目の激しさと相反して、大きな怪我をしにくい事実も、ヒルクライムと同じく人気を集める理由なのかもしれません。

*怪我をしないとは書いておりませんm(_ _)m

シクロクロス専用バイクがほしい

ロードバイクから発祥した競技として、ロードバイクに太めのタイヤを付けて出走したり、MTBを魔改造したバイクもいたり、近年ではグラベルロードバイクで走っている選手もいます。

しかし!

そこは競技なので、その競技専用に設計された「シクロクロス専用車」にアドバンテージがあります!

シクロクロス専用バイクとは

何度も繰り返すダッシュへの対応。急なコーナーでの回頭性。凸凹道での重心バランス。競技規則33mmのタイヤに適したフレーム設計。

バイクを降りてランニングするときの担ぎやすさ軽さ・・・などなど、挙げたらきりがありません。

担いで走る!それもシクロクロス。

特に、「タイヤ幅33mm」へのベストマッチというところは見逃せません。(ロードバイクの30mm、グラベルロードバイクの40mmとは違うタイヤなのです。)

トコトン楽しむならば、やはり専用車が欲しい。

パーツはほぼロードバイクと同じもので組み立てることが出来るので、必要になるのが「フレームセット」です。

TREK Crockett Disc フレームセット

サイズ」:47cm~61cm の7サイズ展開
価格:242,000円(税込)

トレックUSA倉庫から手配するので、納期はオーダーいただいてから約3週間ほどかかります。

保証対応用のストックから輸出されるため、在庫されている量はそれほど多くありません。
(カラーやサイズによっては完売しているものもあります。)

オーダーすればシーズン中いつでも入手できる!というのは、とてもありがたいですね!

カラーは魅力の4種類

2025年現在、4つのカラーで入手することができます。

Radioactive Red to Navy to Teal Fade

Cobra Blood/Viper Red/Rage Red

Emerald Iris/Purple Phaze

Glowstick to Living Coral Fade

金属フレームならではの、非常にこったペイントワークがいずれも魅力的です!

トレックのシクロクロスバイクと言うと、欧州プロ選手や世界チャンピオンも乗るカーボンバイク「Boone」ブーンシリーズが名高いです。

そのBooneと全く同じジオメトリー、そして今や珍しくなった超軽量アルミニウム素材で比較的リーズナブルに作られたシクロクロスバイクが「Crockett」クロケットです。

軽量アルミニウムを使いこなす工場を抱えるのは、トレックのような大きめのブランドでないと難しくなってきました。

原材料費の高騰、そして溶接職人や溶接設備の維持にもコストがかかるためです。

クロケットの走りは、俊敏そのもの。

加速はとことん鋭い。そして、肉薄なアルミ素材ならではの、芯のある中にも程よい乗り心地のよさを感じられます。

キビキビ走って、楽しい!

そこそこのペースのロードライドも、余裕でこなすことが出来ます。

一台組み上げてみました

つくば店の影山、私用バイクです(^^)

30mm~40mmハイトくらいのカーボンホイールが、競技特性としてちょうどよいです。

1✕12段のフロントシングルギア運用。シマノGRXというグラベル/シクロクロス向けのコンポーネントです。

なかなか凝ったデカール。「X」模様がシクロクロスファンの心に響くとか。

リアステー、細い!乗り心地のよさに一役買っているはずです。

シンプルながら、丁寧に形作られたアルミフレーム。端正な佇まい。

緩やかな曲線を描くトップチューブと立体的なヘッド周りは、一見するとアルミフレームとは分からないほど流麗。

「CROSS IS HERE」「CROSS IS COMING」。これぞシクロクロスの真髄。

早速ドロにまみれてみました

10月26日、東北シクロクロス亘理ラウンド、ひっそりと行ってきました。

2026年全日本選手権開催予定地でもあり、にぎわっていました。

「やっぱり影山さんが来たから雨が降った」とあちこちで言われて、いじっていただきありがたい限りです(笑)

えっ、そこの写真を撮っている方が・・・アメフラシなんじゃないのか・・・(異論は認めます)。

最近はカメラを向けられたら雨乞いをします。

シクロクロスは、激しくペダリングもするし・・・

バイクを担いでランニングもするし・・・

とにかく忙しい自転車競技です。

暇さえあれば加速、そうしている間に減速、ひたすら繰り返します。

バイクにドロが付くと走りが重くなるので、乗車できないときは早めに担ぐに限ります。その意味でバイクの軽さと、重心バランスのよさは大切です。

終わってみれば・・・はー疲れた!腰イテー!

競技時間30分ですが、充実感は満載です。

終わった直後は、このやろーコンチクショー疲れたーな思いですが、翌日になると「あの苦しみと楽しみをもう一度」になるから困ったものです(笑)。

この楽しさをぜひ多くの方にお届けしたい!

シクロクロスにまつわるいろいろなご相談、お待ちしております。

影山

記事中の影山の写真は、井上さん、石川さんからいただきました。いつもありがとうございます。