手軽にロードバイクをカスタマイズ! タイヤ編

エモンダSL6

「そろそろ自転車を改造・改良したい!」
「最近ロードバイクのカスタムに興味がある」

そんな皆様の声にお答えします!今回はそんなカスタマイズの中でもタイヤに焦点を絞ってご紹介します。

タイヤ交換はコスパが良い

自転車の改造の代表的なものだと、ホイールやコンポーネンツが上げられると思いますが、これらをを一式交換しようとすると数万円から十数万円かかります。

その名もピレリ

対してタイヤは1本あたり5,000円前後に収まるので、安価でいて効果を体感しやすいです。自分で交換すればパンク修理の練習にもなるので一石二鳥。

タイヤの役割と種類

タイヤは自転車と路面が接している唯一のパーツです。タイヤを変えるだけで、自転車の性能をワンランク、ツーランク上げることが可能と言っても過言ではないほど、重要なパーツです。

自転車の性能を十分に発揮するための重要なタイヤですが、使う場面や目的に合っていないとせっかくのタイヤも台無しになってしまいます。まずは自分がタイヤに何を求めているかで選んで見ましょう。

コストパフォーマンスに優れたタイヤ

最初に完成車に付いているタイヤがこのカテゴリーです。現状のタイヤに不満がなければ、十分に選択肢になりうるタイヤです。

このクラスのタイヤは、タイヤを輪っかに形作っている「ビート」と呼ばれる場所が、金属のワイヤーでできています。折り畳めないので、お店では吊り下げて保管してあります。

ワイヤービートの低コストタイヤ

値段は抑えめな分やや重いので、予算に余裕があるのなら、しなやかで乗り心地も良くなるビートがケプラーやアラミド繊維でできていて、折り畳まれた状態で販売している「ホールディングタイプ」を選ぶといいでしょう。

パンクに強いタイヤ

通勤や通学、ロングライドなどでトラブルに強いタイヤを探している方にオススメです。

パンクに強いタイヤの断面

本来タイヤには貫通パンクを防ぐためのケーシングやベルトなどが内部に組み込まれています。パンクに強いタイヤはこの層が厚く、より大きなガラス片や金属片が刺さってもパンクしにくいのが特徴です。
また、リム打ちパンクやサイドカットをしにくいサイドウォールを採用しているのもこのクラスのタイヤの特徴です。パンクしづらく、ロングライフなタイヤはお財布にも地球にも優しいですね!

オールラウンドなタイヤ

軽さ・グリップ・耐パンク性など、全てに対して高いレベルを有するのがこのタイヤです。他のタイヤに比べると少しだけ値が張りますが、迷った場合にはこのタイヤを選ぶと良いでしょう。

コンチネンタル グランプリ4000S2

代表的な商品だと、ドイツのタイヤメーカー・コンチネンタルの「Grand Prix(グランプリ)4000S2」がオススメです。独自開発のコンパウンドを配合しているので、耐久性が高いのにグリップ力が損なわれない、自転車タイヤ界屈指の名商品です。

<番外編>チューブレスタイヤ

最近注目されているのがチューブレスタイヤです。名前の通りチューブを必要とせずに、チューブレス対応のホイール、タイヤ、そしてシーラントとよばれるパンク修復材を注入するだけで使用できるタイヤです。

セミファットバイクのチューブ
シーラントとチューブレスバルブ

魅力としてはチューブ分軽量化出来るのと、空気圧を落としてもリム打ちパンクするリスクが減るという次世代のタイヤ規格です。

まずはタイヤの交換がオススメ

クロスバイクのタイヤ交換もオススメ

まだまだ紹介しきれないほどのタイヤの種類がありますが、自分に合うタイヤは見つかりそうでしょうか?

比較的低コストで簡単に行えるタイヤ交換ですが、完成車に最初から付属しているタイヤをワングレード上のものに変えると、その効果はかなりのものなのでオススメです。