MTBビギナー必見!ペダルとシューズの選び方【クランクブラザーズ編】

こんにちは!スペシャライズド松戸の大高です。

マウンテンバイクに限らず、ペダルもシューズも種類が豊富なので、何を基準に選んだらいいか分かりづらいですよね。
今回クランクブラザーズのビンディングペダルが少量入荷してきましたので、そちらを中心にビンディングペダルとシューズをご紹介したいと思います。

  • バイクの種類やライディングスタイルからペダルとシューズを選びましょう
  • ペダルとシューズは相性があるのでワンセットで選んだ方がいいです
  • オフロードを走る方は初心者・上級者問わず、一度はフラットペダルも試して欲しい

トレイルライドやグラベルライドならCandyシリーズとMalletシリーズがお勧め!

クランクブラザーズのペダルでは、ビンディングメカニズムの周りをケージで覆ったCandy(キャンディ)シリーズとMallet(マレット)シリーズが代表的です。

ビンディングの左右に平らな面を設けて、靴底との接地感を高めているのが特徴で、キャンディシリーズ(写真左)はグラベルライドやライトクロカン、トレイルライドなどの幅広い用途に向いています。

対してマレットシリーズ(写真右)は、さらに広めのケージとなっており、鋲が打ってあるのでさらにシューズへの食いつきが高いです。そのためエンデューロライディングのような、より下り志向の強いMTBユーザーさんに向いています。

フラットペダルのような鋲が打たれたケージ

マレットの様な踏面の広いペダルに合わせるのなら、比較的ソールの柔らかいシューズの方が食いつきが良いので好相性です。

2FO ROOST CLIP MTB SHOE
¥16,500(税込)

一見すると普通のスニーカーに見えなくもない「2FO ROOST」シューズは、過激なオフロードライドからタウンユースまでこなせる優れたビンディングシューズです。
激しいライディングで上手くビンディングをキャッチできなくても、SlipNotソールがペダル全体を掴んでくれます。

アウターソールの一部がくり抜かれていて、クリートが取り付けれる

靴底にはクリートを取り付ける空間が開いていて、歩く際はスニーカーと変わりがなく、自然な履き心地です。

クリート取付る際はソールとの深さを測ります

クリートを取り付ける際は取付位置と靴底の深さを測り、深い場合はクリートにシムを、浅い場合はペダルにパッドを取り付けて、ペダルとシューズの密着感を調整できるのがユニークですね。

ビンディングペダルとフラットペダルのそれぞれの良さが盛り込まれています。キャンディもマレットほどではないですが、踏面がしっかりしているので、クロスバイクでビンディングデビューしたい方などには特におススメです。

軽量さやペダリングのダイレクト感を求めるならEggbeaterシリーズ!

ケージを設けず、ビンディングメカニズムがむき出しになっているのが、軽さが売りのEggbeater(エッグビーター)シリーズです。
キャンディシリーズが300g台、マレットシリーズが400g台だったのに対して、こちらは200g台と軽量で、キャッチポイントが4面に配してあるのも面白いです。

こちらはクリート以外の場所でペダルを保持できないので、比較的ソールの硬いクロスカントリー系のシューズと組み合わせた方がいいです。
よって用途もシクロクロスやクロスカントリーなどが向いてきます。

アウターソールの硬いRECONシューズとの相性抜群

より硬く、軽さを追求する競技志向の強い方が好まれる組み合わせですね。

靴底の硬さや素材によって相性の良いペダルがありますし、逆にペダルの形状に適したシューズが存在することが、なんとなく分かっていただけたでしょうか。

フラットペダルという選択も・・・

ここまでビンディングペダルを紹介しておいて今更なのですが、あえてフラットペダルを使ってみるのもMTBのテクニック向上に繋がるので、ぜひ試していただきたいです。

オフロードを走行する際に、靴底からタイヤの設置感を掴めるようになると、よりトラクションの掛け方を意識できますし、ビンディングに固定されていない方がその感覚を掴みやすいです。
また抜重をする時にペダルから足が離れだす浮遊感は、フラットペダルでないと感じにくいです。

BOOMSLANG PLATFORM PEDALS
¥14,850(税込)

できれば薄く、踏面の広いマウンテンバイク用のフラットペダルがいいでしょう。
BOOMSLANGペダルは、スタックハイト(ペダル軸中心から踏面までの距離)が少なく、非常に薄いのでペダリング時に違和感を覚えにくいです。

2FO ROOST FLAT CANVAS
¥14,300(税込)

先ほどの2FO ROOSTシューズには、ビンディング対応の「CLIP」と別に、フラットペダル向けの「FLAT」の設定もあります。
サイズ感も含めこのシューズとBOOMSLANGペダルは抜群の相性です。

ソールの内にぴったりとおさまったサイズ感

「フラットペダル=初心者」ということは決して無いので、これからマウンテンバイクを始める方は、まずフラットに挑戦してみるのもお勧めですよ!