ハンドルバーに取り付けるバッグ、その名も「ROUTE WERKS ”ザ・ハンドルバー・バッグ”」のご紹介

ハンドルバーバッグというジャンル自体は以前からありましたが、バイクパッキングブームの加熱を受け、より洗練され、より使い勝手に富んだバッグが登場してきています。

今回ご紹介するのは、アメリカ・ロードアイランド州に本拠地を置く「ROUTE WERKS」(ルートワークス)が開発した、その名も「The Handlebar Bag」(ザ・ハンドルバー・バッグ)というバイクバッグです。

かなり強気のネーミングですが、手に取って使ってみると、ハンドルバッグの決定版なのでは?と思わせるような、使い勝手にも遊び心にも富んだ作りになっています。

今日は松戸店の大高が「自転車に乗り、ただ紅茶を沸かして帰ってくるためだけ」に、このバッグを使ってきました。

早速バイクに取り付けて荷物を入れる

ルートワークスの製品に限らず、ハンドルバーバッグはバーのサイズを大幅に超えないコンパクトなものがほとんどです。なので、特段大容量という訳ではありませんが、すぐ手と目が届く位置に設けられるのがハンドルバーバッグの良さです。

このザ・ハンドルバー・バッグは、上部の樹脂製のリッドがワンアクションで開き、荷物にアクセスしやすい点が最大の特徴です。他のメーカーがジッパーやベルクロを用いるのに対して、片手で簡単に、それもバイクに乗車した状態で開閉できる構造が特に傑出しています。

試しに35mmのフィルムカメラを入れてみました。このサイズ感だとミラーレスカメラでも望遠レンズ付きだとスペースを食いそうです。入れるならコンデジにしておいて、シャッターチャンスに片手でさっと取り出して撮る方が、使い勝手的にも良いと思います。

写真では見えづらいですが、中にはスナップボタンで開閉する大小のポケットが3か所あります。内布にジッパーを取って付けただけの物でなく、きちんとポケットになっています。

収納としてしっかり容積もあり、遊び心にあふれる隠れたポケットとして楽しい感じになっています。

リッド上部には、別売りとなりますがサイクリングコンピューターやQuad Lockに対応したマウントが取り付け出来ます。


今回は450mlのマグカップとアルコールストーブ、燃料・ライター、ハンドタオルや財布、そして携行食のチョコを収めてみました。工夫すれば小型のガスストーブとコッフェルなどでも入りそうです。

ちなみに蓋の直下には止水ジッパー付のペンケースの様な収納があるので、車のキーレスリモコンなどの電子製品はこちらに入れるといいと思います。

手ごろなグラベルを散策する

本日の気温は日中でも5℃ほど。

サイクリングウェアではなく、あえてパーカーにジャケット、カーゴパンツにスニーカーという格好で出発です。

普段ならジャージのバックポケットに入れるスマホや財布、カギなどを全部バッグに押し込んでいるので、ペダリング時にガチャガチャせず快適です。

ここ2、3年、バイクパッキングが流行っている背景には、カジュアルウエアで自転車を楽しまれる方が増えた服装の変化や、自転車に乗っている時間以外も何か楽しみを設けたいというサイクリストさんの嗜好の変化がありそうですね。


先ほど大きな開口部のリッドが「最大の特徴」と言いましたが、外見上でいえば、メーカーロゴやバッジなどが何も取り付けれらていないバッグ正面も中々特徴的です。

カラフルなステッチやバンジーコードが目を引きますが、本来名刺代わりになる製品正面に「ROUTE WERKS」製を示す根拠が何もないのが、逆に新鮮です。

缶バッジやワッペンをつけて自由に遊んでみたり、トップリッドにステッカーを貼って、マックブックの様に自分仕様にするのも面白そうです。

景色を眺めながら湯を沸かす

だんだんと影が伸び、夕方のような雰囲気になってきました。
この辺で湯を沸かし、ティータイムにしようと思います。今日は寒いのであえて紅茶。

お手軽にティーバックにしてみました。
ハンドルバックには十分な余裕があったので、ハンドミルとドリッパーを持ってきて、その場でコーヒーを沸かすのも楽しそうですね。

それにしてもただ便利なだけでなく、取り付けているだけでお洒落な雰囲気になるので、個人的にはかなりお勧めです。

サイドパニアやサドルバックを取り付けている方にも、ぜひ装備として付け加えていただきたいバックですね。

ROUTE WERKS / The Handlebar Bag (ルートワークス・ハンドルバーバッグ)
32,780円(税込)


↓今回ご紹介しきれなかったオプションパーツや、バイクへの取り付け方などを、取扱代理店さんのインターテック公式Youtubeチャンネルで紹介していますので、興味がある方はご覧ください。