クロスバイクを車に載せる方法【軽自動車編】
こんにちは!柏店の大高です。
今日はクロスバイクの車載方法、なかでもお問い合わせの多いコンパクトカーや軽自動車への積載の仕方をご紹介します。もちろんロードバイクやマウンテンバイクにも応用可能です。
自転車をお買い上げの後、お店から自転車に乗って帰るのには少し遠い場所にお住まいの方、もしくは自転車がパンクなどで自走不可能になりお車に乗せてお持ちいただく際のご参考にしていただければと思います。
コンパクトカーだからといって諦めてはいけません!
今回用意した軽自動車は、最近流行りの車高が高く軽自動車規格の枠をいっぱいに使ったワゴンタイプではなく、軽ハッチバックの中でも最小クラスのモデルです。
すでに自転車に乗っている人が軽自動車を選ぶ場合、背が高く開口部の広い「軽バン」や「軽ハイトールワゴン」を選択することが多いと思います。
これからスポーツ自転車に挑戦してみようと考えている方で、背が低くリアハッチの狭いいわゆる「軽セダンタイプ」や欧州車でAセグメントに分類される自動車に乗っている方でも、工夫次第では積載できます。
まずは積載前に下準備
まずはリアシートを倒します。トランクや後部座席に置いてある荷物は、あらかじめ降ろしておいた方がいいでしょう。
続いて助手席を一番前までスライドさせて、シートを起こします。後で助手席の位置は戻しますが、車や自転車のサイズによっては助手席に人が乗れなくなることもあります。
今度は自転車の前輪を外します。油圧ディスクブレーキの自転車はブレーキキャリパーにスペーサーを挟んでおきましょう。
実際に載せてみましょう
いよいよ自転車を車に載せていきます。
自転車は後輪側から車の進行方向とは逆向きに載せます。後輪を車のフロアに置き、両手でハンドルを持ちながら自転車を後退させていけば楽です。
このときサドルが車の天井やリアハッチの枠に接触しやすいので、少し自転車を傾けながら入れてみるといいと思います。
自転車は後退させるとペダル(クランク)が逆回転します。この時ペダルが車のリアバンパーに接触しやすいので注意しましょう。
車の中に収まりました。ギアが付いている側が上になるよう自転車を横倒しにします。
この時ハンドル・サドル・ペダルの3ヶ所が床に接しています。床に接している方のペダルがサドルとは最も遠い位置になるよう調整すると、床に接しているこの3点が最も広くなるので安定します。
最後に助手席を起こし、後輪を抑え込むようにすると、運転中に自転車が動きづらくなります。
車を汚したり自転車を傷つけないために・・・
タイヤやチェーンが接触すると車の内装を汚しますし、それぞれに傷をつけてしまうこともあります。ですので予めなにか下に敷いておいたほうが良いでしょう。
つぶしたダンボール箱を使ってもいいのですが、ダンボールは滑りやすく、ペダルやハンドルなどで穴が空きやすいです。おすすめは要らなくなった毛布・タオルケットです。
自転車を乗せる前に先に敷いておき、自転車を包むようにすれば突起している場所を覆えます。この上からさらにもう一枚毛布やタオルケットを掛ければ、その重さで自転車が動きにくくなる上、外した前輪を上に載せられます。
今回は軽自動車+クロスバイクでしたが、組み合わせによっては2台積載できたりもします。コツや便利な車載用具もあるので、お気軽にご相談ください。
オンザロード柏店 大高