EMONDA より MADONEへの伝言

こんにちは、堀越です。
少年時代は運動全般が苦手でした。運動以前に汗をかくことが嫌でした。
勿論、中学・高校は帰宅部で頑張りました(何を?)。
運動とは程遠い生活をしていた少年が1台のロードバイクに出会い、それまでの学生生活がやがて変わり始めました!!
その後10年の内に、乗鞍での年代別入賞からアイアンマン完走までジャンルを超えて乗り続けて今に至ります。
ただ根っからの怠け者に闘争心の欠片もないので、レースの順位が悪かろうと、誰かに追い抜かれようとお構いない、マイぺース維持で大切にしているのは、「それがホントに楽しいか」です。
あの時、もし自転車がなかったらどんな中年のオジサンになっていたのでしょうか??
愉しい自転車との出会いが、愉しい人との出会いに繋がり、思春期の人格形成に大きな影響をもたらしてくれたことに感謝しています。
それから、暫しの時が流れて、昨年再びトライアスロンに出てみようと思うきっかけになったのは、このバイクに出会えたからです。
「Émonda SL 7」
ヒルクライムバイクとして注目されがちなエモンダですが、ことSLに関しては登坂性能より平地の巡航の安定性に惚れてしまいました。
SLRに比べマイルドなSLの踏み心地が私にはピッタリでした。
乗り続ける過程でハンドル位置も下がり、完全に平地に順応したポジションになってきました。
付け焼き刃的ですが、トライアスロンのレースにはDHバーも着け、そこそこ様になってきました。
昨年の九十九里のトライアスロンでは、海岸からの強い潮風に、格上のTTバイクが舵を取られ苦闘するなか、順当にバイクパート終え、バイクランキングは約600人中、上位3%と思ってもいない好成績、いいねぇエモンダ!!なかなかやるね!!
期待以上のパフォーマンスに俄然トライアスロン欲が湧いてきてしましました。
オリンピックディスタンスを完走すると、次はミドルへ、最後はアイアンマンへ。と長い方へ惹かれていくのはトライアスリートの性でしょうか。それはトライアスリートだけに限った事ではないようです、人間はより刺激の強いものを求めてしまう生き物だそうです。
日常の我を振り返っても、ビール⇒日本酒⇒焼酎と酔うにつれ高い度数を欲している、毎晩の晩酌がそれを物語ってます。
そんなこんなで、よりロング志向が強まる中で一つの懸案が浮上しました。
ハンドルポジションを低くし過ぎて、長時間のDHポジション維持ができない。
フォークをもう一度買い直すかぁと暫く悩んでましたが・・・・・車体ごと入れ替えましょう!!
と言う事で、また同じくSLグレードのMADONE SL6に乗換をました。
全国のトレックショップスタッフさんの中でもSLRの良さを語る方は多数居れども、SLは少数派でしょうから気になり出したら是非堀越までご相談下さい!!贔屓目なしで、本音をお伝えします。
今度はしっかりコラムを残して、フレキシブルに対応します。
ハンドル周りも、アクセサリーとの干渉もなく、バーの着け外しも、4本のネジの固定できるので、ライドのシチュエーションに応じて運用できそうです。
DHポジションに合わせて、サドル前出し、ハンドル落差なしの、気の抜けたフォルムですが、側より中身。
意識したのはトライアスロン全体での最短タイム。多少バイクタイムが遅くなっても、その分、苦手なランに余裕が生まれて、結果的にゴールが速くなればそれで良し。
最後に本題の伝言とは・・・・・
「コラムカットは慎重に!!」 いやいや、そんなちっこい事じゃないだろう。
うーん、自転車語を翻訳するのは難しので、私の好きな作家のひとり、伊集院静氏の一説をお借りしたいと思います。
「真剣にオモロイことをやれ」
オモロイことには夢がある。
夢があるから苦しいことも辛いことも耐えられるはずだ。
登り坂と下り坂なら、登り坂へ。
追い風とむかい風なら断然、むかい風を選べ。
サントリー新聞広告「新社会人」2022年より
そんな気にさせてくれる一台でした。
いい自転車には乗り手を上手にモチベートさせる何かがある。
また一台 いい自転車に逢えた気がします。