『日本ロマンチック街道』 ひと山越えてランチライドへ

こんにちは、つくば店堀越です。

10月の中盤でも夏日が続き、まだまだ秋の気分になれない今日この頃。
今更ですが彼方の思い出となりつつあった今年の初夏のライドの様子を、写真で振り返りつつまとめてみます。


その日のライドは8月初旬の日光市内が起点でした。
夏の酷暑を避け日光周辺で避暑地ライドするのが慣例化して、今年も飽きるほど通い詰めたいと思いながらも、緊急宣言によりこれが今年最後の日光ライドとなりました。


バックにそびえる日光白根山。あの山の向こうにお目当ての定食屋さんがまっています!!


それでは時系列に写真を並べていきます。

朝8時頃、日光 東照宮近くの河川敷から出発です。
このあたりでも筑波山の頂上と同じ位の標高で山特有の天候の移ろいやすさがあるようです。
到着の直前までは相当の雨が降っていたようですが、晴れ間が見えるとあっという間に路面が乾いてしまいます。幸先のよいスタートでした。

市街地を抜けると、かの有名ないろは坂
今回初めてのいろは坂を登坂メンバーもおりましたが、もっと過激な勾配を想像していたようです。
ご覧の通り、片側2車線の大型車バスも無理なく登坂できる緩やかな勾配で拍子抜けした様子でした。

小一時間で中禅寺湖まで。後々を考えて余裕を持ったペースで進みます。
私のたっての希望はランチを最大限堪能したい、その為にはライド中に最低限の補給で乗り越えたい!!
無駄脚を使って余計な補給をしないよう、とにかく行きはエコ運転です!!

中禅寺湖湖畔を離れ、戦場ヶ原に差し掛かる頃には路面が濡れてます。ここでも直前に雨が降ったようです。

が、数キロ先の戦場ヶ原は他人事のように晴れ晴れしてます。
気流が速く、目の前の雲が次々に流されては新たな雲の現れて、数キロ先・数分先の天気はその時次第。

ランチまでの前半最後の登り「金精峠」に差し掛かります。
ガードレール側の眼下には、湯之湖から戦場ヶ原への雄大な景色が拡がってます。この景色は是非ご自分の脚と眼を使って感じて下さいね!!

いよいよ空腹感も漂いだいてきました、ここまで30㌔、800㍍くらい登っているのでそこそこイイ運動になってます!!

何度訪れても、見飽きることのない景色がそこら中に点在するのが日光の魅力。
この橋を通過すれば、金精峠の最上部までもう僅かです。標高も2000メートル弱となると湿気のないパリっとした空気と痛いくらいの日差しの強さに日光に来た実感が込み上げてきます。

毎回同じアングルで写真を撮る絵心のなさ。


栃木・群馬の県境となる金精峠を登り終え、トンネルを抜けると天気がガッラと変わるのも高山ならでは。
天気だけでなく建屋の造りや店先に並ぶ土産物など下野から上州へと文化的な雰囲気が変わるのも愉しみの一つです。

県境から20キロ、1000メートルのダウンヒルを終えると群馬県片品村の集落が現れ始めます。

『望郷』という言葉がしっくりはまる長閑な風景です。ゆったり時間も流れるように、通りで見かける地元の方々も穏やかな雰囲気で和んでしまいます。

国道120号線、ロマンチック街道沿いの定食屋さんにてランチです。
こちらの定食屋、その前週にもこの街道沿いで雷雨に襲われ雨宿りもかねて通りすがりにお邪魔したのですが、食材の引き立つ美味しさに、食べ応えのあるボリュームとお店の雰囲気に魅了されてしまいました。

到着した時の最高の空腹感と、食後の最高の満腹感に思考回路が麻痺してしまい、お店の外観を撮り損ねてしまいました。ゴメンナサイ。
その時は、また再来週にも再訪して取り直そうなんて思っていたもんで・・・
お店のご主人にも「今シーズンあと数回は来ますね」なんて軽い挨拶でお店を後にしてしまったのが悔やまれます。


食事を終えれば折返し。
いきなり20㌔のヒルクライムです、が登り終えるころにはエネルギーで満たされ。今度は峠のおかわりです。
これ以降は写真を撮る余裕もなくなるまで追い込まれました、皆さん欲張りで困ります。
終わってみれば170㌔で富士山1本くらいの登りをこなしていました。

そして最後の楽しみです。川面で冷やしたビールで!!といきたいところですが、せめてその風味だけでも味わいたいものです。


黄昏時の蝉時雨と途切れることのない清流が日光の風景をリフレインさせてくれます。
また来年も日光で・・・