秋風に靡かれ「ロード中級練習会 」

こんにちは、堀越です。
久しぶりに中級錬を担当し皆さんと一緒に走ってきました!!
今後しばらく月に1度のペースで開催してゆく予定ですので宜しくお願いします。


稲穂は頭を垂れ、すっかり空は秋の気配です。
全力疾走中の家入さんも、あと数ヶ月もすればもっと頭が垂れたエアロポジションを身につけより快適に速さを得られることでしょう!!

中級ってどれくらい走れたらいいの!?

「自分も中級の走行会についていけるかな!?」

そう悩んで躊躇してしまう方が、遠慮なく参加できる走行会を目指してゆきます。私は自転車を楽しむのに初級や中級と区別する必要はないと考えています。楽しさの基準もひとそれぞれですから。
そもそもそれを区切る基準も無いです。しかしながら適当な言葉が見つからず「中級」と慣行的に当てはめて今に至ってます。

ですから今以上に自転車を楽しめる「何か」が見つかるかなぁ~くらいラフな気持ちでまずは参加してもらえたらと思います。いずれ良いフレーズ思いついたら「堀越担当の中級練」はネーミングを変更しようと思います。

ひとりで出来ない事もみんなでやれば楽しく出来た!!

その会ごとに何かに1つにフォーカスして、減り張りのあるライドを心掛けています。
今回は「全力」でした。

お店を出発して、ゆっくりゆっくりウォーミングアップをしながらそのセクションに向かいます。
道中で集団からはぐれて迷子になることはありません!!

そのセクション…見通しの良い農道の直線約1㌔。
前走者との間隔を充分にとって全力走行です。小休憩を挟みつつ6回。
せっかく速く走る為に作られた自転車なのに、それを全開で漕ぐ機会は意外と少ないものです。

安全な環境下で気持ちを集中して全力で漕いでみるとあっという間に自分の限界に達することが出来ます。なかなか一人では出来ない。し、やろうとも思わない、それが6本なら尚更。

でも、みんなででワイワイやっていると何だかんだ消化してゆきます。
自分の限界を知る・・・その意図は長くなるのでここでは割愛させていただきますが、脚がスカスカになるくらいやりきると、気持ちいい疲労感、なんだかんだ楽しい。それが一番大切。

次のセクション…とある峠の登り口1㌔。

今度は先程とは真逆で、可能な限り脱力して峠を登ってみる。まずは1㌔ 1本。皆さんもちろん余裕です。
峠となると皆さん最初から力み過ぎて、後半がへロヘロでやっとのおもいで登りきった経験もあるはす・・・
・・・そんな事を繰り返してたら峠が嫌いになっちゃいますよね。

2本目はチョット頑張る。
3本目は更に頑張る、余録を残さぬ程度に。

これは速く登るための練習ではなく、自分がどれ位のペースなら登り続けられるかを実感するためです。
山を登るならイーブンペースで刻んだ方が、気持ちも楽だし結果的にタイムも短縮できるはずです。
自身の現状の適度なペースを知ることが山だけでなくロングライド等でも活かされると思います。

3時間半のライドで走行距離は50㌔ほど。
目的をもって走ったのは平地の1㌔✕6本・峠の1㌔✕3本のたった9㌔。時間にして30分弱。
たかが30分、でも今までに無い刺激をうけた躰は、それに反応します。

「出来なかった事が、出来るようになる」
それを成長とか進歩という言葉に置き換えると、大人になってからそれを実感する機会は少なくなってきました。
たかが趣味の「自転車」でも成長が実感できた瞬間は嬉し楽しいはずです、やがてそれは自信に変わりいろいろな可能性を拡げてくれます。

「乗る」ことに関してだけでなく、自転車を通じて交流の輪が広がってゆくのもまた愉しいものです。

参加された方に、何か1つで新たな「愉しさ」を感じて頂けたら、それも私にとっては成長の1つです。冥利に尽きます。
月に1度のライドですが、皆さんのライドの楽しさを増やせる一助になれればと思います。