ディスクブレーキ音鳴り問題解消!?

サイクリストはもちろんの事、全国の自転車販売店スタッフを悩ませるブレーキ音鳴り問題・・・
こんにちはスペシャライズド松戸の向井です。今回のブログでは音鳴りの解消法をご紹介したいと思います。

主な音鳴りの原因:ブレーキ回りに汚れやチェーンオイルが付着した事が主な原因です。

音鳴りが発生するブレーキで起こっている事

ブレーキを掛ける。
  ↓↓↓
汚れやオイルが潤滑剤の役割をする。
  ↓↓↓
摩擦抵抗が発生できなくなったブレーキパットが滑り微振動する。
  ↓↓↓
「キィーー」と異音を発生させます。

音鳴りするブレーキは効かないブレーキとも言え安全な走行に支障をきたします。

身近な物で対策できます。

もし異音が発生してしまったら

中性洗剤でディスクローター&ブレーキパットを洗浄することで解消できます。

ディスクローターの洗浄方法

ホイールを外す → 歯ブラシなどに中性洗剤を着け磨く→ 乾燥
写真ではディスク単体で磨いていますが、ホイールに取り付けたままでOKです。ちなみに、中性洗剤は車体全体の洗車にも使用できます。

ブレーキパットの洗浄方法

車体から取り外し ※実際に音鳴りするブレーキパットは写真のパットよりもさらに黒ずんで「炭」の様な色をしています。

パット表面に中性洗剤を垂らし

パット同士をこすり合わせます。最初は抵抗を感じますがすぐに表面が慣らされ抵抗がなくなります。あまりやりすぎるとパットが摩耗します。

乾燥後に黒いシミの様なものがある場合は汚れが取り切れていないので再度洗浄します。

↓の写真の状態まできれいにできれば音鳴りはほぼ無くなるでしょう!

今までは、ほぼこの方法で音鳴り問題を解消する事ができました。

が・・・・

ブレーキの音鳴り問題は日々勉強中で、さらに優れた解消方法やケミカルなどが発売されたらその都度ご紹介します。

それでも解消しない場合は

➀洗浄しても解消しない場合はブレーキパットを交換する。パット交換をする場合はディスクローターとキャリパーの洗浄もお忘れなく。

➁➀を試してもダメな場合はディスクローターを交換をする

➂それでも音鳴りが収まらない場合はブレーキキャリパーそのものに問題を抱えている場合があります。
ブレーキキャリパーの精度が悪く油圧オイルが液漏れしている可能性が高いのでブレーキそのものをグレードの高い物に変更します。

元も子もない事を言ってますが、やはり高いグレードのブレーキはトラブルが少なく長く安心して使用できます。

➂に関しては解消になっていないではないか!と突っ込みが入りそうですが・・・

不具合が起きた時ほどパーツアップグレードのチャンス・・・

同じく消耗品交換のタイミングもアップグレードチャンスです(笑)

カスタムもメンテナンスもご相談お待ちしています!!!

カスタム例ご紹介