ERGONグリップはいかがでしょうか?

こんにちは!松戸店の大高です。
サドル、ペダル、ハンドルは、自転車がライダーと常に接している、文字通り「密接」な関係のパーツです。実際この三要素は、バイクのライディングポジションを確認する際は、真っ先に目を向ける箇所だと思います。
ペダルやシューズ、サドルなど注目されやすい用品である一方、実際にライダーと手が触れるバーテープやグリップなどのハンドルの末端は、割と後回しになる事が多いのでは?
今回はそんな地味目なパーツ、とりわけクロスバイクに乗っている方へ、ライディングフォームを改善させ、より自転車を快適に乗っていただけるようなグリップをご紹介します。
そのグリップ、傷んでいませんか?
商品紹介の前に一つ、今バイクに付いているグリップの状態はどんな感じですか?
ゴムがボロボロになっていたり、ベタベタしていて手に纏わり付いてはいませんか?
グリップやバーテープに使用される素材のポリウレタンやTPR(熱可逆性ゴム)は、太陽光の紫外線や湿気などによって劣化してきます。
屋外に保管していることの多いクロスバイクの場合は特に顕著で、早ければ1、2年ほどで使用に耐えられないぐらいのべたつきを帯びてくることがあります。

税込1,870円
安いものですと1,000円台からでていますので、まずは傷んでいるグリップを交換して、新車の時の様なフィーリングに回復させてあげるのも一考かもしれません。
ERGONの定番グリップがこちら
せっかくグリップを交換するのなら、より高級素材を用いて、人間工学に基づいたハイパフォーマンスなパーツに交換するのはいかがでしょうか?

ERGONは、人間工学を意味する「ergonomics」がその名の由来。(多分)
先ほどのグリップに比べると価格が3、4倍するような商品が多いですが、より耐久性に優れた素材を使っており、更には握った際の角度や、握り方そのものを大きく工夫したラインナップが多いのが「ERGON」(エルゴン)のグリップの特徴です。
補修用としてではなく自転車のチューニングパーツとして、より自転車を快適に楽しむ用品として、選ばれることが多いです。
ERGON GS2
エントリーNo,1!スポーティーモデルの「GSシリーズ」より、ショートバーエンドが一体化した「GS2」です。恐らくオンザロード内では一番人気のモデル。
中央の黒くなっているクッション性が高いソフトラバーは、握った際に尺骨神経への圧迫を軽減し、手指の痺れを和らげます。
また、外側のグレーになっているミディアムラバーは、滑りづらく適度に手をホールドしてくれます。
場所ごとに異なる素材を配置する事で、握った時のダイレクト感を保ちつつ、長時間走行しても快適な握り心地を維持してくれます。
バーエンド部分に親指をひっかけるようにブリップエンドをつかむと、ロードバイクでいうSTIレバーを掴んでいるような感覚になります。
自然と脇を締めるような姿勢になるので、長時間姿勢維持をするようなロングライドに効果を発揮します。
バーエンド部分自体を握りたい場合は、20mmほど長いバーエンドが付いた「GS3」がお勧めです。
ERGON GP1 EVO BioKork
先ほどのGSシリーズがスポーティーなグリップだったのに対し、コンフォートパフォーマンスを重視しているのがこちらの「GP1」です。
より手のひらの部分に膨らみを持たせ、グローブを着けていなくても快適な握り心地を提供してくれます。世界的にはこちらの方が定番モデルです。
こちらのBioKorkモデルは、原料の40%にポルトガル産の天然コルクを配合し、僅かではありますが表面にコルク繊維のザラザラとした触り心地があります。
パッケージには「Made in Germany」と誇らしげに記載されており、実際ヨーロッパの厳しい環境基準に適合させている最高品質の素材を原料に製造されています。

ヘアライン処理のされたアルミのエンドキャップがカッコいい!
クラシカルな茶色のカラーリングがデザイン的にもいいアクセントになるので、見た目のイメージを大きく変えたい時にも良いかもしれません。
こちらのモデルもバーエンドが付いた、GP2・GP3というラインナップもございます。
新登場したERGON GT1
最後にご紹介するのはモデルとしては比較的新しく、少し奇抜な「GT1」です。
私自身、通勤用のクロスバイクに普段から使っているモデルです。
パッと見た感じからも伝わるかもしれませんが、まず手のひらを支える部分が非常に広いのがこのグリップの特徴です。
これは複数の握り方に対応させるための形状で、分かりずらいですがエンド部分を膨らませたり、親指側に突起を設けたりしています。
少し前にマウンテンバイク界隈でTOGSのサムグリップという後付けのパーツが流行ったのですが、GT1の突起はこのタブをグリップ本体に組み込んだようなものになります。
その分グリップ自体が1cmほど長くなっているので、取り付けにはブレーキレバー周辺のスペースに注意が必要です。
GT1の実際の握り方
普通にグリップを握ってもいいですが、パームサポートが広いので、手のひらをパーにして上にただ添えているだけでも、十分にハンドルを支えている感覚があります。

普通に握ったり・・・
先ほどの突起に指をひっかけてみて、親指の関節を大きく伸展させると、手が自然と広がり、手のひらを圧迫される感覚が少なくなります。

タブに親指をひっかけてみたり・・・
本当に僅かな突起ですが、先ほどのGP1同様、いかに手のひらの圧迫感を軽減するかを拘っているのかが、実際に使ってみるとわかる点です。
またエンド部分を掴んでみると、上腕と前腕の角度(肘の突き出す方向)が変わるので、長時間のツーリング時には効果を発揮しそうなポイントですね。

バーエンド部分をつかんでみたりするのもアリ。
グリップの選び方ご相談ください
クロスバイクやマウンテンバイクでツーリングに出かけると、長時間のライド後に手や腕に痺れや疲れが残ることがあると思います。
ロードバイクのドロップハンドルの様に、握り方が最初から複数用意されていれば良いのですが、それが出来ないフラットハンドルでは、グリップの握り方でこれを改善させるのが一つの解法になります。
ERGONだけでも相当数のラインナップになっていますので、グリップ交換のご相談などありましたらぜひお問い合わせ下さい!