IRC Formula Pro S-LIGHT をインプレッション。1,500km走ってみて見えたもの。
IRCのロードバイク用タイヤ「IRC Formula Pro TLR」がフルモデルチェンジして数ヶ月。性能を上げても値段は上げない、そんな粋な計らいが嬉しいですね。
今回はIRC Formula Proの軽量版【IRC Formula Pro S-LIGHT】を、つくば店稲見による普段使い・休日の峠道を含めたサイクリングから得たタイヤのフィーリングなんかをお伝えさせて頂きます。
チューブレス系のタイヤは他にも色々使っております。気になる方は過去ブログもぜひ☆
S-LIGH!このタイヤは本当に軽いのか??
どうせ使うなら軽いタイヤが良い。そんな思いがロードバイク乗りにはあるかと思いますが、スペック値を見ただけで「ん、本当にチューブレスレディなの??」というほどの軽量タイヤです。
S-LIGHT(スーパーライト)
直訳すると、超軽い!
使用するタイヤ幅は25C(実測幅は24mmでした)です。実測の結果は2本とも220g台!これはチューブレスレディのなかだとかなり軽いですよ。
ここにシーラント50ccほど注入するとしても軽い!超かるーい!!
タイヤの耐久性能
つくば店稲見。
身長173cm。
体重64kg
平均的な体重の私が約1,500kmほど使用したタイヤをみてみましょう。
↑フロントタイヤ。タイヤのパターンや真ん中の線みたいなゴムもしっかり残っています。タイヤは「まだまだ使えるよ!経済的だよ」と言っています。
↑リアタイヤ。真ん中あたりのパターンが消えてきえてきています。タイヤは「このヒダヒダパターンが減ると徐々に転がり抵抗が低くなるんだ!←嘘。」と言っています。
いやでも本当に転がり抵抗減ってるんじゃないかなぁと思ってしまいますね。
S-LIGHT をインプレッション
まず結論から言いますとこのタイヤ、めちゃくちゃ良い!
今まで使ってきたチューブレスタイヤの中でダントツ1番良い!
グリップ感がすごい
タイヤを取り付け走り出した時に感じたのは【圧倒的なグリップ感】です。
今まで使ってきたタイヤの中で1番グリップしてる感覚があります。
ねっとりと路面に吸い付く感覚は安心感にも繋がりました。
私は峠の下り道や、コーナリングが少し苦手です。突然タイヤが滑ったらどうしよう、恐怖心があり減速してしまう事が多いのですが、S-LIGHTはそんな不安も取り除いてくれました。
タイヤがグリップ失うほど速く走ったりしないので、どこまでグリップするとかのインプレはできないのですが、グリップしてる感があり、私が使用する分には申し分ないグリップ力である事は分かりました。
「ここまで安心して走行できるタイヤは初めてです!」
転がり抵抗はどんな感じか
このタイヤ「けっこう転がり抵抗があるなぁ」と思っていました。しかし私のセッティングが間違っていただけです。
チューブレスタイヤは空気圧を低くできる!
そんな乗り心地信者だった為、空気圧は6.2barと下限ギリギリで使用していました。その方が乗り心地、グリップ感が良かろうとの思いからです。
ただ、S-LIGHTに関しては空気圧高めが正解かと思います。
空気圧上げても乗り心地良いしグリップ感がある。しかも転がるようになると感じました。
私の好みは前7.2bar、後ろ7.4barです。
登坂性能はどうなのか?
登りやすいタイヤだと思います。レースなどで使えるかは使う人次第かと思いますが、私は大好きな使用感でした。
ダンシングして力をかけてもよれることなく推進力に繋がります。
300gと重量級の、コンチネンタルGP5000とそんな変わらない感じですね!
というと印象が悪いかもですが、GP5000はあれで転がり抵抗に関してはすばらしいので、その恩恵で重く感じなかったのかもしれません。
総じて登れて下れる。優秀なタイヤではないでしょうか。
まとめ
平地も行けて登れる良いタイヤでした。チューブレス系タイヤでありがちのタイヤのはめにくさは、ホイールの相性によりますが、問題なく多くの方がタイヤ交換を行えるレベルのものになっています。
IRC Formula Pro S-LIGHTはコスパ最強のチューブレスレディですね。
700×23C 205g
700×25C 220g
700×28C 250g
700×30C 275g 各¥8,360-(10%税込)
RBCCも使ってみたい気もしますが、たぶんまたS-LIGHT使います。
お気に入りタイヤが見つかった素敵な1,500kmでした。