10000UPチャレンジDay 2

10000UPチャレンジDay | 桁違いのクライマーたちへ

10000UPチャレンジDay 1

10000up2日目。
4:00に現地入りしバイクの準備を始めます。
1日目で雨に打たれましたが、事前準備のフレームのコーティングによって汚れもさっとひと拭きで落ちていき、チェーンの注油もバッチリ。
運営さんのサポートの手厚さからフロントバッグがなくても補給に困らなそうだったので、バッグを外し軽量化していきます。
(保険で2ボトルですが、1本は中身空でスタートしました。)

2日目のブリーフィングや写真撮影が済み、いざ出発!!

早々にアクシデント発生

天気予報で午前中は雨に打たれる覚悟でしたが、スタート時点では雨がやみ、1日目と違い気持ちのいいスタートが切れました。
身体のコンディションものんびりであれば問題なく完走出来そうなくらい回復していました。
1日目でひどい思いをしたのにも関わらず、2日目も先頭集団についていけるところまで付いていこうの精神で前へ前へ上がっていきます。そういう性分なんでしょうね。

1日目では金子選手が先頭集団のサポートに入ってくださいましたが、股擦れが酷く2日目はDNSとのこと。(正直、少し安心しました笑)
2日目のパックは金子選手を抜いた3人になるかと思いきや、オキタクさん(愛称)が先頭集団に混ざり、この日も4人パックを形成出来ました。
(この方、富士国際ヒルクライムレースと言う勾配がめちゃくちゃきつくて、かなりレベルの高いヒルクライムレースで年代別優勝の経験がある方だと後で知りました。)


スタートからすぐ勾配のキツい区間に入り、ダンシングが続きなかなか腰が下ろせない状況。
自分以外の方々はシッティングのまま登っていきますが、きつくないのかと不思議に思います。
(そういえば松戸店の向井さんも永遠シッティングで登って行くスタイルですが、とてもじゃないですが真似できないです。)

そんなことを考えていると登坂区間も終わり、ゆるい下り区間へ。
雨の影響で水たまりや浮石などがあるので注意して下ります。

段差の処理もいつも以上に慎重に処理してきましたが、スタートから10kmあたりで後輪がまさかのパンク。
立派な金属片が突き刺さっていました…

パンクしたので先に行ってほしい旨を伝え一人パンク修理に取り掛かります。
修理中後続集団が追いついてきたので、足を止めさせないためにも先に行ってアピールをし、手早く修理を済ませます。

あとは空気を入れれば完了というところでサポートカーが駆けつけてくださり、フロアポンプにて空気を充填。ガスボンベを節約できて本当に助かりました。


修理にかかった時間は約10分。
先頭集団に追いつくことは不可能ですが、少しでも差を埋めて休憩しているところに合流すること目指し、ペースアップして追いかけます。
これが実力で千切れたのであれば大人しくマイペースを刻んで完走を目指したところですが、パンクとなると話は別。
とりあえず出し切ってから考える。

パワーメーターを確認しながら平坦は常時4倍前後、登りは4倍を超えるパワーで追いかけます。
途中写真撮影をしてくださっている運営さんを見かけ「先頭と何分差ですか!?」と聞くと10分無いと返事が返ってきます。

10分ということはパンク修理にかかった時間まんまになるので、先頭との差はあまり縮まっていない様子。

しばらくすると先頭集団で走っていたパンチさんを発見、どうやらメカトラで止まっていた様子。
すぐには復帰できない状態らしく、回収待ちなので先に行ってほしいと言われ「先頭との差は10分無いですよ」と送り出されました。


コース3の最難関、21世紀の森
距離3.5km、平均勾配10%

この登りに入る前に、先頭集団以外の参加メンバーを捉えることが出来ましたが、オーバーペースが祟りここでかなりのペースダウン…
登りきった先がエイドになっているのでなんとか一定ペースを目指し頑張りましたが、到着したときには先頭集団はスタートした後。
差も15分以上開いている旨をスタッフさんから聞き、追いかけるのを止め、十分に休息を取ることにしました。

(今日はこのまま後方集団に混ぜてもらってのんびり走ろうかなー…)と考えていると、パンチさんが群馬グリフィン・レーシングチームさんから代車を借りて登場!!
1日目共に頑張った間なので嬉しく思います。

前半無理しすぎたので自分は先頭をあまり引けないが、一緒にどうか聞くと、またパックを組んで一緒に走れることに。
まずはコース3のゴール地点を目指します。

コース3終了 残り170km

コース3のゴール地点、道の駅川場田園プラザに到着すると先頭で走っていたオキタクさんと合流。
3人パックになり先頭を単独で走っている高岡さんを追いかけます。

コース4の赤城山upコースは利根沼田5つのコースで一番距離が短く、獲得標高が少ないコース。
急勾配が無いため、後ろに長くつかせていただき回復に専念します。

コース4をスタートして20km地点のエイド、道の駅 あぐりーむ昭和に到着。
残り150kmになると口数も少なく、長く休憩してしまうと動けなくなってしまうので休憩そこそこにリスタート。
いくら後ろにつかせてもらってるとはいえ、徐々に体力の限界が近づいているのを感じ、どこで千切れようか考え始めました。

さらに50km共に走ったあたりで薗原ダムという登り区間に突入。
1日目に下ってきたコースだったため、この先どのくらい登るのかわかってしまい、ここで心が折れてしまいました…

最後尾からゆっくり千切れ、二人を見送ることに。
残り走行距離ちょうど100kmだったので、ここからはマイペースでいきます。

一人になってからはガーミンの「クライムプロ」を頼りに3倍キープで距離を稼ぎます。

普段使わない機能ですが、左上にゴールまでの登坂本数が表示されており、あと何本、あと何本と自分に言い聞かせコース4を完走しました。

コース5 谷川岳upコース

残り距離90km、獲得標高1500m
今までの道程を考えるとゴールはもうすぐ!!と気持ちは高まりますが、身体は言うことを聞かず、徐々にキープしていたペースも落ち始め、自販機での休憩も増えていきました。

道中見回ってくださるスタッフさんから補給食やドリンクを頂き、補給は潤沢に確保出来たので、最終エイドの道の駅みなかみ水紀行館をパス、ここから6kmの登坂区間に入ります。

思い返してみれば、1日目に無理をしなければ…2日目の前半、先頭を追わなければもっと楽に走れたはずなのに…とネガティブな事を考えてしまうくらいには心身共に疲れ切ってしまい、コース5に突入したときの元気は微塵もありません。

そんな事を考えていると、後方から先導をしてくださるオートバイが登場。
どうしてここに?と考えていると凄い速度差で抜かしていく高岡さんとパンチさん!
どうやら最後のエイドで休憩していたらしく、はからずもエイドをパスした自分が先行していた様子。

久しぶりにお会いした二人はまだまだ元気なようで颯爽と峠を登っていきます。
会話を交わしたわけではありませんが、二人の勇ましい姿を見ることが出来、元気を分けていただいた気持ちになります。


6kmの登坂区間も乗り切り、クライムプロに表示されている本数も残り2本、距離も15kmまでに迫りました。
毎週通っている筑波山までが片道30kmですので、その半分の距離しか無いとなるともうゴールしたも同然。
道中、また細い道で迷っていると群馬グリフィン・レーシングチームの小山選手が後ろから追いつきコースを案内してくれました。
たしか小山選手は後方の集団のサポートをしていたはずなので、最後に単独で追い上げてきたとなると、流石はプロ選手!!と感嘆の声が自然と上がります。

逸る気持ちを抑えながら、でも踏めるところは踏んでいく。
前を走る3人との差を埋めるように。

最後の登坂も終りを迎え、5kmの下りでコース5 完走!!

全工程終了

順位は競っていませんが、2日目は4番目にゴールすることが出来、満足の行く結果となりました。

レースではないのに個人のペースでを守らず速い人についていった結果、過去キツいライドになりましたが、終わってみれば充実した2日間だったと思えます。


ゴール後、完走賞や群馬の特産品などたくさんいただきものをもらい、写真撮影や取材を受け、本イベント終了となりました。

走行距離:486.4km
獲得標高:11,123m
走行時間:22時間30分

今回走ったコースはどこも交通量が少なく、走りやすいところが多かったです。
頑張って走ることをしなければかなり楽しく景色もいいところでしたので、また遊びに行きたいと思います!!

※使用させて頂いた写真は運営の「とねぬまた自転車ひとっ旅様」「ツール・ド・ニッポン様」からご提供いただきました。
2日間、お世話になりました。