リムブレーキのロードバイクを12速化!!
こんにちは、守谷店西山です。
シマノの新型コンポーネントが発表になり、徐々に個別オーダーでもパーツが入り始めています。
セミワイヤレス・12速・変速速度アップなど魅力的なところが沢山あり、インプレブログなどもよく目にするようになりました。
インプレブログの多くは油圧式ディスクブレーキで、リムブレーキを12速化したブログはあまり目にする機会もなく、手にする機会もほぼ無いに等しいので…自分の愛車「エモンダALR」を12速化してみました!!
必要なパーツを考えている時間が楽しい
リムブレーキモデルの12速化に伴い、まず何のパーツが必要なのか調べるところからスタート。
・シフトレバー
・フロントディレーラー
・リアディレーラー
・スプロケット
・クランク
・ブレーキキャリパー
・チェーン
・バッテリー
・エレクトリックワイヤー
ここからいらないパーツを省いていきます。
ブレーキキャリパーは現在使用しているBR-R9110を使用。
クランクも自分が使用しているローターの「ダイレクトマウント ロードチェーンリング」は12速とも互換性があるというメーカーの案内があったので、クランクもそのまま使用していきます。
あとはエレクトリックワイヤーが何本必要で、何m必要なのか測って注文をかけます。
配線の通し方を考える時間も楽しい
驚いたことに、欲しいパーツがすべてメーカーに在庫があり、1週間もしないうちに必要パーツが全て揃ってしまいました(笑)
揃ったからには早速組み付け!
配線をどのように通すか、どの穴から出すか、はたまたフレームに穴を開けてしまうのか、脳内シュミレーションを行います。
ここでリムブレーキバイクを12速化するときの注意点!!
シマノ12速新型コンポーネント(アルテグラR8100シリーズ・デュラエースR9200シリーズ)
油圧タイプはセミワイヤレスに対応していますが、リムブレーキはセミワイヤレス非対応(有線接続のみ)となりますのでご注意下さい!!
11速の重量は6.93kg
12速化で軽くなることは無いと思いますが、どれくらいの差になるのか、いざ実験!!
まずは11速のパーツ達を外し、12速のパーツを付けていきます。
つけ終えたら配線の通し方を実際にあてがいながら試行錯誤…こうすれば、ああすれば、と考え抜いた結果…
完成!!
・ハンドル内に配線を通して見た目スッキリ!
・ダウンチューブは「Trek Control Freak Downtube Blank Plug」を配線が通せるように加工!(本来はフレームの穴を塞ぐパーツ)
・フロントディレーラーへは水抜き穴から配線を通し接続!(配線が細く進化したため、フレームを加工することなく穴を通ります。)
・リアディレーラーへはチェーンステー内を通して接続!!
・クランクと配線が擦らないようにプラスティックの板で補強!
フレーム内に配線を上手く通すことができたため、かなりスッキリした見た目に仕上がりました。
ハンドル周りもシフトワイヤーがなくなったので、すごくスムーズに動きます。
懸念していたローターのクランクとの相性も、シマノ12速チェーンを使用したら調整に一手間必要ですが、問題なく仕上がったので一安心です。
12速化後の重量は、
7.01kgと80g増となりましたが、かなり薄手のバーテープから厚手のバーテープに変えたのでそこの差かもしれません。(バーテープ外した状態で比較すれば良かったと後になって思います。)
使用感としましては、やはりフロント・リアの変速速度が早く、気持ちのいい変速を実現しています。
リムブレーキを乗られている方で、電動化を検討している方にはかなりおすすめです!!
ただ、12速化をメインに考えている方には強くおすすめできないかも?
やはりリムブレーキモデルだと有線接続しかできないというのと、スプロケットの歯数展開がまだ少ないという点が、魅力半減かもしれません。
興味のある方はご相談下さい!!