締めの”一本”

すっかり春になってしまいました。
新年度、気持ち新たにして自転車ライフを楽しみたいなと思いバイクのオーバーホールをしてみました。


こんにちは、堀越です。
本当は年末にオーバーホールをして、新年から区切りよく乗り始めよう目論んでおりましたが、”医者の不養生”のごとく自分の愛車はついつい後回しにしておりました。
例年より暖かく、素足を出しても乗れるようになった3月も終わろうとする頃。サイクルジャージの衣替えと共に重い腰をあげてメンテナンスをした様子を残します。

一通りの消耗品も交換しみると、「摩耗によるフィーリングの劣化」でだいぶ乗り心地で損していたことに気づかされます!!
フィーリングは申し分ない出来で満足すると、今度は別なところに視点が移ります、美観的な問題に・・・

ステムの締め付けネジが・・・
周りが綺麗になると、汚れが目立ってしまいますね、今までは何なら気にする個所ではなかったのですが。
気になりだすとついついライド中も見てしまうのです。

工具との接触で塗料が剥がれてしまったところに、汗が滴り腐食したのでしょう!!

そこで本題の”一本”の登場です。
XON(エックスオン) XSS-40 チタン皿ねじ M6 30mm  660円(税込)

「新品のネジに変えて気分もよくなりました。」で終わりではなく、

チタンの特性の一つとして安定した酸化皮膜により優れた耐食性、特に海水に対しては完全耐食性があるのです。
つまり今後このネジが錆びて美観を損ねたり機能的な劣化を憂うことがなくなりました!! 
ちょっと大げさな言い方ですが一生ものです!!

さらに続きがありまして、


チタンのもう一つの特徴とし鉄処理による材質の劣化が少ないのも特徴です。
更にもう一歩踏み込んでみましょう!!
バーナーで焙ること数分・・・・

無機質なチタン色にグラデーションがかかりました。
熱の加え具合によっては更に深みがかかり、紫から黒に変色するそうです。

たかがネジ”1本”ですが、それだけでもハンドル周りの雰囲気が変わったと気分がよくなるのは自分だけでしょうか!?
今回のオーバーホールで交換した最も少額の部品でありながら、最も満足度の高いものでした!!

堀越の細やかな自転車ライフの楽しみの一片でした。