本年2回目の10000upチャレンジDay ~地獄の1日目~

命がけのライドが好きな守谷店西山です。
今年の7月に参加してきた「10000upチャレンジ」
10月にコース変更してまたやるとお知らせを受けたので、参加してきちゃいました。

10000UPチャレンジDay | 桁違いのクライマーたちへ

前回より距離が短くなったが…??

前回のチャレンジは2日で500km10000mUPでしたが、今回は距離が短くなり2日で400km10000mUP
ということは平坦少なめ・勾配キツめということですね!!
ヒルクライム大好き人間にとってむしろ難易度下がったのでは??と感じてしまいますが、結果から言うと前回以上に死にそうになりました。


今回のチャレンジには本チャレンジ1週間前に行われた「箱根ヒルクライム」年代別優勝者のチャンピオンマスダさんが同伴してくれています。
彼の強さは伊豆イチの時に思い知らされていますので、ちぎられない程度についていきたいなと考えておりました。

脅威のリカバリー、豪雨完全回避ライド!!


10000UPチャレンジHP:https://tonenumata-cycletourism.jp/10000up-challenge-day-2/#challenger

さて、前回までのコースは同じところを何回も通らされるようなコースでしたが、今回はあまり同じルートを通らないよう改良されています。

高低表を見るだけでわくわくしてきますね。

参加メンバーを見ると前回一緒に走ってくださった方もいれば初めましての方もちらほら。
サポートの群馬グリフィン・レーシングチームさんも前回参加くださった小山貴大選手の他に古田潤選手・永塩幸之助選手が新たに加わり、共に完走を目指します。

10000UP運営スタッフに間違いなく雨雲を呼ぶ人がいる

1日目のスタート場所「道の駅・川場田園プラザ」前回もここスタートで、雨に打たれながらのスタートでしたが、今回もブリーフィング中に小雨が…

1日目の天気は晴れのち曇り、2日目の天気が曇のち雨。
前回も雨、自分が参加していない前々回は台風直撃でしたから雨を呼んでいる人がいるはずです。

少し雨に打たれましたが、ブリーフィングが終わる頃には雨も上がり、気持ちのいいスタートが切れました。


スタート直後は緩い下り基調ということもあるのか、先頭で走っている方が軽快に飛ばしております。
このペースが続くのであれば後ろに下がろうかなと思っていたら、グリフィンの選手が先頭をいい感じにコントロールしてくださり、落ち着きを取り戻したペースで登坂区間に入ります。

登坂区間に入ったタイミングでローテーションが自分に回ってきたので、大きくなった集団を分割するためパワーメーターで4.5倍くらいのワットで淡々と登り、集団を小さくすることに成功。

続いてチャンピオンマスダさんも同じくらいのペースで走りさらに集団が細分化。
最終的にはグリフィンの吉田選手・自分・前回一緒に完走を目指したパンチさんの3人で先頭集団となりました。
(なんか前回も同じ過ちを犯していたような…)

その後ろにマスダさんが追走する形になります。

前回一緒に走ったこともあり、パンチさんとは談笑しながら吉田選手の後ろを走っていましたが、しばらくすると徐々にペースが上がっていき、千切れてもおかしくないくらいに。

(あれ、グリフィンさんってサポートライダーだよな??このペースついていけないんだけど…)

と思っていると隣を走るパンチさんからも「このペースはちょっと…」という声が聞こえてきて一安心。

それを聞いた吉田選手がペースを落としてくれるかと思いきやそのままのペースで先行し始めるではありませんか(笑)

結局赤城山山頂まで各々のペースで走り事なきを得ましたが、道中のハイペースでがっつり足を消耗し、残り150kmの道のりが怪しくなってきました。

赤城山山頂にエイドを設けて頂いており、温かいお味噌汁や、旬のブドウなど並んでおり毎度ながらありがたいサポートでした。

が、前回と違うのは気温の低さ…
長くとどまっていると汗冷えで凍えてしまうくらい寒い…

お味噌汁一杯だけ頂き、先に行ってしまった吉田選手をパンチさんと二人で追いかけていきます。

自分の元気な姿はここまで…この後地獄が待っているなど思ってもいませんでした…

金精峠までにアクシデントの嵐

赤城山区間が終わり、次の金精峠への移動中、長い下り坂の振動でボトルゲージのネジが緩んできて落下したら危ないと思い、ボトルを背中のバックポケットへ。

しばらく問題なく下れていましたが、予期せぬ段差で背中のボトルが飛んでいき、蓋が粉々・中身ゼロで使い物にならない状態へ…

ちょうどパンチさんの後ろで走っていたので、巻き込まずに済んだのが不幸中の幸い。
立ち止まってボトルを拾いに行きますが、パンチさんの足を止めるわけには行かないのでこっそり拾いに行きます。


前方と差が開いていまい、単独で追いかけようともたもたしていると、後続のチャンピオンマスダさんグループが登場!
集団に混ぜていただき、前を走る2人を追いかけます。
途中パックの先頭を引かせてもらうが、気づかない間に前輪がスローパンクしており下りコーナーでハンドルが切れず対向車線にオーバーラン!!
(対向車が来てなくて本当に助かりました…)

すぐにマスダさんグループとも別れ一人パンク修理。

(そういえば前回もパンクしたなー…)とか考え、10分少々でリスタート。
前グループに追いつくことは難しいと判断し、マイペースを刻みます。

のどが渇き、給水しようとボトルに手を伸ばすも粉々になったボトルにはドリンクが入っておらず、このまま金精峠山頂まで我慢するか、止まって給水するかの選択。
明らかに後者の選択が正しいはずだったのですが、悩んでいるタイミングで後方からグリフィンの小山選手が追い付き、前を一定ペースで引き始めてくれたので、止まるのがもったいなくそのまま金精峠突入。

金精峠は下から27kmもあり、登りはじめあたりから小雨も振り出すしだい。

イベント前日に積雪を観測したらしく、山肌を白く染めていました。

給水も補給もできずハンガーノックになりかけ、気温もどんどん低くなり、防寒装備も最低限しか持ってこなかったので震えながら金精峠を登ることに。

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その後のことはあまり覚えていませんが、相当時間をかけて金精峠を登り切り、山頂でスタッフさんから経口補水液をもらい一気飲み。
ゆっくり休みたいところでしたが山頂は気温0°近くまで下がっていたので長居できず早々にダウンヒル開始。久々に命の危険を感じました。

このイベントでるなら夏がいいですね。


命からがら下り切り、補給食がもらえるエイドまで残り数kmあたりでもう一本峠を登らされる…

出がらし状態の自分には長く険しい峠でした。(見返してみると1kmちょっとしかなかった短い峠。)

登り切った先でグレーチングが裏返しになっているのに気付くのが遅れ、派手にリム打ちパンク…

動く気力を失い、しばらくの間金精峠山頂で貰ったパンをほおばりながら無になっていました。

本イベント中、写真を撮ってくださっている「バイシクルクラブ」さんがちょうど車で巡回してくれており、フロアポンプを借りてようやくリスタート。

あと1kmでエイドだというのに相当時間をつかいました。

もうゴールでもいい…

ここまで長かった…
補給食のバームクーヘンやコーラ、温かいカフェオレ、そして前回リクエストしていたおにぎり!!!
めちゃくちゃ身に沁みました…

このエイドで残り40km400mUP
あとは惰性でゴールするのみ。
マップだけをみながらもくもくと走ることに専念。
道中後続の方々に抜かれまくりましたが、気にするほどの余裕がないため、命大事に作戦で行きます。


最後の峠もなかなか長かったような、勾配もきつかったような…
メーターしか見ていなかったのでどんな坂だったか覚えていませんが、とりあえずきつかったような気がします。

山頂は突き当りになっており、Uターンして下ったらゴール。
周りを気にする余裕がありませんでしたが、一緒に参加したマスダさんが道中ペースを調整してくださったようで、最後は一緒にゴールすることができました。

いやはやなんともハードな1日目でした…
これが明日も続くとなると完走は怪しいかもしれません…

この日携帯を一度も触るチャンスがなかったため、写真を一枚も撮っていなかったのが残念です。(粉々のボトルとか撮っておけばよかった)

さて、2日目に続きます。