より完成度の高いディスクブレーキロードバイクを目指して!
ディスクブレーキのロードバイクへ乗り込み、まずはここをやっておきたい!というポイントが見つかったので早速改善してみました。こんにちは、守谷店向井です。
今回気になったポイントは?そうですブレーキローターです!
ディスクブレーキを簡単に説明すると、ローターをブレーキパットで挟み込むことで、運動エネルギーを摩擦により熱エネルギーへと変換し自転車を減速させます。回転するディスクローターは中心から離れる程、回転速度「周速」が早くなります。周速が速い所に摩擦を加えてやれば、より多くの熱が発生し素早く減速してくれます。その為、ブレーキ性能を向上させたい時にはディスクローターを大経化するのが一般的です。
しかし!今回は多くのディスクロードが採用しているローター径160mmから140mmへ小径化してみました!
ローターを小径化しようと思った理由その1、軽量化!
軽さは正義だ!という訳で、わかりやすくローターの重量測定をしてみました。
元々マドンについていたシマノ・アルテグラ「SM-RT800S」、ローター径160mmは123グラムでした。
同じ160mm径でのデュラエース「SM-RT900S」は?113グラムと10グラムも軽量!すでに軽量な部品を10グラム軽量化するって大変な事なんです。
今回変更予定のデュラエース「SM-RT900S」140mmは、99グラムと20グラム以上軽量化できます。
試しに取り寄せたXTRグレードの「RT-MT900SS」、140mmは86グラム!軽量化するならこちらを選択するのが良さそうですね。
おまけでスラムレッド160mmローターは129グラムでした。
ちなみに私のスマホには自転車パーツの重さを測定した写真がかなり溜まっています。2020年を振り返った時にこのような写真ばかりだと軽く泣けます。
ローターの外径が変わると?
キャリパーとローターの当たりも変わります。
そこでアダプターを外し140mmローターに対応させます。
重さは16グラム!ローターを合わせて20グラム以上の軽量化に成功!
見た目もシンプルになり、軽量化できた事以上に満足です(笑)
before
after
ローターを小径化しようと思った理由その2、コントロール性の向上!
軽量化も大事ですが、一番の目的はこちら!ブレーキコントロールが少しシビアだなと感じていたからです。気を抜いてブレーキ操作をするとリアタイヤをロックさせてしまう事が何度かあったからです。変更後は効力が適正化し気難しさがなくなりました。ブレーキに対する緊張感がなくなったことで、今まで以上にリラックスして自転車に乗れそうです。皆さまもディスクローターの小径化、ご検討下さい!お勧めです。
見た目もシンプルになり、軽量化もでき、コントロール性も向上しました!今の所ローターを小径化するにあたりデメリットが見当たりません。それどころかフロントのローターも小径化して良いのではないかとさえ思っています。こちらも近々に試す予定です。さて結果はいかに?