グラベルロードバイクでシクロクロスレースに出てみた!

こんにちは、オンザロード守谷店の色川です。
いま話題のグラベルロードバイクを駆って2月に開催された2つのシクロクロスレースに参戦してきました。
グラベルロードバイクとは
グラベルロードバイクは砂利道を走ることが楽しい自転車でこんな景色の中を一日中走っていたくなります!
砂利道などのオフロードでは安定した走行性能が必要なため、シクロクロスバイクと比べて幅40mmほどの太いブロックタイヤを履き、長いホイールベースと低いボトムブラケットに、安定したハンドリングとなるようにフレーム設計されています。
使用バイク ORBEA TERRA H30 (オルベア テラH30)
スペイン生まれの頑丈なアルミボディーのタフガイです!
シクロクロスとは何ぞや?
昔のロードレーサーが冬のオフシーズンにオフロードで操縦テクニック向上や短時間で高強度トレーニングをするために始まったとされ、一周2.5kmほどの周回コースを一斉スタートし、各クラスで定められた競技時間内30分、40分、60分を全力で走り着順が決まるレースです。
機敏な走りができるシクロクロスバイクを本来は使用します。
レースに出るために、まずタイヤをグラベル用(サイズ700*38)からシクロクロス用のタイヤに交換。
IRCのシラクCX TLR Xガード (サイズ700*32)を使用しました。
(30分の参加クラスであればグラベル用の太いタイヤでも参加可能ですが、40分クラスになるとタイヤ幅が33mm以内というルールがあるため、郷に入っては郷に従えで交換。)
こんな細いタイヤでオフロードを全開走行するなんて・・・ちょっとした木の根や段差ですぐリム打ちするじゃなぁ~い!
最初はグリップを稼ぐためにタイヤの空気圧をどこまで下げたらよいのかもわからず、四苦八苦。
店休日にオンザロードスタッフと共に、ときには一人で取手の冒険ランドでコソ練を繰り返していました。
2月2日(日曜日)野田シクロクロス
千葉県野田市の福田の森にて開催の関東最恐シクロクロスコースとして名高いこのレース、森の中の急な登りや下りで道幅も狭く乗車テクニックがとても必要で、さらにレース当日は雨!
参加クラスは年代別のMM40にエントリーし走行時間は約30分
野田シクロ名物の滑る橋、ここから滑り落ちることも・・・
フィジカルには自信が無い物のマウンテンバイクで培ったテクニックを使って滑るバイクをコントロールして先頭の選手に離されないように頑張る!
ドロドロな路面はタイヤの回転がひたすら重いのです!モアパワー!
出走10名中2位でゴールできました。
実は四半世紀ぶりに参加したシクロクロスレース、やっぱりキツ苦しかったのですが滑る路面が楽しすぎました。
1周目は乗車できなかったセクションを次の周にはクリアできたりできなかったりと自分にチャレンジでもあります。
1位の選手はかつてのチームメイトでテクニックもフィジカルも一枚上手でした。
グラベルロードバイクで参加したメリットがフレームのタイヤクリアランスが広いため、泥が付いてもタイヤが回ってくれました。
また、滑る不安定な路面でも安定性のあるフレーム設計により楽しむ余裕が生まれたことです。
2月23日(日曜日)茨城シクロクロス取手ステージ
茨城県取手市リバーサイドパーク冒険ランドにて開催の平坦で漕ぎ漕ぎのパワーコース!
普段から練習で走っているコースではあるものの大会時は舗装路も含まれよりパワーコースへと変貌。
オンザロードクラブメンバーさんも多く参加する大会で盛り上がる!
今回は晴れてコースもドライ!
参加クラスは年代別のMM40にエントリーし走行時間は約30分。
1周目のここの登りで先頭に出てしまい焦る、その先の舗装区間で風よけに使われるのが目に見える・・・
2周目で舗装に下りる所でチェーンが外れて直すためにストップし集団から遅れてしまう。
トレーニングの時は一度も外れたことが無かったのに、レースってやつは!
コース中に設置されるシケインはバニーホップもどきでクリア!
これもイチゴの段ボールを使ってコソ練してたのですが、乗車姿勢の低いドロップハンドルでは前輪を25cm以上引き上げるが大変で、サスペンションの反動を利用できるマウンテンバイクとはちょっと違ったアクションが必要なことがわかりました。
少しずつ順位を取り戻して行くも舗装のペダリング区間はもう脚がいっぱいいっぱい。
出走12名中3位でゴール。
オンザロードクラブメンバーの皆さんには朝一のレースでまだ寒い時間から応援して頂いたおかげで頑張れました!
ありがとうございました!
グラベルロードバイクで参加してみて、ペダル踏み踏みのパワーコースでかつカーブからの立ち上がり加速が必要なコースではその安定性からくる加速感の鈍さは否めず、またカーブの最中にペダルを漕ぐと地面に当たることがあるため慎重になってしまった。
シクロクロスレースで上位を目指すようになってきたらシクロクロス専用バイクが欲しいですね。
一台のバイクでグラベルライドからシクロクロスレースまでワイワイ楽しみたいならグラベルロードバイクはありです!
オフロード走行で安定性があって転びにくいのでシクロクロスの初心者にはむしろおすすめで、なんでもできちゃう万能バイクですね!