雨中行軍!!最東端を目指して!!
明け方に雨は止み、絶好のサイクリング日和になる!! ・・・はずだった。誰もが天気予報を基に、そうなると確信していた。
しかし、願いも虚しく11時間雨にどっぷり浸ったライドで膜が閉じた。
こんにちは、堀越です。
主役になるはずの新人スタッフ増井君が途中退席した、4月の新歓ライド。一月を経て、新人研修ライドに改名してつくば・守谷店スタッフ総出でライドに繰り出してきました。
絶対晴れると信じてたメンバーの中にはは、一切防寒装備を持たない者も。
晴れるとは思いつつも、窓の外の降り続ける雨を見て、念の為に「即席レインコート」を作成。
ゴミ袋とガムテープで1着1分で作成。ガムテープで余分なゴミ袋の隅を固定しエアロ効果を狙います!!
安全なライドを祈願し、永島が一日署長に就任!!
7時いよいよ出発です。
途中で渡邊・守谷店 色川、向井の両名とも無事合流し8名で目指すは、「本州最東端・銚子」へ。
この後のライドがこんなに壮絶なものになるとは誰もが想像できずに笑顔です。
足並みの揃った集団は、均等にローテーションを繰り返しながら巡航し、つくばを出発し4時間程、距離にして110キロを過ぎた頃、終始雨に当たりながらも銚子も街が見えてきました。
各々昼食の海鮮ランチに期待値が最大に達する昼時に無事到着!!
前回の新歓ライドでは主役になるはずだった、増井氏。折り返し地点ではまだまだ余裕の表情であります。
ライドが困難を極めだしたのがここからであります。
跳ね返りで全身泥だらけになった状態では、飲食店への入店は失礼かと港湾の公衆トイレをお借りして、全力で身なりを整えますが、濡れたウエアに潮風があたり体感温度が一気に下がってゆきます。
それに加え汗冷えが追い打ちをかけます。
これまで休憩無く走り続けていたため発汗と気温の絶妙なバランスがとれていましたが脚を止めた瞬間から危機が近づいて来る雰囲気を感じます。
脳裏には映画『八甲田山』雪中行軍のシーンがかすめてきます。
5月の温暖なはずの銚子で低体温症の心配をするとは・・・・
残す復路の100キロが不安でたまりません。
いよいよ昼食に贅沢など言っている余裕はなくなってきました。
真っ先に目についた銚子漁港直営の「万祝」さんに入店です。
店内のビニールクロスの床に、合成樹脂の椅子が何よりもお店を汚す心配が無く安心してお邪魔する事ができました。
1000円を切るお値段で充分なボリュームの定食。
味も美味しかったはずですが、あまり冷えた体に気がとられ、記憶にないのが残念です。
食事中の会話も今となっては思い出せません・・・・・
本当は銚子灯台で折り返したかった・・・・・そんな当初の想いも消え
1秒でも1メートルも無駄にせず帰りたい
写真に収められたのは昼食まで、
その後は日没と残された体力を考えながら、無駄のない走りで全員無事の帰宅を果たしました。
無事帰宅し湯船に浸かりながらこの日を振り返ると、いい経験ができたなぁと感謝の一日でした。
一人であれば銚子までの到達は愚か、スタートすらしていなかったかもしれない・・・
みんなの協調があって成り立ったライドあり、新人・増井氏の急成長も肌で感じる・・・・
『仲間とのロングライドって愉しい』
自分が自転車を乗り始めた頃の原点を思い出せた1日でした。