餃子パリパリ!!鎖骨ポッキリ!!【スタッフライド】

スタッフライド

”この峠を越えれば、そこは自転車パラダイス栃木県”

こんにちは、堀越です。
2月最後の定休日、今月のスタッフライドはお隣 栃木県に1年ごしのある目的を果たすためのライドにいってきました!!

隣の芝生が青く見えるように・・・

自転車に乗っているとお隣の栃木が色々と羨ましく思える場面があります。雄大な山岳風景だったり、素朴ながらも美味し食べ物だったり、朴訥ながらも人情にあつかったりと、そんな憧れを抱く栃木に遠足ライドです。

茨城/栃木の県境

背後に見える筑波連山を超えて、小さな峠の頂上が茨城/栃木の県境になります。つくば市内からも最短コースをとれば自転車で2時間程で自転車パラダイスに越境出来てしまいます。

栃木と言えば・・・ とちおとめ でしょう!!

まず最初の休憩スポットは、『道の駅 茂木』の手作りアイスコーナー。

茂木の完熟イチゴを使用した「おとめミルク」

季節ごとにフレーバーは入れ替わりながらも20種類近いアイスが楽しめます。アイスは、奥の工房で一から手作りしており、素材本来のシンプルな美味しさに、一度に3つ4つ食べても飽きないくらいです。
冬場にのオススメは、茂木の完熟イチゴを使用した「おとめミルク」

オーダーが入ってからイチゴを潰し、ミルクアイスと混ぜ合わせて作られる、いちごのシャキシャキ感が絶妙です!!

余談ですが、上の写真のスタッフ永島は唯一カップで注文、サウスポーなのでみんなで並んで食べると左肘がお隣さんに当たってしまう事への小さな配慮なのか・・・その真意はいかに!?

美味しものを前にして、自然と表情もほころびます~
『道の駅 茂木』の手作りアイスコーナー


茂木を後に、西に30㌔ 小一時間のライドで県都 宇都宮へ!!
JR宇都宮駅前の駐輪所にチェックインです。
JR宇都宮駅前の駐輪所

さすが自転車の街 有人の駐輪所ながら、当日4時間までは無料。
管理人のおじさんも、ロードバイクの止め方に気遣って頂き、安心してバイクを預けて向かう先は・・・

栃木と言えば・・・ 餃子 でしょう!!

宇都宮駅ビル内の「味噌と餃子の店 青源 パセオ店
かれこれ10年以上前に通り掛かりに食べたのを機に、栃木を通過する際には遠回りをしても立ち寄りたいお店です!!
「味噌と餃子の店 青源」 パセオ店

本業は造り味噌屋という事で、餃子の街 宇都宮ではちょっと変わった存在かもしれませんが、その味噌と餃子の相性がツーリングで汗をかいた躰に優しく浸透すんですね~

【ネギ味噌餃子定食】
餃子もさることながら定食についてくる具だくさんの味噌汁が美味しい、さすが味噌屋だけのことはあります!!
ネギ味噌餃子定食

【青源水餃子】
これまた味噌汁のように見えますが、下味に酢と生姜が効いていて、そこに餃子の肉汁が混ざりあうと唯一無二の美味しさです!!
青源水餃子

餃子+味噌餃子+水餃子 過剰にエネルギーを蓄積し寝入ってしまうほどの満腹感。駅直結なので輪行前提なら、ビール同伴でさらに美味しく餃子を楽しむ手立てもあります!!
寝入ってしまうほどの満腹感

残されたミッション、魔の鬼怒川下り

忘れもしない、2017年2月2日 その日は朝から強い北風が吹く冬晴れの日だった・・・・・
行きは向かい風を我慢しながら北上し宇都宮で餃子を食べ終え、帰りは北風に乗って楽々つくばに戻れる算段であった。

当日の辿ったコースをガーミン上でトレースしその現場に還り立つ。
コースをガーミン上でトレース

現場は宇都宮を出て40㌔、つくばまでも40㌔とちょうど帰路の中間地点であった。
結城市の鬼怒川サイクリングロード・折からの北風はいつしか西風に変わり田畑の土埃を巻き上げ、横風に煽られながら時速10キロの走行もままならない程になってしまった。

とその時、自転車上では経験したことのない突風が突き当たりハンドルをさらわれブレーキをかけても静止不能なまでに西風が背中を押してくる、空の缶が転がるくらいちっぽけにヨロヨロと土手から垂直に転げ落ちる、落差にして3m位か。

「ボコっ」鈍い音
右肩に異様な膨らみ、、、、、

右鎖骨骨折&靭帯断裂      〈これは再現画像〉
右鎖骨骨折&靭帯断裂 
人生初の骨折だが サイクリストとして少し泊がついた気がした。
当日はDi2だった事も幸いし、落車後の40㌔も自走で生還した。その後の病院でのレントゲンを診て、自分は痛みに強い人間かもと妙な自信がついた。

「いやもとから強いのではなく、これまでのトライアスロンやマラソン・そして自転車が少しづつ忍耐力を醸成してくれたんじゃないか」と入院中病室の天井を見ながら考えていたことを思い出す。

怪我は不運かもしれないが、不運を引き寄せる傲りがあったとも反省。もっと大きな事故や他人を巻き込まなかっただけでもありがたいと、健康に動ける事を一考させられた栃木の風に感謝しました。

あれから1年、鬼門になってしまった2月を無事に終えるにあたり、またその地に還り立つ事で一年の無事を祈願するミッションを果たせました。