クロスバイクを乗り始めた方必見!車輪のはずし方【前輪編】

クロスバイクを乗り始めた方必見シリーズ、3作目は車輪のはずし方。

↓↓過去の記事↓↓

https://otr.jp/item-blog/crossbike-chain-cleaning/

https://otr.jp/item-blog/how-to-inflate-a-bicycle-tyre/

車輪の取り外しが出来るようになると、パンクの修理から洗車メンテナンス、車載してのお出掛けなど自転車ライフの幅がいっきに拡がりますので、ぜひともマスターしましょう!

道具を使わずに車輪がはずせます

スポーツサイクルとママチャリ(実用車)では、工具なしで車輪が脱着出来るかの違いがあります。スポーツサイクルは、初めて扱う方でも簡単に車輪の脱着が可能です!!

近況のクロスバイクにおいては、車輪の固定方法もいくつかの方法があり混在していますが、今回は今後主流になるであろうスルーアクスルタイプ(上段)のものでご案内します。
スルーアクスルとは車輪とフレームを固定するシャフト(車軸)部分の呼び名です。

どんな仕組みでとまっているの!?

わかり易いように車輪のない状態で、スルーアクスルだけを通してあります。
レバーの反対側から見てみましょう!!

スルーアクスルの先端がオスネジに切られており、車体フォーク側がメスネジの受けになってねじ込まれて固定されます。

シャフトとフォークの貫通穴は高い精度で組み付けられているので、経験や握力の差などに関係なくどなたでも安全に正確な位置で車輪が固定できます。

作業にとりかかります!!えっ、もう終わり。

これが実走行出来るレバーが固定さてた状態です。
折り畳まれたレバーの内側に2.3本指をかけて手前に立てるようにレバーを引っ張ります。

180°レバーを開放すると、締め付けていたテンションが抜けて脱力した状態になります。
あとは蛇口を撚るのと同じように反時計まわりに回転させればシャフトがフォークから離脱します。

離脱し引っかかりのないシャフトは空転するので、あとはそっと手前に引き寄せます、ここまでの過程で力を要する動作はないので女性の方でも心配は無用です。

シャフトの取外しが完了です!!
作業開始からここまで30秒弱でしょうか!!

ここで一度、作業の態勢を立て直して、車輪に手を添え軽く地面に押さえつけます。
車輪はそのままの状態で、自転車本体をハンドル中央付近から上方向に軽く持ち上げるだけで完了です!!

取り付け方法は、これまでの展開を逆に辿っていただければ元に位置に車輪もスルーも収まります。

最後にもう一つやっておきたいこと

車輪を外したディスクブレーキ本体には、本来噛み合うローター分の隙間ができてしまいます。
この状態でブレーキレバーを握ってしまうと、油圧式ディスクブレーキの場合、最初に設定してた位置にブレーキパッドが戻らなくなってしまいます。

不意にレバーを握ってしまっても壊れる事はありませんが、戻すのにも手間がかかるので予防策をしておきましょう。

パッドスペーサーと呼ばれるプラスチックの板をローターの代わりにブレーキ噛ませておきます!!(ワイヤー式・メカニカルタイプのディスクブレーキの場合は不要です。)

左右関係なく、空いてる隙間にすっと押し込んであげ、パッチっとハマればOK!!
スペーサーが入っていればレバー操作をしても問題ないので、お掃除や車の積み込み時などはぜひ活用ください。

次回はクイックレバー式の後輪を脱着したいと思います。